藤平寧②の『手』
何年も待ち焦がれた、上方銀花の念願の個展から
5年が経ち、更に進化し続けておられる藤平寧先生。
父は「陶の詩人」とも呼ばれ
独特な世界を確立した、藤平伸氏です。
轆轤を使わずに、石膏で作った型や、
手捻りによって生み出された作品は
伸氏から薫陶を受けられた寧先生ならではです。
作品のように、ゆったりとした時間が流れているような
和やかな藤平寧先生の『手』
「ふくら」
「私なりのかたちを求めて」
シンプルの中に、どこか藤平先生のこころにある
「嬉しい 楽しい 悲しい 安心 不安」
動くかたち・姿を変えるかたちが、作品には潜んでいます。
「ふくら」
柔らかで詩情にあふれた作品は、気負いがなく、
見る側の心にもすっと馴染んでくるかのような心地よさです。
また、手を触れたくなるような愛おしさがあります。
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