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2017年11月 3日 (金)

お着物でご来店




本日、颯爽と素敵なお着物姿で
ご来店くださいましたお客様
「お茶席の前に、
どうしても見てほしくて!来ちゃいました!」
と仰ってくださり、私共の為に
上方銀花へ寄り道してくださいました。

お召しになられていらっしゃるのは
誉田屋源兵衛の帯とお着物で
今回、初めてのお召しなんだそうです。




袋帯は、
三熊思考氏の「桜」を帯で表現された逸品もの。

江戸の中期に桜に魅了され、
その生涯を桜を描く事だけに捧げた画家たちがいました。
創始者の三熊思考は、桜は日本にだけ咲く美しい花と考え
それを描くことを国を愛する自分の使命として
各地の桜を尋ね、研究史しながら描きました。
絵の中に桜以外のものを描かない、
桜の種類による枝葉の姿を描き分けるなど
「桜一筋」の愛情は、独特な画風を作り出しています。

箔紙には、兵庫県名塩産の最良の和紙が用いられており
独特の味のある『古箔』は、深みのある箔で
角度によって様々な表情を見せてくれます。



日本の繊細な自然美を帯で表現するのは、
不可能に近い事。
織だけで、桜の花びらの透き通るような
美しい表現ができるのは、素晴らしい帯の
数々を作り上げてこられた誉田屋源兵衛の
熟練した職人が成せる技でございます。
そして、織り上がった「三熊思考の世界」は
1枚の絵画でもあり、美しい帯の一言。



今回は、灰桜色の銀通しのお着物と
ピッタリとはまり帯締め・帯揚げを
紅葉色にすることで秋らしい装いに
お召しくださっておりました。

春になれば、この小物をキレイなピンクや
若草色に変えようかな〜と考えたりと、
お色味でガラリと雰囲気も変わります。
小物を変えるだけで愉しんで頂けるのも
お着物の楽しみにひとつでございますね。

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