上方銀花観劇会 その2
毎回、観劇前に舞台裏をみせていただいているおかげで、舞台を観たときのおもしろさが広がってきています。
伝統を守るため、それを支える、それぞれのプロフェッショナルな仕事があります。
今回も吉田玉女氏の計らいで、文楽人形の顔と頭をつくる部屋を見学させていただきました。
公演ごとに役柄が決まると、それに応じて人形師が首(かしら)を整え、床山(とこやま)さんが髪を結います。
その首(かしら)は、次の配役ではまたその役にあわせて整えられます。
20年くらい使うとボロボロになるので、何層にもなった塗りをはがして補修し、また使うのだそうです。
かしらの材料は樹齢60年の檜の丸太を四ツ割にしたものを使い、顔を彫ったあと、耳の前で二つに割り、その両面をくりぬいて目や眉などの仕掛けを入れて膠で張り付け、膠で溶いた胡粉を粗いものから細かいものに変えながら何層にも塗ります。
首(かしら)の種類は40以上あり、他にひとつの役にしか使えない特殊なものがたくさんあるそうです。
人形師と人形遣いが一緒になって舞台をつくり、その時代の文楽をつくり上げていく様子がうかがえました。
伝統が重んじられる世界ではあるようですが、首(かしら)の部屋には以前にはみられなかった若い女性が何人も後継者として活躍しておられる姿があり、そこには新しい風が吹いているようでした。





































































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