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2016年2月14日 (日)

工房-朋 人形展

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工房朋が作られる人形の特徴は
着付けられた着物のほとんどが
古い時代物の着物から作られた衣装を
纏っておられる事。

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染色も、化学染料のない時代のものなので
草木染が主流なのです。
その為、私たちにも馴染み深い優しいお色味でございます。

刺繍も、職人によって
糸の太さを考え、色とりどりの糸を使われ
緻密に刺繍が施されております。

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中でも、江戸時代の貴重な
お姫様の打掛であった着物は
「美しい」の一言。

柄・染・刺繍全ての職人が
丹念に一つ一つを表現された着物地は
その時代の職人たちの命が吹き込まれている事に
刺繍も綺麗に残され、色褪せることなく
現代まで生きているような、その力強さを実感します。

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そして、今回は上方銀花の為に
朋春氏が個展の初日に、貴重な市松人形を
特別にお持ちくださいました。

その市松人形のお着物は
刺繍が施された部分が、数えきれないほど・・・
金糸、銀糸も豪華に使われ、鯛と亀と鶴も描かれております。

江戸時代後期の縮緬の打掛で
このように、破れやシミ等のダメージがないものは
手に入れることが大変難しくなっているんだそうです。
その、あまりの美しさにジッと
見とれてしまう程の存在感がありますね。

ぜひ、この機会にご高覧くださいませ。

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