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2016年11月

2016年11月26日 (土)

鍛鉄:石倉創・康夫 / 木工:岡井大介










石倉創・康夫「花器」
お客様から沢山のお花を頂きました。
一輪入れるだけでも華やかに。
遊び心溢れる形ばかりです。







「キャンドルスタンド」
置くだけで存在感のあるキャンドルスタンド。
廊下に置かれたり、小さなものだと
ちょっとしたテーブルの上に
蝋燭を立てて愉しんでみてはいかがでしょうか。





「ペーパーウェイト」
色んなデザインのあるこちらの作品は
もちろんペーパーウェイトやオブジェとして
愉しんで頂ける可愛らしい手のひらサイズの作品。
それ以外に、こちらをモチーフとして
ここから発想を展開して
門扉やハンドルなどのデザインに
組み込まれたりするそうです。









岡井大介「小さなひきだし」

実際に引き出しを開けてご使用頂けます。
指輪・ピアス・または、お薬でも…
この愛らしい姿は、飾っているだけでも
インテリアになりますね。






岡井大介「ネクタイ」

こちらも、もちろん木で作られているのですが
寄木で、とても細かな作業の元、出来上がります。
身体に沿うように実用向きの細工を凝らし
薄くて・軽いので違和感がありません。
付けているだけで話題が広がる楽しさ満点の作品です。

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2016年11月24日 (木)

木工:岡井大介の『手』




この肉厚の『手』は、
今時は、珍しく
携帯電話もパソコンも持たれない
木と真剣に向き合う事に誠実な岡井大介先生。
飾らない、素敵なお人柄は
作品からも伝わってきます。

本来の木の性質.性格を細かく感じとり
育ち方を見て、其々の「木」に見合った作品を…と
どんな時でも「木」に対するこだわりが伺えます。








こちらのデスクは、全て桜の木を使用し
桜の木目を重点に作られた逸品作品。

桜の木は、寿命が短い為に
このように立派な太さで厚みのある一枚板は
なかなか手に入りません。
その貴重な桜を贅沢に、木を生かしながら
光沢の美しい桜の一枚板デスク。
木が好きな方は、このデスクから離れられないほど
温もりを感じさせてくれる作品。

大きさも十分ございますので、
2人掛けでお使い頂いても十分な広さです。







また、江戸時代の木材をそのままの素材で
下の脚を石倉先生に作って頂きました。
江戸から平成へ…
時を渡り歩いた木材からは、その歴史が伺えます。
それが味となり、先生方の『手』で生まれ変わりました。

他にも、江戸時代のお寺にあった素材を使った大作など
どれも「木」を一番に考えて作られた作品は
滑らかな手触り、美しい木目、
光が当たった時の「木」独特の光沢感
全て、岡井先生のこだわりが詰まっております。



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2016年11月22日 (火)

鍛鉄:石倉創・康夫 / 木工:岡井大介


今までに多くの人々を魅了する
数々の作品を作ってこられた
石倉創先生と康夫先生。




ご兄弟が鍛金の世界に進んだきっかけは、
アメリカの美術家、アレクサンダー・ヴェイガーの著作に触れたこと。
タイトルが[Ironwork and metalwork Glasgow School of Art]

その仕事に、シンプルで日本的繊細さを感じ興味を持たれたそうです。



作品を作るうえで「日本的感性を漂わす静謐で
シンプルなアイアンワークの美の世界」がベースになり、
今の石倉先生の作品があります。







ただ単に繊細なだけでは
弱く、貧弱な印象を持たれてしまいがちなところを
極限まで鉄を打ち、たたいて作る鍛鉄の仕事は、
根気強さと力を要し、その鉄の美しさを
内面から引き出す体力は並大抵の気力では引き出せません。

その研ぎ澄まされた繊細でシャープな作品からは
普段は、温厚で静かな石倉創、康夫兄弟の
内に秘めたる静かではあるが熱い情熱を感じます。







石倉先生は、普段大きな建築のお仕事に
携わっておられる事が多く
門扉や証明器具、家具、オブジェなど
どれも造形が美しい大作を作っておられます。

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2016年11月19日 (土)

森翠風・隆之:作 「干支*酉」



毎年、この時期になると
楽しみがあります。

それは、森翠風先生の「干支」作品が
上方銀花に届けられること。




来年の干支は「酉」




御子息の隆之先生の作品も届けられました。


森翠風先生と隆之先生の京人形は、
どの作品も可愛らしさの中に、雅で上品な面持ち
仕上げの美しさに誠実さを感じます。

お客様の中には、森先生の「干支」ファンが
いらっしゃる程、集めている方もいます。




一年の始まりを森翠風先生の「干支」で
飾ってみては如何でしょうか。

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2016年11月18日 (金)

鍛鉄:石倉創・康夫 / 木工:岡井大介




本日より開催しております
【鍛鉄:石倉創・康夫 / 木工:岡井大介】

昨日の展示作業では、なんと
4tトラックで運ばれた
素晴らしい「大作」の数々が届きました。
テーブルから花台、オブジェなど…




アメリカの美術家、
アレクサンダー・ヴェイガーの著作に
触れたことがきっかけで「鍛金」の世界に
進んだ石倉創・康夫兄弟。
鉄を打ち、たたいて作る鍛鉄の作業は、
根気強さと力を要します。
その鉄の美しさを引き出した限りなく
完成度を求める作品は、
石倉創・康夫兄弟の手にかかると
強くたくましい、鉄という素材のイメージが
払拭され繊細でシャープ、そして優しさを
秘めた造形美に変化していきます。
それが、日本的感性を漂わす静謐で
シンプルな石倉兄弟の美の世界。
静かな熱い情熱を感じます。




対する岡井大介氏は、本来の木の性質.
性格を細かく感じとり育ち方を見て、
其々の「木」にあった作品を作ります。
滑らかな手触り、美しい木目、
光が当たった時の「木」独特の光沢感。
どの作品を見ても、岡井氏の
「木」に対するこだわりが伺えます。





こんなに沢山の作品を御覧頂ける機会は
滅多にございませんので
この期間にぜひ、上方銀花へ
お遊びにいらしてくださいませね。

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2016年11月14日 (月)

松﨑融 黒漆棚

松﨑融先生の黒漆棚セット。




松﨑先生が大好きなお客様から
ご自宅のはめ込みたい場所にピッタリと合った寸法で
黒漆の棚を作って欲しいとのご依頼でした。





床板にしたいという事だったので、
台をあえて低く作ってもらいました。
棚を置かれたことで、こちらの空間が引き締まり
荒川先生のランプや、佐藤勝彦先生の絵
李朝箪笥との組み合わせも相まって
今までよりも、温もりある空間になったそうです。
お客様のご自宅は、どのお部屋も綺麗で
美しいのでしが、今回のお部屋も
とっても素敵でございます。




松﨑先生の天板と台は、台に板を乗せているだけなので
分けてお使い頂く事が出来ます。
また天板は、黒漆/赤漆の2面を使える様にしたり
台を抜き、天板の上に乗せて飾り台としても使って頂いたり
楽しい色んな使い道があります。




上方銀花では、展示台として
様々な形に変化させながら愛用中です。
松﨑先生の台に乗せれば、どんな物でも、空間でも
素敵に変身させてくれます。

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2016年11月10日 (木)

結城美栄子 銀花爛漫–ナイトカーニバル–

今回の個展では、フクロウと猫を中心に
「ナイトカーニバル」の楽しい宴の様子を
表現してくださいました。









楽しそうであったり、眠たそうであったり
静かに見守ってくれるお月様があったり・・・
カーニバルの賑やかな世界。
その結城美栄子の世界には
一瞬の喜怒哀楽の表情までを表現し
それぞれに色んな物語が生まれ
見るものに想像力を働かせてくれます。
そして、自然と笑みがこぼれてくるような
幸福感をもたらしてくれます。




こちらの作品では、エドワード・リアが書いた
「フクロウと仔猫ちゃん」がモチーフで
空豆色の船に乗って航海にでる物語。
今から旅をするワクワク感を感じますが
この姿はまるで、結城先生とピアノさんのような
仲睦まじい姿ですね。




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2016年11月 6日 (日)

結城美栄子 銀花爛漫-ナイトカーニバル-

初日から2日間。
結城美栄子先生ご夫妻が、ご在廊くださいました。

結城先生は、今も変わらず妖精のような方。
普段のお姿はとっても可愛らしくて純粋な、
その場にご一緒するだけで心が洗われるようです。
それに加えて、ご主人とのほんわかした雰囲気に
笑顔が絶えない2日間でございました。






今回も開催記念イベントとして
結城美栄子先生による詩の朗読会をしてくださいました。
ギターで伴奏をされているのはご主人の”ピアノさん”です。




詩は、「いつも何度でも」も書かれている
覚和歌子さんの「ゼロになるからだ」
この本の表装は、結城先生のマスクが使われております。
終盤に朗読してくださった
“アプローズ”では
生まれてくるあかんぼうに 拍手
生まれてすぐ死んだ弟にわざわざ苦労しなくてすんでよかったと 拍手
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・



「最後に…上方銀花30周年に…ブラボー!!」と
結城先生の粋な計らいで朗読が終了。

その後は、ピアノさんのギター演奏。
今回のタイトルでもある、カーニバルにちなみ
カーペンターズの「マスカレード」を歌ってくださいました。
甘い歌声にうっとりで
ぴったり息のあったお二人がつくる世界に、
集まってくださった方々も引き込まれている様子でした。






結城先生の作品に囲まれながら聞く朗読は
本当に、贅沢で素敵な世界に連れて行ってもらったような
まさに、作品のように魅力的でございました。

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2016年11月 4日 (金)

結城美栄子 銀花爛漫–ナイトカーニバル–

本日より開催致しました
「結城美栄子 銀花爛漫-ナイトカーニバル-」
初日は、結城先生がご在廊くださっておりました。




女優として活躍されていた
結城美栄子先生のもう一つの顔。
アーティストの才能を見出したのが
世界的に有名なアート・ディレクター、
ジョン・モフォード氏。
そのオリジナル性と無国性を好まれ、
西新宿の「パークハイアット東京」では
メインアーティストとして、
他にもシカゴ、ソウルのパークハイアットなどの
様々な空間に結城作品が飾られております。







子供の頃に見た異国の人の顔や風景、
表情豊かな動物たち。
結城氏の見える不思議な無国籍の世界。
真夜中に、どこからか賑やかな
カーニバルの音楽が流れ
幻想的な世界へ迷い込みそうです・・・




結城先生は、明日までのご在廊です。
滅多に先生とお会いできる事はございませんので
是非、この貴重な出逢いにおいでくださいませ。

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2016年11月 1日 (火)

30周年の嬉しいお祝い

上方銀花の30周年は
多くの支えてくださいましたお客様方・先生方に
お祝いのお花や、お菓子を頂戴致しました。

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いつも上方銀花の玄関を綺麗な草花で飾ってくださる
お洒落なお客様よりお花が届けてくださいました。
偶然にも、ドールアップの麻紀さんがいらっしゃる時に
ドールアップが作った素敵な純白のニット姿で
お持ちくださり、記念撮影です。

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明石の素敵な船乗りのお客様からは
藤江屋 分大さんの「めで鯛もなか」
見た目は、まさに「めで鯛」と紅白のもなか。
あっさりとしたこし餡がとても美味しかったです。

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とっても可愛らしい
細かいビーズ刺繍を作られる
ふんわりと優しいお客様から
高野屋さんの京菓子「花の宵」

季節によって中のデザインが変わる上品なお茶菓子。
ひとつひとつが、色彩豊かで可愛い形ばかり。
どれにしようか迷いつつ…
談笑しながらお茶のお供にさせて頂きました。

お写真を撮る前に、食べてしまったりと
他にも、沢山のお客様より
美味しいお菓子を頂戴しまして、皆で舌鼓…
皆様のあたたかいお心遣いに、心より感謝申し上げます。

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30周年記念 特別企画展は、終了致しましたが
ご好評につき、一部の作品は引き続き
1号店にて展示しております。
まだ、御覧になられていない方
お着物は、流石にないでしょ?と思われている方
一号店に沢山素敵な作品を宝箱のように詰め込みました。
ぜひ、多くの方にご高覧頂きたく存じます。

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