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2019年1月

2019年1月29日 (火)

赤地径の『手』




人間国宝・赤地友哉をもつ
漆芸一家で育ってこられた赤地健先生は、
あえて作陶の道を選び79歳となられた今でも
現役で、前へと進み続けられ
その力強さと、独特の「朱」の色・使い方に
海外でも人気があります。




そして健先生の御子息が、
今展にご出品くださった赤地径先生です。



九谷焼の中でも、伝統も残しつつ
モダンなデザインを卓越されてこられた健先生の
エッセンスが受け継がれました。





普段の器は、暮らしにとって空気のようなもの。
そして、楽しむことは心にとって栄養だという考えから
産まれた時から父の器で食卓を囲んで
育ってこられた径先生の作品は
温もりのある彩り鮮やかで、
どれも、使う際に愉しませてくれる器ばかりです。




径先生ならではのモダンな絵付けは
可愛らしく、沢山のファンの方を魅了しております。

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2019年1月27日 (日)

次世代が繋ぐかたち〜松﨑修〜




松﨑修先生は、
上方銀花にて初めて開催した個展から、
5年が経ちました。


生まれた時から益子で育ち、
偉大な父・松﨑融先生の背中を
追い続けてきた修先生。






融先生のように力強く一木から
美しいカタチを刳り抜き
漆を施された独自の「刳り物」を生み出します。



使う人の為に、手に馴染み深い形を作り
漆を何度も塗り重ねることで丈夫に
優しい質感に仕上げて完成された美しい作品は
修先生ならではの「錫」や「青漆」の使い方が
お洒落でモダンな雰囲気を醸し出します。




着実にファンを虜にされる修先生の作品は
残り少なくなって参りました。
ぜひ、この機会にご高覧くださいませ。

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2019年1月25日 (金)

辻村塊の『手』




自然の恵みに囲まれた奈良で生まれ育った
辻村塊先生。
陶芸家である父・辻村 史朗先生のもとで修行し
2000年には、築窯し独立されました。






日本のみならず、ニューヨークにも
多くのファンを持つ辻村先生の
魅力あふれる作品たちは、
上方銀花でもご来店くださった
お客様方や、お店の前を
通られる方々の目を惹き付けています。





史朗先生を思わせる作品の力強さ
そして塊先生らしい独創的な
カタチを感じる感性は、繊細なところもあり
フレッシュさと、勢いを感じます。





今展では、大壺を初め、
粉引や伊賀、信楽の花器や
汲出・向付・皿などの器の作品を
展示しておりますので
ぜひ、ご高覧くださいませ。

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2019年1月22日 (火)

河井一喜の『手』






河井一喜先生の父であり、
師でもある河井久先生は、
寛次郎先生、次いで河井武一先生より受け継がれた
伝統を大切にされて来られました。

次世代へ繋ぐために
御子息の一喜先生にも確実に
河井家伝統の精神がこの『手』に流れています。





呉須や辰砂、灰釉、鉄釉などの釉薬を用いた
いつもみずみずしく楽しくなるような色付けと
モダンな形が持つ安定感が、私たちの暮らしに
溶け込んでくれるかの様な温かみがあり




器はお料理が映え、コップや酒器は口当たりが良く
そして、一喜先生らしい繊細でありながら
大胆な大作も見応え十分です。

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2019年1月19日 (土)

次世代が繋ぐかたち




昨日より開催しております
上方銀花 特別企画展
『次世代が繋ぐかたち』では
赤地径先生、河井一喜先生
辻村塊先生、藤平寧先生
松崎修先生、森岡宗彦先生
柳晋哉先生の多くの作品が
上方銀花に集結し
見応えのある空間になっております。




初日には、藤平寧先生が
ご在廊くださり
お客様方と楽しいひと時となりました。



本日は、河井先生がご在廊くださいます。
ぜひ、お遊びにいらしてくださいませ。

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こちらのお花は、
開廊当初からのお付き合いのある
お客様が、素敵な花束を抱えて
来てくださいました。
花器は河井一喜先生の「藁灰釉五角壺」です。

いつも暖かいお心遣いを有難うございます。

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2019年1月17日 (木)

次世代が繋ぐかたち







これからの「未来」へと繋げてゆけますように…
上方銀花 特別企画展
【次世代がつなぐかたち】を明日より開催致します。
上方銀花に多くの力作が届きました!

会期:2019年1月18日(金)~2月11日(月)

2019年、年初めの個展は
「次世代に繋ぐ二世アーティースト」がテーマ。
父(師)の素晴らしい作品が、
身近にある環境だからこそ芽生えた感性は、
他のアーティストには 無い
無限大の可能性があります。

私も上方『銀花』の二世。
次世代へ繋ぐ為の 架け橋に、
これからの未来へと繋ぐために
今展は、とびっきりの作品が集結しました。
ぜひ、ご高覧くださいませ。

平成最後の新年、私の初めての企画展に
賛同してくださった先生方に感謝を込めて…                       神立麻衣



【出品作家 - 師(父)】



赤地径(陶)  - 赤地健


河井一喜(陶) - 河井久


辻村塊(陶)  - 辻村史朗



藤平寧(陶)  - 藤平伸



松﨑修(漆)  - 松﨑融



森岡宗彦(陶) - 森岡光男



柳晋哉(織)  - 柳崇




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2019年1月15日 (火)

新年のご挨拶




新年 明けましておめでとうございます。

皆様は、良いお年をお過ごしに
なられましたでしょうか。
上方銀花は、長い年末年始休業を
頂戴しておりましたが
本日より、通常営業致しております。





本年は、元号が変わり「変化の年」
上方銀花は、昭和・平成・新元号を
連綿と続くことになりました。
その昔、戦国武将は姿形を変えながら
強く美しく舞う蝶に自分の人生を
重ねたとの言われております。

蝶が吉祥文様として幸せをもたらした様に
2019年は、明るく
跳躍出来る年になりますように…と
願いを込めて中野大輔先生:作
「空のゆくえ」を年賀状に致しました。

本年も、美しい作品をご紹介出来ます様
そして皆様に愉しん頂ける展覧会を致しますので
どうぞ ギャラリー上方『銀花』を
宜しくお願い申し上げます。

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