冨長敦也 つながる彫刻展②
そして、次の部屋へ向かう時
入る前から、鳥のさえずりや虫の声
そして、キーンキーンと高い音が鳴り響いている
真っ暗闇の部屋には、大きな石が照らされ
不思議な空間へ導かれるよう。
照らされた石はなんだか人の形をしています。
そこには、冨長先生が自身の形を削っている様子の映像が
三角に組まれた大きな天辺から映しこまれておりました。
映画監督・亀井岳氏が映像を撮り
冨長敦也先生が、巨大な石を削っております。
初めは、四角い巨大な石
そして、冨長先生ご自身が体になぞり形を描きます
その後、謎の高い音の正体「キーンキーン」と
ひたすら削る音が鳴り響く中、徐々に
季節の変わりゆくのも一緒に感じながら
人の形が現れてきます。
削り終えたら、冨長先生は等身大となった石に寝転がり
身を委ねておりました。
石としての個体から、何か命が宿ったような…
「石」と「冨長敦也」が繋がる20分の映像には
思わず、ドキッとしてしまうほど。
その削った時に出る木っ端で作られた
360体の小さな「Ningen」
大きな「Ningen」
アッサンブラージュも必見です。
豊中市立文化芸術センターも素敵な建物で
冨長先生の作品と大変ピタッとはまっておりました。
ご参加は無料ですので、冨長先生の熱い気持ちが込められた
今展を、ぜひ皆様にもご高覧頂きたく存じます。
「冨長敦也 つながる彫刻展」
会期:2017年9月27(水)〜10月15日(日)
時間:11:00-19:00
豊中市立文化芸術センター (展示室*多目的室)
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