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2019年6月 3日 (月)

戸津正勝の『手』

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戸津正勝先生は、1942年京都西陣の京染職人の家に生まれました。
そして、早稲田大学大学院にて政治学研究科を修了し
1970年以降、地域研究のため、
インドネシア・タイ・中国等の民族世界を毎年調査で訪問。
50年に渡って、王宮ファミリー宅へ自ら足を運び
「王宮バティック」を求めて民族資料を収集されてきました。


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そのなかでもインドネシアのバティック(ロウケツ染)
イカット(絣織)を中心とした服飾コレクションは
5000点にも及び、その量、質とも日本最大であります。

 

またインドネシアのバティックが世界の民族服飾として
最初にユネスコの世界無形文化遺産に認定されたのも
この分野における戸津先生の
活躍による貢献が大きく影響されたそうです。

 

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戸津先生のお話は、大変興味深いものばかりで
私たちが知らないインドネシアの文化を
知ることが出来たように思います。
その中でもバティックには、
日本でいう吉祥文様が使われていたり
模様によって、様々な意味が込められていることに
とても日本と近い文化を感じる事が出来ました。

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