2015 秋の文楽鑑賞会①
先週の水曜日11月18日は
上方銀花恒例の「秋の文楽鑑賞会」を開催し
お客様方にお出掛け頂きました。

演目は「玉藻前曦袂」
こちらは、人形浄瑠璃で寛延四年(1751年)に
豊竹座にて初演されておりますが、
その後、高井蘭山の絵本『絵本三国妖婦伝』などをもとに
近松梅枝軒・佐川藤太が文化三年(1806年)に
改作したものです。
開演前には、人形遣いの吉田玉男さんより
ご挨拶をしてくださり、記念撮影をさせて頂きました。

最後の演目「化粧殺生石」は
妖狐が、那須野に逃げた後に
討ち果たされ殺生石と化しました。
その妖狐の霊魂石に残り、毎夜様々な姿に化けて
踊り狂う様子を勘十郎さん独り舞台にて
演じられております。
昭和四十九年以来の再演となるそうです。
「七化け」と呼ばれる通り
太夫さん、三味線の軽快な音に合わせて
七つの姿に次々と化けていく妖狐。
狐を操る桐竹勘十郎さんの人形遣いは
本当に生きているようで
最後は、一緒に手拍子をしたくなる程
ウキウキとした気持ちになりました。
この日は、生憎の雨でしたが
最後終わってから、お客様方のお顔を拝見しますと
とても晴れ晴れとしていたのが印象的です。
文楽ならではの驚きの展開に
とっても楽しいお時間でございました。
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