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2017年10月 3日 (火)

輪島 西端良雄 木工展




数年前より小鼓の胴部分を
制作されている西端良雄先生。

今までの仕事とは違い、
音色を必要とする事に
大変苦労されたそうです。
初めての事で、時間も必要とし
綺麗な形を作ればいいという訳でなく
いくら形が美しくても
美しい音色を奏でなければ
小鼓として使うことは出来ないのです。
現在も、まだまだ試行錯誤を繰り返しながら
10個作って1個
使ってもらえるかどうかの厳しい世界です。



その小鼓に使われている木材が
「山桜」
この「山桜」で作られた新作は
小鼓を作る際に必要とする繊細さが
美しく作品にも反映されております。







「桜線彫盃」





「桜漣カンナ中次」

どちらも、たった一つの線をも
間違える事が出来ない
神経を研ぎ澄ました線が
見事に彫られている
西端先生の渾身の作品です。
「桜線彫盃」は、小鼓と同じ形を
盃で作られたんだとか…
是非、皆様には
実際にご覧頂きたいです。

いつでも、ひたむきに真摯に向き合いながら
挑戦し続ける西端先生。
私共も、益々ご活躍が楽しみです。

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