美しいきもの

2017年11月18日 (土)

日本の美と装いを考える あなただけの逸品




とても幅広く織られたものは
今では、ほとんどお見掛けしない
「丸帯」

豪華で重厚さがあり、帯にお仕立てをしますと
表だけ見れば、袋帯と変わりないように見えますが
袋帯と違う所は、幅広く織られた丸帯を半分に折り
帯仕立てをする為、両面ともに
表として使って頂けるのが特徴です。





昔は、礼装用の帯といえば「丸帯」と言うほど
留袖などにも締めておられたそうです。

現代では、袋帯が主流になり
締めておられる方も、少なくなりましたが
それでも「丸帯」は、お振袖や
白無垢・色打掛の掛下帯といった
婚礼衣装として使っておられる方が、
多くいらっしゃいます。

舞妓さんの帯も「丸帯」ですが
やはり締めておられるのを見ると
どの角度からも柄が出るので、
とても華やかさがあります。





また「丸帯」は、同じ文様のものを
2本使うと打掛をお仕立てすることも可能なので
現在でも、花嫁さまに作られることがあるんだとか。
女性なら一度は憧れるこの華やかさは
「丸帯」にしか出せない輝きです。
年々、織れる職人の方も減っている為
「丸帯」も素晴らしい作品が
希少なものとなりつつあります。

そんな「丸帯」をぜひ
ご覧いただきたいと思います。
展覧会は、11月20日(月)までの開催です。
どうかお遊びにいらしてくださいませ。

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2017年11月 3日 (金)

お着物でご来店




本日、颯爽と素敵なお着物姿で
ご来店くださいましたお客様
「お茶席の前に、
どうしても見てほしくて!来ちゃいました!」
と仰ってくださり、私共の為に
上方銀花へ寄り道してくださいました。

お召しになられていらっしゃるのは
誉田屋源兵衛の帯とお着物で
今回、初めてのお召しなんだそうです。




袋帯は、
三熊思考氏の「桜」を帯で表現された逸品もの。

江戸の中期に桜に魅了され、
その生涯を桜を描く事だけに捧げた画家たちがいました。
創始者の三熊思考は、桜は日本にだけ咲く美しい花と考え
それを描くことを国を愛する自分の使命として
各地の桜を尋ね、研究史しながら描きました。
絵の中に桜以外のものを描かない、
桜の種類による枝葉の姿を描き分けるなど
「桜一筋」の愛情は、独特な画風を作り出しています。

箔紙には、兵庫県名塩産の最良の和紙が用いられており
独特の味のある『古箔』は、深みのある箔で
角度によって様々な表情を見せてくれます。



日本の繊細な自然美を帯で表現するのは、
不可能に近い事。
織だけで、桜の花びらの透き通るような
美しい表現ができるのは、素晴らしい帯の
数々を作り上げてこられた誉田屋源兵衛の
熟練した職人が成せる技でございます。
そして、織り上がった「三熊思考の世界」は
1枚の絵画でもあり、美しい帯の一言。



今回は、灰桜色の銀通しのお着物と
ピッタリとはまり帯締め・帯揚げを
紅葉色にすることで秋らしい装いに
お召しくださっておりました。

春になれば、この小物をキレイなピンクや
若草色に変えようかな〜と考えたりと、
お色味でガラリと雰囲気も変わります。
小物を変えるだけで愉しんで頂けるのも
お着物の楽しみにひとつでございますね。

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2017年10月21日 (土)

柳崇:作 「渋木地吉野間道・九寸帯」







先日お納めさせて頂きました
柳崇先生:作
「渋木地吉野間道・九寸帯」




こちらの帯は、お着物好きなお客様が
「大人の着物 コーディネートブック」にて
柳崇先生の奥様が締めておられた帯をご覧になられ
ご注文くださいました。

その時は、鮮やかなブルーの無地に
こちらの帯を締めて
とてもスッキリとした着こなしをされておられました。





今回の「渋木地𠮷野間道」は柳先生の中でも
最高の出来だそうで、品のある光沢が美しい
本当に素晴らしい帯が完成致しました。
吉野間道は、白地に織り上げられた浮き縞が美しく
締めたときの織と絹糸の艶やかな光沢の絶妙なバランスが
柳先生にしか出せない風合いです。

やまももの皮の渋木を使い染めておられるので
時間と共に、お色が濃くなり風合いが増してゆき
時の流れを感じながら、変化を楽んで頂けるのも魅力的です。



先生曰く、玄人の方が選ばれる通の帯なんだとか。
いつもお着物を素敵に着こなしてくださるお客様ですので
私共も、どのようなお姿を拝見できますのか
今から楽しみです。



柳崇先生のご注文は、いつでも承っておりますので
お気兼ねなく、ご相談くださいませ。

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2016年1月18日 (月)

可愛らしいお着物姿

昨年のブログでもご紹介致しました「七五三のお着物」

皆さま、覚えておられますでしょうか。

そのお着物をご注文くださいましたお客様が

七五三の時に撮られたお写真を、お持ちくださいました。

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ご家族のお写真は皆素敵な笑顔で

お客様も、お嬢様も上方銀花で揃えてくださったお着物です。

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そして、姉妹揃ってとっても可愛らしい姿

お客様が、一人一人のお孫さんの雰囲気に合わせて

選ばれたお着物。

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お姉ちゃんが、赤の総絞りのお着物

妹ちゃん、黄色に大きな梅の花模様のお着物

 

2人の雰囲気に本当に良くお似合いですね。

 

 

七五三のお着物というのは

子供の成長を祝い、願う祖父母・親にとって

大切なお子様の晴れ姿。

 

その強い気持ちが込められているからこそ

お子様自身も、今後、成人になっても

「七五三の時の着物は、

私の為に選んでくれた特別なもの」だったと

強く思い出に残ることと思います。

 

可愛らしい姿をどうも有難うございました。

いつも私達に、元気なパワーくれるお孫さんの

健やかなるご成長を、これからもお祈りしております。

 

 

 

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上方銀花は、七五三・十三参り・成人式・・・

お子様の成長と共に、お客様のご要望にお応えできるよう

いつでもご相談を承っております。

もし、どこで買えば良いのか、相談したらいいのか

悩んでおられる方は、お気兼ねなくご連絡をくださいませ。

 

お待ちしております。

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2015年12月21日 (月)

七五三のお着物

先月まで、ご要望が多かった
お孫さんの為に初着を七五三用に
身上げのお仕立て直しをしてほしいというご注文。
七五三の沢山の可愛らしいお着物が
上方銀花へと届けられました。

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こちらの可愛らしい黄色いお花のお着物は、
いつもお世話になっているお客様が
3才になる女の子のお孫さんの為にお誂えくださったものです。
お袖には、鮮やかな朱色を入れて
ぽってりとお袖をたっぷり使い
とっても女の子らしい華やかなお着物に。

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もう一つのお着物は、男の子です。
こちらは、「上方銀花オリジナル」で
お客様のお好きなお色に染めて作られた四つ身の初着を
五歳のお祝い着にお仕立て直しをしたものです。
こちらも、着物のグレーと羽織の深緑が
粋でありながら、子供らしい上品さも兼ね備えており
袴を合わせると更に凛々しく逞しいお姿に。

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実は、裏も上方オリジナルでお染めしたものを
使っております。

初着は、新しい家族の誕生を喜び、健やかな成長を
心から願って誂える祝福の着物です。
そのお着物を、子供が元気に大きくなり
七五三を迎えるにあたり
子供に合わせてお仕立てを致します。

初着には、一つ身と四つ身にお仕立てする方法があるのですが
四つ身にお仕立をした初着は、
三歳のお祝いの時には結び紐をはずして
お袖を丸く縫い直し、肩揚げ、また2重の腰揚げをして、
5~7歳までお召しになることができます。
7歳のお祝いには、二重に揚げた腰揚げをはずし、
成長に合わせて一重に揚げ、本仕立ての帯を締めて、
しごきやはこせこを合わせて一層、
雅やかで晴れやかなお姿に。
背中に縫い目のない一つ身の着物には、3歳までなら
お召しになることが出来ます。

七五三は、子供の成長を祝い、また願う
お子さまの健やかに成長していくための節目です。
沢山の父・母・祖父母
お子さまを見守ってくれている
周りの方々の願いが込められた御祝ごとです。

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2015年7月12日 (日)

品川恭子先生よりお手紙と本が届きました

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品川恭子先生よりお手紙と本が届きました。

本は、清野さんが書かれたもの。
以前に出たものから、先月に発売されたものまで
どれも、品川先生の素敵な作品が載っております。
上方銀花でも、お客様よりご注文を承り
お作り頂きました作品も何点か載っておりました。

品川先生の作品は
先生らしいすっきりとした意匠で
色彩もこだわりの品川先生にしか出せない優しい色合い。
お着物にしても、帯にしても
女性をしなやかで艶やかに引き立ててくれます。

そして、とてもお心が込められた温かいお手紙には
文字から、文章から
品川先生の優しいお人柄が染みてくるようです。

上方銀花でも、作品と先生のお人柄に
沢山のファンの方が魅了されてこられました。
これからも、品川恭子先生の作品を
拝見出来ますのが楽しみでございます。

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3冊のうち一番新しいものは、
「折にふれて」今年6月に出版されたもの。
春夏秋冬の四季を通し
ミセスに載っておりました美しいお着物の数々・・・
きものにまつわる折々の情景や思いを、
柔らかな筆致で綴られた清野恵里子さんの本です。

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2015年4月19日 (日)

うれしいお客様

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本日は、素敵なお客様が誉田屋源兵衛の展覧会をご覧に
わざわざ東京より、お着物をお召しになられて
お友達とご一緒にご来店くださいました。

なんと、お着物は「柳崇先生」「浦野理一先生」の作品。

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浦野先生のお着物は、
先生独特のこっくりとさせたような臙脂に、金茶の縦縞が
織りだされた、今となっては貴重な経節紬のお着物。
とっても可愛らしい染帯に、
唐辛子の模様が入ったからし色の長襦袢で
全てのモノにこだわった遊び心のある
素敵なお着物姿でございました。
お客様のイメージにピッタリです。

 
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そして、柳崇先生のお着物は2~3年越しにて
先日、やっと納品させて頂きました
「矢車地上下段熨斗目」でございます。

実際にお召しになられた姿を拝見しますのは初めて。
お客様の為に、柳先生が作られたお色は
グレーは、薄墨を使われた繊細で淡くやわらかく、
深緑を何度も何度も色を重ね作り上げられた緑色が
大変深みがあります。
また、織りと光沢の美しさが素晴らしく
トロンとしたしなやかな動きが、とても上品でございました。
長襦袢は、誉田屋源兵衛の「身護り襦袢」のあさみどり色。
こちらの長襦袢は、とってもスルッと滑りが良く
程よい重さがあるのでお召しになられると
とっても着心地の良さを感じて頂けます。
そして、帯は龍村平蔵先生の昔の帯だそうで
古典的な形でありながら、色合いが綺麗なグリーンにまとめられ
とっても良くお似合いで格好よいお姿でございました。

朝に雨が沢山降っておりましたので心配でありましたが、
お天気に恵まれて良かったです。
また、お遊びにいらしてくださる日を楽しみに・・・

とっても楽しい時間を頂戴致しました。

ご来店有難うございました。

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2015年4月 7日 (火)

柳崇 熨斗目振袖で成人式 

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こちらのお写真。
お客様より届いたものです。
皆様、この振袖覚えておられますでしょうか。

約4・5年前にお納めさせて頂きました、柳崇先生のお振袖です。
高校を卒業なさるお嬢様のために、早めに成人の日を
迎えるご用意にとお誂え頂いたもの。

そのお嬢様が、今年に成人の日を迎えまして
待ちに待ったお披露目となりました。
とても美しく、良くお似合いであのお嬢様が、
美しく成長された姿に感慨もひとしおでございます。

お色目はお母様がお考えくださり、
柳先生にバランスよく配色をして頂きました。
また糸の艶が美しく、草木染めの綺麗なお色が
肌と馴染むので、華やかでございます。
大きめの格子を地紋に織り出し、熨斗目の横段や藍の細かな
文様を絣で表しておられます。

帯を紫や、帯揚げをブルーにされているのも
お色あわせがとっても素敵でございますね。
人生において大切な節目の日を、
柳先生のお着物でお迎えになるお嬢様はお幸せですね。

お着物が大好きでおられるお母様の長年の夢と
お嬢様を大切に思われる気持ちが入った逸品。

柳先生が織り出した贅沢で、相手を思う温かい気持ちが伝わってきます。

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2014年12月23日 (火)

素敵なお着物姿でご来店/柳崇 鎌倉間道の帯

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柳崇先生の作品より嬉しいご縁を頂きましてから
いつもお世話になっておりますお客様
先月、東京よりご来店くださいました。

素敵なお着物姿でお越し下さいました。
なんと言ってもこちらの帯は
お客様たってのご希望で柳崇先生に特別お誂え頂きました
「鎌倉間道」の帯でございます。
蘇芳色がとっても素敵で良くお似合いです。


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鎌倉建長寺所伝といわれ、
「鶴岡間道」とともに、
鎌倉時代に入ってきたと思われています。
太い縞と細い縞が、地厚に粗く織られた織り風が大変素敵で
地色の美しさ、文様の洗練、織りの精工は
柳崇先生にしか出来ない卓越したお仕事が伺えます。



そしてこの日は、もう一つ大切な事がございました。
これもまた、柳崇先生のお作品。

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永い間、お待ち頂いておりました
「段熨斗目訪問着」がやっと出来上がりまして
忙しい中、作品のお迎えの為、お越しくださいました。
お客様をイメージして制作された作品は
一つ一つを丁寧に作り上げられたお色から、織り方まで
全てに柳崇先生の繊細な美しい仕事が凝縮されております。
少しばかり、お写真ご紹介させて頂きますが
また後日、改めてご紹介させて頂きますね。


とっても感動してくださり、
私共も、嬉しい気持ちでいっぱいです。
いつもお忙しくアクティブにご活躍され
お着物をステキに愉しんでおられるご様子が、
ますます格好よく感じられた本当に嬉しい日となりました。

またごゆっくりと、着物談議に花を咲かせることが出来ます
ことを楽しみにしております。
どうも、有難うございました。

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2014年9月27日 (土)

稲葉賀恵さん マイ・フェイヴァリット~きものに託して~

 

Yanagi2
昨日9/27に発売致しました、
稲葉賀恵さん:著
「マイ・フェイヴァリット~きものに託して~」という書籍。
稲葉賀恵さんの初めての語りおろしです。


稲葉賀恵さんと言えば、ミセスなど
数々のファッションデザインで第一線を駆け抜け
世の女性達を虜にさせて来られました。
その稲葉さんが、着物に託して遺したい
良き文化についてを語っておられます。
その本には、柳崇先生、品川恭子先生や
浦野理一先生・伊兵衛織など…
稲葉賀恵さん好みの素晴らしいお着物・帯を着ておられ
どれもうっとりと見とれてしまう様な、
素敵で品格ある美しいものばかり。


Yanagi

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そして、第5章の「お茶ときもの」の中に
稲葉賀恵さんが着ておられた
柳崇先生の訪問着「矢車地遠山」は
実は、稲葉賀恵さんよりご注文を承り
上方銀花が、お納めさせて頂きました作品なんです。

若い頃から、柳崇先生の父・柳悦博先生の作品を
拝見されており、とてもなじみ深いものだったそう。
そして、その中でも父・柳悦博先生の作品で
訪問着「矢車地遠山」にとても憧れを抱いておられたそうです。
今回は、その稲葉さんのご希望もあり、
特別に柳崇先生に作品を作って頂ける事となりました。

柳崇先生が、稲葉賀恵さんを想ってつくられた
今回の「矢車地遠山」は
控えめなグレーの中に、遠山が浮かび
何種類もの糸を使い、綴れで表現されております。
糸のお色・つややかな光沢はもちろん
その遠山は、小さい中に一つ一つの色をこだわり、
見とれる程繊細な仕事が凝縮されています。

父・柳悦博先生から受け継ぎ
糸選び、撚糸、精練、糸染め、織り全ての理念のもと
作られた「矢車地遠山」は柳崇先生にとっても
初めて制作した特別な作品。

稲葉賀恵さんが、締めております
初代・龍村平蔵「名物いちご裂」帯と良く合います。


稲葉賀恵さんのお着物や様々な事に対する考え方が
どれも心があり、温かみがあり、
何よりも純粋な「好き」って気持ちを再認識させてくれる
素敵な本でございました。

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