作家の『手』

2019年11月10日 (日)

十時孝好の『手』

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現在、先生は富士山の麓の丘陵地の頂上にある
自然あふれるアトリエで制作をされている十時孝好先生。

東京藝術大学の油画を卒業後
現代美術が華やかなニューヨークに渡り、
最前線の空気を取り入れながら
日本の美術界に颯爽とデビューしました。

そして、文化出版局 季刊誌「銀花」で
取り上げられる前から
十時先生の作品を追いかけ続けた
上方銀花のオーナーである神立にとって
十時先生は、憧れの存在でした。

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十時孝好先生は作品について
「主体は、絵や彫刻であり
絵・彫刻そのものが
素晴らしいと思ってもらえるよう
人間の身近にあるいきものとして
ウサギやウマ、ネコ、イヌに表現し
言付けているんだよね。」と
仰っておられました。


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ウサギであり
人間のようでもあり
でも、擬人化ではない。
絵として、木彫として良いものを生み出す為
素晴らしいと思ってもらえるものを
先生は、常に作り続けておられます。

 

 

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2019年9月21日 (土)

PASTSIX 鳥居佐衣の『手』②

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昨日より、PASTSIX 鳥居佐衣レザーウェア展を開催しております。
今回も、お客様からのご要望も多かったので念願叶っての開催。
新作もたくさん届きました。

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鳥居先生の手にかかると、今までの革のイメージが変わり
様々なスタイルを提案してくださいます。
レザーというとハードなイメージがありますが、鳥居先生のデザインは
女性らしいエレガントなラインで、カシミアのような軽い着心地。
シャネルやロエベと同じ選りすぐりの高品質で軽くてしなやかな皮を
使用しているのでコートやジャケット・パンツ・スカートなど
どのウェアでも、身体になじみ美しく身体にフィットします。

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どんな事もアンテナを張り、新しい風を掴み
それを作品に生かされた鳥居先生ならではの斬新なデザインは、
レザーの可能性を広げ、芸能人の方をはじめ
多くのオシャレな方々に愛されてきました。

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鳥居先生は、明日22日(日)までの御在廊でございます。
ぜひ、ご高覧くださいませ。

 

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2019年9月10日 (火)

グラステーラー吉田直樹の『手』

Photo_20190910202401 メガネ職人の吉田直樹先生は
旅行会社へ5年間勤め
その後、メガネ業界へと転身。

 

Img_2415 そして、福井県鯖江にてメガネの修行を積み
2006年にオーダーメイド専門の
背広のようにメガネを
仕立てたいという思いから立ち上げられたお店
「グラステーラー」をオープンされました。
今では、日本各地を飛び回り
精力的に活躍されていらっしゃいます。

 

Img_0797 約100種類あるメガネの形をした
「生地サンプル」を実際にお顔に合わしながら
選んで頂くオーダーメイドメガネ。

 

吉田先生の『手』に持たれたメガネは
左のメガネ生地の板を削ってゆき
右の形に成形されたもの。
親身に、1人1人の顔の幅、形、目の位置
そして雰囲気など…細かく的確に
その方に合わせたアドバイスをしてくださいます。
「カウンセリング」
「顔サイズの計測」
「視力検査」
「デザイン製作」
「フレーム製作」
「フィッティング」等の全作業を
してもらうフルオーダーは
他にはない自分だけのメガネとして
愛着が沸く事でしょう。

 

Img_2402 メガネに悩んでおられた方や
今までにない新たな自分を発見された方
そして、若返りやお顔のリフトアップ効果等…
メガネの中に詰め込まれた緻密な計算と
吉田直樹先生のセンス溢れるデザインは
多くの方を幸せにしてくれます。
Img_2407 今展は、14日(土)までの開催となりますので
ぜひ、ご高覧くださいませ。

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2019年7月15日 (月)

角居康宏の『手』

 

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↑学生時代はラガーマンだった角居康宏先生の『手』
とても厚いです。

 

2年前の金沢にて開催された
「KOGEI アートフェアKanazawa 2017」が
角居康宏先生との出会いでした。

 

先生が作られた錫のお重箱の作品がとても美しく
目を離せなかったことを思い出します。
そこから、念願であった個展を
開催して頂けるまでになりました。

 

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角居先生が創り上げる錫器は
直線的な金属の硬さだけでなく
曲線を意識された柔らかさも感じ
今までにない造形作品も手掛ける
角居先生ならではの
美しいフォルムが魅力的です。

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2日間御在廊くださり、作品について
お客様のアイデアを聞き、
そこから発展した閃きのお話をされ
また、どんどん違う引出しを開けてくださるので
話の花が咲き続けておりました。

作品に対して、錫と向き合いあれこれと考えながら
色んな事を試し、発見を繰り返し
誠実に制作を続けておられるからこそ
どんな時でも、作品の構想を
考えておられるのだと思います。
丁寧に誠実に作られていることが
作品から伝わってくるようです。

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先生ご自身も、あったかいお人柄で
上方銀花のお客様方も
とても楽しまれていらっしゃいました。

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2019年6月 3日 (月)

戸津正勝の『手』

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戸津正勝先生は、1942年京都西陣の京染職人の家に生まれました。
そして、早稲田大学大学院にて政治学研究科を修了し
1970年以降、地域研究のため、
インドネシア・タイ・中国等の民族世界を毎年調査で訪問。
50年に渡って、王宮ファミリー宅へ自ら足を運び
「王宮バティック」を求めて民族資料を収集されてきました。


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そのなかでもインドネシアのバティック(ロウケツ染)
イカット(絣織)を中心とした服飾コレクションは
5000点にも及び、その量、質とも日本最大であります。

 

またインドネシアのバティックが世界の民族服飾として
最初にユネスコの世界無形文化遺産に認定されたのも
この分野における戸津先生の
活躍による貢献が大きく影響されたそうです。

 

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戸津先生のお話は、大変興味深いものばかりで
私たちが知らないインドネシアの文化を
知ることが出来たように思います。
その中でもバティックには、
日本でいう吉祥文様が使われていたり
模様によって、様々な意味が込められていることに
とても日本と近い文化を感じる事が出来ました。

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2019年1月29日 (火)

赤地径の『手』




人間国宝・赤地友哉をもつ
漆芸一家で育ってこられた赤地健先生は、
あえて作陶の道を選び79歳となられた今でも
現役で、前へと進み続けられ
その力強さと、独特の「朱」の色・使い方に
海外でも人気があります。




そして健先生の御子息が、
今展にご出品くださった赤地径先生です。



九谷焼の中でも、伝統も残しつつ
モダンなデザインを卓越されてこられた健先生の
エッセンスが受け継がれました。





普段の器は、暮らしにとって空気のようなもの。
そして、楽しむことは心にとって栄養だという考えから
産まれた時から父の器で食卓を囲んで
育ってこられた径先生の作品は
温もりのある彩り鮮やかで、
どれも、使う際に愉しませてくれる器ばかりです。




径先生ならではのモダンな絵付けは
可愛らしく、沢山のファンの方を魅了しております。

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2019年1月25日 (金)

辻村塊の『手』




自然の恵みに囲まれた奈良で生まれ育った
辻村塊先生。
陶芸家である父・辻村 史朗先生のもとで修行し
2000年には、築窯し独立されました。






日本のみならず、ニューヨークにも
多くのファンを持つ辻村先生の
魅力あふれる作品たちは、
上方銀花でもご来店くださった
お客様方や、お店の前を
通られる方々の目を惹き付けています。





史朗先生を思わせる作品の力強さ
そして塊先生らしい独創的な
カタチを感じる感性は、繊細なところもあり
フレッシュさと、勢いを感じます。





今展では、大壺を初め、
粉引や伊賀、信楽の花器や
汲出・向付・皿などの器の作品を
展示しておりますので
ぜひ、ご高覧くださいませ。

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2019年1月22日 (火)

河井一喜の『手』






河井一喜先生の父であり、
師でもある河井久先生は、
寛次郎先生、次いで河井武一先生より受け継がれた
伝統を大切にされて来られました。

次世代へ繋ぐために
御子息の一喜先生にも確実に
河井家伝統の精神がこの『手』に流れています。





呉須や辰砂、灰釉、鉄釉などの釉薬を用いた
いつもみずみずしく楽しくなるような色付けと
モダンな形が持つ安定感が、私たちの暮らしに
溶け込んでくれるかの様な温かみがあり




器はお料理が映え、コップや酒器は口当たりが良く
そして、一喜先生らしい繊細でありながら
大胆な大作も見応え十分です。

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2018年7月21日 (土)

森岡希世子の『手』




先日、森岡希世子先生が
初めて、上方銀花へいらしてくださいました。





小さく華奢な『手』は
とても繊細で透明感のある作品を生み出す
森岡希世子先生の『手』です。



金沢にて作陶されていらっしゃり
おおらかなとっても素敵なお人柄でございました。




器や花器…すべての作品が
光を通してしまうのではないかと
思わせるほどの薄さ。



フォルムの美しさだけでなく
普段使いを考えられた器やカップは
茶渋が付かないように丹念に磨き上げられ
使いやすさも追及されており
使うたびに手に馴染んでいく手触りの心地よさは
森岡先生だからこそのなせる技が作品に詰まっています。
器は、ぜひ手に取り
吸いつく手触りを実感していただきたいです。







また、花器も空間を
演出する美しさに見とれてしまいそう…

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2018年5月24日 (木)

小谷栄次の『手』







倉敷ガラス創設者の小谷眞三先生の
ご子息であり
弟子である小谷栄次先生。




倉敷ガラスとは、複数の職人が息を合わせ行う
一般的なガラス作りの作業工程とは違い
1人で全ての作業工程を行います。

これは、小谷眞三先生が独自に
作業工程を考え
作業道具を開発し作り上げたもの。
そして、生みの苦しみの末に
作り出された倉敷ガラスは
丈夫で割れにくく、余計なものがない、
使えば使うほど愛着のわくガラスの仕事であり
使うことを一番に考えた素朴で誠実なものとして、
今日までに多くの方に愛されてきました。




その倉敷ガラスを継ぐ事は、
苦労の連続だったんだそうです。
初めに「見て覚え、感じなさい」という教えから
眞三先生の作業をジッと
何十時間も見つめては覚えての繰り返し。
ガラスを吹かせてもらえたと思えば、深夜遅くまで
“小鉢のみ”を10年間吹き続ける毎日が続きました。
眞三先生の教えとして
「1つの作品が、きちんと吹けないのに
他の作品が出来るわけない」
と言われたそうです。



それを忠実に守り続け、眞三先生の薫陶と
修行の賜物が、制作に対する姿勢が誠実で
倉敷ガラスに対して熱くゆるぎない思いを持った
栄次先生をつくり上げました。

そして、この『手』から生まれたガラス作品は
眞三先生の愛されてきた部分として
ガラスなのに温かく柔らかい印象を
感じさせる美しさが
栄次先生の作品にも存在しております。

眞三先生の「志」が大切に紡がれていることに
栄次先生とお会いして更に感じました。

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