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2015年11月

2015年11月29日 (日)

2015 秋の文楽鑑賞会②

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文楽鑑賞会にて、もう一つのお楽しみが
幕間に頂くお弁当です。

いつも美味しいお弁当を届けてくださる
日本料理店の八尾「山徳」さんです。

旬の食材で作られた季節を感じさせてくれる
美味しいお料理。
幸せいっぱいに詰め込まれております。

談笑しながら、美味しく頂きました。

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2015年11月28日 (土)

2015 秋の文楽鑑賞会①

先週の水曜日11月18日は
上方銀花恒例の「秋の文楽鑑賞会」を開催し
お客様方にお出掛け頂きました。

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演目は「玉藻前曦袂」
こちらは、人形浄瑠璃で寛延四年(1751年)に
豊竹座にて初演されておりますが、
その後、高井蘭山の絵本『絵本三国妖婦伝』などをもとに
近松梅枝軒・佐川藤太が文化三年(1806年)に
改作したものです。
才色兼備の玉藻前の姿を借りた妖狐が
国を滅ぼそうと企むお話。

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開演前には、人形遣いの吉田玉男さんより
ご挨拶をしてくださり、記念撮影をさせて頂きました。
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最後の演目「化粧殺生石」は
妖狐が、那須野に逃げた後に
討ち果たされ殺生石と化しました。
その妖狐の霊魂石に残り、毎夜様々な姿に化けて
踊り狂う様子を勘十郎さん独り舞台にて
演じられております。
昭和四十九年以来の再演となるそうです。

「七化け」と呼ばれる通り
太夫さん、三味線の軽快な音に合わせて
七つの姿に次々と化けていく妖狐。
狐を操る桐竹勘十郎さんの人形遣いは
本当に生きているようで
最後は、一緒に手拍子をしたくなる程
ウキウキとした気持ちになりました。

この日は、生憎の雨でしたが
最後終わってから、お客様方のお顔を拝見しますと
とても晴れ晴れとしていたのが印象的です。
文楽ならではの驚きの展開に
とっても楽しいお時間でございました。

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2015年11月27日 (金)

竹内瑠璃の『手』②

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細やかな筆遣いで、エレガントで美しい
華やかな自然の世界を生み出す竹内瑠璃先生。

器に描かれた精緻な絵付けは
細やかに一つ一つに命を吹き込んでおられ
愛おしい動植物達が
どれも瑞々しく器の中で生きています。

実際に御覧頂くると分かるのですが
筆遣いが本当に細かく
間近で見ないと分からない毛並み部分も
しっかりと描き込まれており
ただ描いているのではなく
線で表現された奥行きを感じさせてくれます。

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この細やかな技術は、
竹内先生にしか描けない凄い技術。
先生のお人柄と同じように
誠実に作品と向き合いながら
見えない部分にまで描かれているからこそ
美しい作品が生まれてきます。

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また美しいだけでなく、描かれた世界には
様々なストーリーを感じさせてくれる他に
探す面白さもあり、見ていると
いろんな発見を与えてくれます。
野草の中に小鳥や小動物が隠れていたり、
動物同士で何か話をしているように見えたり
探して考えていると、
ついつい楽しい気持ちになってしまいます。

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竹内瑠璃先生の展覧会は、30日(月)までの開催です。
皆様ぜひお出かけくださいませ。

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2015年11月24日 (火)

ちょこっと早めのクリスマス

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とっても素敵なお客様が
いつも、朝早くから上方銀花のお花のお手入れや
入れ替えをしてくださるので
上方銀花では、四季を感じさせてくれる
素敵な入口に生まれ変わりました。

毎朝、ちょこちょこと変化があったり
小さな季節をプレゼントしてくださったり
最近では、一足早くにクリスマスのリースを
掛けてプレゼントしてくださいました。
ジングルベルが聴こえてきそうなこの季節が
近づいてきたのを感じますね。

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他にも、美味しいシュトーレンを頂いたり
竹内瑠璃先生の作品もプレゼントボックスが・・・
蓋を開けると可愛らしいクマのぬいぐるみが!

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こちらの作品も、クリスマスにぴったり。
蓋を開けると、クマの首にリングやネックレスがかけられて
プレゼントをされると嬉しいね。といったお話で
お客様方とお話ししておりました。
サプライズにも嬉しい作品です。

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2015年11月22日 (日)

竹内瑠璃 九谷色絵展

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「竹内瑠璃 九谷色絵展」には
連日、沢山の瑠璃先生のファンのお客様方が
ご来店くださり、とっても賑やかな雰囲気。

初日には、朝早くからお出でくださったり
愛媛や、石川県からもお出でくださいましたりと
先生が、ファンの方にとっても愛されておられる様子が
伝わって参ります。

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今回は、来年の干支が「申」ということもあり
様々なお猿さんの作品が展示しております。

DMのお写真にもありました「ワオキツネザル」の他に
「ニホンザル」「お猿の子供」「西遊記の孫悟空」など
表情豊かなお猿の姿がとても愛らしく
思わず微笑んでしまう作品ばかり。

他にも、様々な生き物や草花で自然を表現された美しい作品を
展示しておりますので、ぜひお手にとって
瑠璃先生が描かれた細かな美しい世界を
ぜひ御覧頂きたいです。

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2015年11月20日 (金)

竹内瑠璃 九谷色絵展

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本日より、開催致しました
「竹内瑠璃 九谷色絵展」
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初日から、竹内先生がご在廊くださり
朝から先生のファンの方々が、お越しくださいました。
離れた愛知県からお出でくださいましたお客様もいらっしゃったりと
初日から、いろんな方々が先生の作品に魅了されておりました。

竹内瑠璃先生の描く緻密で優美な線は、生き生きと命が宿り
伝統ある九谷の色絵に、竹内先生にしか描けない美しい色使い。
海外でも、日本を象徴する美しい作品と評されております。
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今回は、手びねりを中心に香合、小箱、酒器、干支の作品が揃い
感動の竹内瑠璃氏の世界は、自然の美しさを瑞々しく表現されております。
先生も、本日より11月23日(月)まで
4日間ご在廊くださいますので、ぜひご堪能くださいませ。
 

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2015年11月15日 (日)

和菓子・川口屋/森翠風「干支」

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とっても素敵なお客様より
美味しい和菓子を頂きました。

名古屋にて、1688年(元禄元年)創業の老舗
知る人ぞ知る「川口屋」さんのが作られた
胡麻がまぶされたお餅です。

求肥のような柔らかさのお餅に包まれた、
しっとりとコクのある餡。
そして、中には銀杏が入っておりました。
銀杏が入っているなんて珍しいと思いながら
その絶妙な甘さと食感に舌鼓を打ちつつ
美味しさに感動するばかり。
お客様と一緒に、松﨑融先生の朱漆小皿にのせて
美味しく頂戴致しました。どうも有難うございます。


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翠風先生


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隆之先生

その方は、なんと森翠風先生の作品を見る為に
遥々、名古屋からお出でくださった
翠風先生ファンのお客様。
 

毎年、翠風先生が作られる「干支」を集められており
「寅」との出会いから始まり、
来年の「申」で7年目なんだそうです。

一年の始まりを森翠風先生の「干支」を飾り
干支が揃ってゆく楽しみと、
一年一年を大切にスタートさせるという思いが
とっても素敵な考え方だなと思います。

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2015年11月13日 (金)

森翠風・森隆之の『手』

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[翠風先生]

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[隆之先生]

翠風先生は、京都の木彫人形師のお父様の晃堂氏に師事され
50年もの間、直向きに、作品と向かい合いながら
この『手』で職人としての技を極め、
桧人形を彫りつづけてこられました。

木はすべて木曽桧を素材とし、
一刀彫にも似ている丸彫りの技法で彫られております。
現在では、ご子息の隆之先生と共に、
美しい京都の木彫人形の伝統の技と心が受け継がれ
お二人で日本の節句には欠かせない、人形を作っておられます。

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人形のお顔には、見事な美しい木の柾目を出すのが特長で
全てのお顔に柾目が綺麗に通り、木肌のふっくらとした表情で
優しさや、凛々しさが表現されております。
また、彩色は日本画で使用される水干絵の具、
兜など金の部分は、金箔を貼る盛り上げ技法。

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どの技も、心を込めなければ完成しない
日本の伝統ある匠の技。
森翠風先生の作品は、何十年にも渡り
世代を超えて心を豊かにしてくれる、
木のぬくもりを感じるあたたかいものです。

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2015年11月10日 (火)

京人形 森翠風 ~次世代に繋ぐ~


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森翠風先生が作られる優しく包み込んでくれるようなお雛様。
「立雛」「内裏雛とお飾り」など・・・
柾目の通った美しい木曾桧を用いた作品は、雅やかな佇まいの雛人形。
品格の高さと精緻な彩色が見事です。

立雛は、雛人形の起源である祓いの形式から人形化した
もので、平安時代には紙で作った人形に災厄を託し、川に
流して無病息災を祈りました。
源氏物語にも「ひいな遊び」の様子が書かれていますが、
宮中の女の子達の間で、男女一対のお人形でのおままごと
のような遊びが行われ、それが寛永文化の中で発展し
江戸中期以降に雛祭りが盛んになったそうです。
それが、雛祭りに雛人形が飾られるようになった由来のひとつです。

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女の子が生まれると幸福な人生を歩んでゆけますように・・・と
初節句を祝う雛祭りは、長く続いて来た日本の思いやる心の風習です。
女児の健やかな健康と成長を願う思いは、
平安の頃も現代も変わりないもの。
子供の身代わりとなって厄を受ける「お守り」としてあるように
また、大人の女性がご自身の御守りとしてお求め下さり、
飾ってくださることもございます。
どんな時でも、お雛様は「守ってくれる」といった安心を与えてくれる
女の子にとって特別な存在ですね。


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2015年11月 7日 (土)

京人形 森翠風 ~次世代に繋ぐ~

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「御大将」

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「勇士」

こちらの作品は、金の兜をかぶり、
勇ましく堂々と構える姿が、眩しい武者姿の「御大将」「勇士」
ふっくらしたお顔は、翠風先生らしい雅で上品な面持ちをしております。
美しい木目・仕上げの美しさには見とれてしまうほど・・・

今回、上方銀花の為にご準備くださった大作。
一つ一つを丁寧に作りこまれ
表情も一点を見つめる凛々しい眼差し
木曾桧の柾目材から一刀で彫りだされた姿は
先生の魂が込められた、誠実な作り手の心が表れています。

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男の子の端午の節句におくられる
無事に成長し、強く、逞しく、
賢い大人になるようにとの願いが込められた五月人形は
他にも、桃太郎や金太郎など
五月人形・お雛様を展示しております。

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2015年11月 5日 (木)

京人形 森翠風 ~次世代に繋ぐ~

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本日は、明日より始まる
「京人形 森翠風 ~次世代に繋ぐ~」
作品の展示作業日でございました。

今回は、先生の作家活動50年を記念しまして
上方銀花の念願でもございました
初めての個展を開催致します。
20年越しぐらいでしょうか・・・やっと叶いました。

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森翠風先生の作品は、
1つの木の塊から作られたとは思えない程、
細かく繊細に彫られ、美しく優しい色彩が魅力的です。

上方銀花の為に、作ってくださった作品
御大将、立雛、桃太郎、干支の「猿」など・・・

子供だけでは終わらない、何代にも渡り、
次世代へと見守り続けてくれる
お守りのような人形を、ぜひ御覧頂きたいと思います。

森翠風先生は、11月8日(日)・14日(土)
ご在廊くださいます。

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2015年11月 2日 (月)

山本淳平~mystery world~

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本日で終了致しました
「山本淳平~mystery world~」には
山本先生ファンの方が沢山ご来店くださり
期間中は、とても賑やかな雰囲気に包まれておりました。
有難うございます。

先生の作品に魅了されてしまったお客様は
2~3度ご来店くださった方もいらっしゃれば
ジーッと見つめて作品を堪能されていらっしゃる方も・・・
何度見ても楽しく、心穏やかに
皆様が、作品を御覧くださっている時に見せる
とても素敵な笑顔が溢れた、
あっとゆう間の10日間でございました。
お写真も素敵な笑顔が溢れております!

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