中村工房 ホームスパン
先日、とってもダンディーな男性のお客様が
初めて、上方銀花へとご来店くださいました。
どの作品を御覧に来られたのか・・・
お話を聞きますと
NHK「イッピン」という番組にて
中村工房のホームスパンの特集がされており
「素敵だな」と思ってくださったところから
上方銀花へと辿りつかれたそうなのです。


中村工房は、岩手県の盛岡にて
植物染料や、化学染料で染色した羊毛を手紡ぎし、
丁寧に手織りされたホームスパンのマフラーを
作っておられます。
明治時代に、イギリスの宣教師によって
ホームスパンの技法は伝えられました。
スコットランドやアイルランドと気候が
似ていることから盛岡で定着し、
洋服地などが織られるようになっていたそうです。
今では、現地でさえも継承されていない貴重な技術。
中村工房は、その技術を受け継ぎ、
続ける工房も少なくなっている中で
「本物」のホームスパンを守り抜いておられます。


ふんわりと素朴で気持ちの良い、暖かな手触りで
使えば使う程に、沿う様にしなやかに馴染む
中村工房のホームスパンマフラー。
上方銀花では、季節ごとに
作品を入れ替えしておりますので
1年中お愉しみ頂けます。
現在は、春の装いにピッタリな作品が届いておりますので
ぜひ、お手に取ってご高覧くださいませ。
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