2016年 春の文楽鑑賞会①

先月末の4月20日
上方銀花の恒例行事
「春の文楽鑑賞会」を開催し
お客様方にお出掛け頂きました。
ブログに上げるのが
遅くなってしまいまいすみません。


今回の演目は、通し狂言
『妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなてきいん)』
1部の終盤に、今世紀最大ではないかと言われている
驚くような舞台装置があるという事で
今回は、午前の部を鑑賞致しました。
1部は、若い男女の恋心溢れる
最後は儚く切ない恋愛が物語。
吉田玉男さんは、父親役の大判事清澄です。
後半、最後の「妹背山婦女の段」は
上手・下手に部屋が作られ、
舞台の中央には吉野川が現れます。
両岸の妹山と背山では、両家の親子愛の物語が進み
太夫の感情が込められた
リズム感を感じるような掛け合いが、
言葉が、テンポ良く飛び交い目が離せません。
スケールの大きさ
凝った舞台装置
物語の面白さ
そして、何よりも人形遣い・太夫・三味線
この三位一体で掛け合う空間は
身体全体で感じているような迫力。

太夫の語りと人形遣いの動きでより一層
両岸の親たちの想いが、
悲しさに包まれている様子
そして、人を思う心の強さが伝わり
皆で、胸を打たれました。
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