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2016年2月 4日 (木)

赤地健の『手』

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伝統工芸の盛んな金沢市に生れた赤地健先生は、
人間国宝・赤地友哉をもつ漆芸一家に育ちながら、
あえて作陶の道を歩んで来られました。

九谷焼の中でも、伝統も残しつつ
モダンなデザインを卓越されてこられた健先生ならではの
温もりのある彩り鮮やかで、大胆な作品に
沢山のファンの方が魅了されました。
上方銀花のオーナーもその一人です。

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77歳となられた今でも現役で、前へと進み続けられ
その力強さと、独特の「朱」の色・使い方に
海外でも人気があります。

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『手』の感覚だけで
轆轤(ろくろ)を回し
生み出される健先生の作品は
綺麗なまん丸ではない柔らかなフォルム。
その健先生の自然体に形成された形が
見ていても、使っていても
非常に心地よく、心がまあるくなるよう。

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また、この大きな作品からは
違った力強さと大胆さが、
優しい穏やかな先生の秘められた
熱い情熱を感じることが出来るのが
また魅力的ですね。

「赤地健・径 赤絵作陶展」は
2月8日(月)までの開催でございます。
ちょこちょこと追加で作品が増えたりしておりますので
ぜひ、実際にお手に取ってご高覧くださいませ。

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