日本の美と装いを考える あなただけの逸品
とても幅広く織られたものは
今では、ほとんどお見掛けしない
「丸帯」
豪華で重厚さがあり、帯にお仕立てをしますと
表だけ見れば、袋帯と変わりないように見えますが
袋帯と違う所は、幅広く織られた丸帯を半分に折り
帯仕立てをする為、両面ともに
表として使って頂けるのが特徴です。
昔は、礼装用の帯といえば「丸帯」と言うほど
留袖などにも締めておられたそうです。
現代では、袋帯が主流になり
締めておられる方も、少なくなりましたが
それでも「丸帯」は、お振袖や
白無垢・色打掛の掛下帯といった
婚礼衣装として使っておられる方が、
多くいらっしゃいます。
舞妓さんの帯も「丸帯」ですが
やはり締めておられるのを見ると
どの角度からも柄が出るので、
とても華やかさがあります。
また「丸帯」は、同じ文様のものを
2本使うと打掛をお仕立てすることも可能なので
現在でも、花嫁さまに作られることがあるんだとか。
女性なら一度は憧れるこの華やかさは
「丸帯」にしか出せない輝きです。
年々、織れる職人の方も減っている為
「丸帯」も素晴らしい作品が
希少なものとなりつつあります。
そんな「丸帯」をぜひ
ご覧いただきたいと思います。
展覧会は、11月20日(月)までの開催です。
どうかお遊びにいらしてくださいませ。
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