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2017年4月

2017年4月25日 (火)

ゴールデンウィーク休業のお知らせ




春風が心地のいい季節になりました。
いつも上方銀花をお引き立てくださいまして、
有難うございます。


誠に勝手ながら、
4月26日(水)~5月8日(月)の期間は
長いゴールデンウィーク休業を頂戴致します。

5月9日(火)より通常営業致しますので、
今後とも どうぞ宜しくお願い申し上げます。






また、5月11日(木)からは
「オートジュエラー森暁雄 
もっと美しいものを…」を開催致します。
今回は、森暁雄先生の
創作活動50周年を記念して
特別展でございます。

ジュエリーデザイナーとして
大勢の方々を虜にしてこられた50年。
作品は、象牙やべっ甲など
自然素材に、漆・金銀蒔絵や宝石
螺鈿などをあしらった
日本の伝統の技を施すジュエリー。
流行りにとらわれない独自のスタイルは
森暁雄先生にしか生み出せない作品です。



今回の50周年の特別展では
期間は短いですが、森先生の魅力を
存分に感じて頂きたいと思います。
ぜひお楽しみにしてくださいませ。

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2017年4月17日 (月)

上方銀花 春の文楽鑑賞会




4月12日(水)は
上方銀花 春の文楽鑑賞会でございました。

桜の咲く中、外に並んだ色とりどりに
「六代目 豊竹呂太夫」と書かれた旗が
鮮やかになびいておりました。
六代目 豊竹呂太夫さんの襲名披露という事もあり
国立文楽劇場は、人でいっぱいでございます。




今回の演目は、
祖父は山へ柴刈に / 祖母は川へ洗濯に
「楠昔噺」
そして「曾根崎心中」です。

二代目・吉田玉男さんは
「楠昔噺」にて、祖父徳太夫役です。

家族愛・若い男性と女性の純粋な愛
それぞれに起こる悲劇や出来事が
とても心に刺さる物語でございました。




そして、美味しいお弁当は
八尾にある「山徳」さんです。
皆で談笑しながら食べるお弁当は
絶品でございました。






上方銀花 文楽鑑賞会では、
毎回、二代目・吉田玉男さんとのお話で始まり
玉男さんを囲んでの写真撮影が行われます。

春・秋と「文楽」では参加してくださった方々と
楽しい時をご一緒できます事うれしく思います。

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2017年4月14日 (金)

十代目 誉田屋源兵衛 帯展




漆と本金の金箔で繊細かつ、
生き生きと渦巻きが織られた「渦巻き」
朱漆・黒漆・白漆
それぞれの違った表情をしております。



渦巻きは、洋の東西を問わず
生命のエネルギーを表すモチーフ。
陰影を出すために、渦の細い線には
わずかに詰め物を入れながら織られております。
緻密で繊細な織でこのような表現が出来るのは、
誉田屋源兵衛が、時間を掛けて
試行錯誤の研究と技を磨き上げたからこそ
成しえる究極の逸品です。

常に伝統を守りながら攻めて新しいものを作り上げる
誉田屋源兵衛のその進み続ける姿勢が、作品からも伝わります。





そして、この渦巻は美しい日本の織として
2016年3月に三重県
伊勢志摩国立公園内にオープンした
ホテル「アマネム」のヴィラの
エントランスの壁に
額に入れて掛けられました。

こちらのホテルは、日本の旅館の精神や
伝統工芸を採り入れる事に重きを置かれた
ゆったりと日本建築から着想を得た
温かみを感じることが出来る空間を
大切にされたホテルです。

建築の中に飾る事で、
帯とはまた違った表情を見れるかもしれません。







誉田屋源兵衛 帯展は
明後日16日(日)までの開催となります。
ぜひ、ご高覧くださいませ。

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2017年4月11日 (火)

長瀬川の桜




大阪では、寒い日が続き
なかなか桜が満開になりませんでしたが
急に温かくなると、一気に桜も咲き始め
いつの間にか、美しい桜が
満開になっておりました。

それなのに、満開になるや
お天気は雨続き…
昨日は、やっと雨が止んだので
近くの桜を見に行ってきました。





上方銀花の近くには
長瀬川が流れております。
その川沿いには、桜の木が並び
春になると、それはそれは
美しい景色でございます。



お散歩するにもよし
ベンチに座りながらゆったりと
お花見をされている方もいらっしゃいます。

川には、鯉が泳ぎ、鴨がいて
鳩は、日向ぼっこをしているようでした。

この季節になると歩きたくなる長瀬川。
もう少し時間が経つと、桜が散り始め
長瀬川は桜の花びらでピンク色に染まるのも
楽しみの一つです。

上方銀花にお越しの際は
季節を感じる長瀬川も
歩いてみては如何でしょうか。

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2017年4月 9日 (日)

十代目・誉田屋源兵衛 帯展【紙布】

現在、開催中の
「十代目・誉田屋源兵衛 帯展」では
古来の技法通りに復元された貴重な
「幻の紙布」を展示しております。



紙布は、和紙を細く切り撚りをかけた糸で
織りあげた布。
江戸後期、俳人や茶人、武士など
風流を愛する人々の間に広まり、
絹の光沢にあきた人の心をとらえました。
そして、洒落をし尽くした後の
ひとつの到達点として
「紙布の世界」がありました。
また、それ以前から紙を素材とする衣は
もともと日本人の生活の中で
一般的な衣類として
生まれたものだったそうです。


現代では、ふすまも障子もない家で
暮らす生活が多い方が多いのではないでしょうか。
だから、「紙布」と聞いて
「洗濯できるのか?破れやすいのでは?」と
心配な疑問が出てくるのは、
ごく自然なことかも知れません。



ですが、この「紙布」の着心地のよさは
着れば着る程、トロッとした手触りになってゆき
身に纏う感覚に満足し、
その「紙布」の丈夫さに驚かされます。
やさしく・あたたかく・人々の心の深さが感じられる
究極の織物でございます。



誉田屋源兵衛氏は、こう仰っておられました。

「一千年の歴史を持つ和紙は、木や土と並んで
日本文化の中心にあるものでした。
和紙の用と美の豊な広がりは、
西洋文明の人々にとっては驚きです。
麻や絹、木綿、ウールと並んで、和紙は
衣の天然素材の一つでもあるのです。」


美しく蘇った「紙布」の素晴らしさを
ぜひご高覧くださいませ。

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2017年4月 7日 (金)

十代目・誉田屋源兵衛 帯展





本日より開催致しております!
【十代目・誉田屋源兵衛 帯展 -超絶技巧-】

会期:2017.4/7(金)~4/16(日)

誉田屋源兵衛10代目・山口源兵衛氏は、
“攻めることで守る”を実証し、
伝統を守りながらも、
常に新たな可能性を求めて挑戦し続けています。
今回の超絶技巧(明治の工芸)は、
世界が驚いた100年前の精密細工。
明治期の日本で海外輸出用に
作られた工芸品の数々の精緻な細工は、
西欧諸国を唸らせ当時ロンドンやパリで
行われた万博博覧会などを
通じて多くの作品が海を渡っていきました。
それらの作品を基に、当時の天才職人達に
限りなく迫る現代の 名工の手によって、
誉田屋源兵衛が帯として蘇えらせました。

★今回は、袋帯、名古屋帯、
そしてお着物も沢山揃えました。
こんなに沢山の誉田屋の作品をご高覧頂けるのは、
上方銀花だけです。楽しい企画もご用意しております。
ぜひご来廊くださいませ。

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2017年4月 3日 (月)

井崎正治 木の仕事・絵の仕事





感覚的に感じるものまで
丁寧に、言葉にかえて伝えてくださる井崎先生。

相手にとって一番ベストは何なのか
どうすれば、より良いものが作れるのか
人によって、それぞれ居心地の良いものは
違ってくるものです。

それを、井崎先生は相手とお話をしてゆく中で
敏感に感じ取り、相手にしっかりと伝わる事を考えながら
「感覚的」な事まで「言葉」にかえて
細かなことまで説明をしてくださいます。






どんな時にも、あたたかくて優しいお心遣いは
お話をしているだけで、何だか心が「まあるく」
包み込まれているかのようでございました。

お客様方も、皆様
先生とのお話を愉しみながら
作品と作品に対しての丁寧なお話に
感動してくださいました。


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2017年4月 1日 (土)

東京の谷中に「Cafe&Bar ぎんか」がオープン致しました




東京の谷中に、上方『銀花』の作家たちの作品が、
集結したカフェが3月30日にオープン致しました。

ここは、上方『銀花』をいつも応援してくださる
パワフルで素敵な東京のお客様が、作られたお店
その名も「Cafe&Bar ぎんか」



お昼は、カフェとして
美味しいランチや、コーヒーとケーキでまったりと
夜は、お酒を飲みながらしっとりと。






矢澤金太郎先生の椅子やテーブルは
居心地のよい空間を演出してくださり





松﨑先生のお皿に乗せたケーキ
川野恭和先生のコーヒーカップ
また、器など
赤地健先生のどんぶり鉢はメイン料理に



階段を上がれば、大川修作先生の
和紙による柔らかな灯りが迎えてくれて




結城美栄子先生の「ビリケンさん」が
笑顔で見守ってくれて・・・




一つ一つが、細やかなこだわり
そして、心の籠った気配りを感じる
素敵なカフェに、私共も大変感動致しました。

愛に溢れた
大江戸「ぎんか」

上方『銀花』の姉妹店のようなカフェです。
ぜひ、お近くにお立ち寄りの際は
ゆったりと寛ぎに行かれてみては如何でしょうか。


■Cafe&bar ぎんか■

東京都台東区谷中1-2-10 2階
TEL:03-5809-0685

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