秀逸の絵画展-瀬本容子-


イタリアで初期ルネッサンスのテンペラ画を見てまわり、
帰国後テンペラ技法を独習された瀬本先生は
ラピスラズリーの青、ローズマダーの赤、イカ墨のセピアなど
天然の顔料を使用しながら、工夫を凝らしてお色を作られました。
その色彩は、宝石のようなとても綺麗で鮮やかで
至福感に満ち溢れた絵を、85歳になった現在も
描き続けておられます。
その絵は、まるで幻想的で
古典的なバロック音楽の調べのようにも感じます。


至福の世界へと誘ってくれる
優しい絵・柔らかい筆遣い・細かく描画された線は
全てに瀬本先生の息を感じるような温かさがあります。
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