あかり展―荒川尚也(ガラス)-

今回、荒川尚也先生の「あかり」作品は
上方銀花では初めての展示です。
荒川先生といえば
京丹波町和知で工房を構えておられ
水に恵まれた山里暮らしから受ける
インスピレーションで
先生が吹かれるガラスは、
泡が特徴的な様々な表情があらわれています。
瑞々しく、流動的な気泡が
自由にガラスの中で舞っているのが特徴的。


そして、今回の「あかり」作品では
この泡が、灯りを浴びることによって
近くの壁や天井に、美しく泡の陰影を写しだし
温かみある「あかり」だけでなく
印象深い、涼やかさも兼ね備えた
氷のような瑞々しい
素敵な「あかり」の演出を生み出してくれます。


また、泡のないシンプルな
キャンドルスタンドも展示しております。
ガラスのほやと錆付けした鉄のスタンドの組み合わせは
絶妙なバランスで、美しいフォルムです。
電球などとは違って
ロウソクの「あかり」は、ゆらゆら揺れる灯りと共に、
まったりとした時が流れ、心を和ませてくれます。
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