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2016年5月23日 (月)

涼やかな日本の佇まい【神代杉・風呂先屏風】

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山形県と秋田の境に出羽富士とも言う
見事な山「鳥海山」があります。

そこに眠っていたのが「鳥海山の埋木」

二千六百年前の鳥海山の大噴火によって
莫大な森林が地下に埋没し
火山噴火の際に流れ出た岩石・火山灰などによって
地中に閉じ込められた樹木たち。
土中の酸素の少ないところで
微生物等に侵されず腐らず
古代の時代のまま保存され出来たもの。
特に秋田県側に多くうまれているそうです。

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そして、埋木の中でも
千年以上埋もれている樹木の事を「神代」と呼び
鳥海山で多く取れるのは欅と杉で、
それぞれ「神代欅」と「神代杉」と称されております。

昔から、埋木に目を付けた人々によって
人力で掘られたと思われる跡もあり
そこから、重機を何台も引き継いで
掘り出すことが出来る様になって
多く世に出ることになりました。。

なんと大きいもので直径四メートル以上の
大きなものが見つかるそうです。
長い間眠っていたものが
私たちの時代にでてきてくれたという
浪漫を感じる、貴重で有難い木でございます。

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今回、涼やかな日本の佇まいと題し
特別に展示しております風呂先屏風は、「神代杉」を使用し
平安時代から伝統を受け継がれてきた組子の技法を使い
独自の南部細目組紋様細工で作られております。

縦横にまっすぐと組まれた立体的に見える独特の文様は、
角度によって様々な表情に変化。

これからの季節、茶道をされる以外にも
涼やかさを演出してくれる屏風は
強度にも優れている為、補強もいりません。

味わい深い特殊な色合いで
人を引き付ける魅力的な神代杉を
そのままお愉しみ頂けます。

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