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2015年12月12日 (土)

小西加江子の『手』

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東京で生まれ育ち、上智大学を在学中に
ジュエリーについて基礎知識から制作まで
大学と並行して
ジュエリーの専門的な事を学ばれました。

そして、その後イランやニューヨークなど
様々な場所に在住された時に感じた文化と美しいものは
小西加江子先生に強いインスピレーションを受けたそうです。
イランでは、テキスタイルやジュエリー、調度品、建造物など
現地の方たちの手仕事によって作られる美しいものに触れ
ニューヨークでは、日本とは全く違う自由な空気の中で生まれる
思いもつかない新しい発想に驚かれたそう。
その強いインスピレーションを受けたことで
そのエッセンスが作品へと表現されております。


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古代シュメール人が最初に使われたという
メソポタミア、イラン、、エジプトなどにて
図柄が浮彫のように彫られたものを柔らかい粘土へ転がして
動物文,神話的英雄が描かれた「円筒印章」や
ローマ帝政期に造られた円形闘技場「コロッセウム」
これら歴史に残っているものをモチーフとして
新しいジュエリーとして蘇らせたシリーズ

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また、オリエンタルな「唐草模様」をデザインされた
アラベスクシリーズなど・・・
他にも沢山のシリーズがあります。

小西先生が作られるジュエリーは、
一つ一つの作品にテーマが込められて
本当に精緻なものばかり。
世界観を大切にされる小西先生だからこそ表現できる
クラシックかつモダンテイストな「小西加江子の世界」は
見るものを楽しませてくれます。

「小西加江子 時を超えるジュエリー展」は
14日(月)が最終日になります。
この日は、小西先生がご在廊くださいますので
ぜひ、皆さまお出でくださいませ。

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