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2015年6月20日 (土)

川岸富士男の世界~ホルベイン会長~

現在、開催中の「川岸富士男の世界」に
上方銀花のオーナーとも大変永いお付き合いをされております
ホルベインの会長が、本日お見えになられました。

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実は、川岸先生と「ホルベイン」さんは
深い関係があります。
川岸先生は学生の頃から変わらずに
ずっと「ホルベイン」の絵の具を
使い続けておられるんだそう。
先生は、紙から全てこだわりを持って
作品を描く際には、自分に合った素材や道具など
決まったものをお使いになられております。

その中で絵の具は、「ホルベイン」の24色セット。
先生の繊細な色遣いや、透明感を表すには
「ホルベイン」さんが一番なんだとか・・・

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以前、先生が出された本にも
そのことについて書かれおりました。

ですので是非、ホルベインの会長にもご覧頂きたく
ご案内をお送り致しましたところ
お忙しい中にも関わらず、お出でくださいました。
面白いお話も沢山拝聴出来まして、
楽しい時間をどうも有難うございました。
【ホルベインHP】http://www.holbein-works.co.jp/



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「うす墨の にじむがごとく 花咲けり
まみどりの 風につつまれて いま」

こちらの短歌は、川岸先生が作られたもの。
「うすみどり」という言葉が好きで
それを込めたものを作られたのだとか・・・

うす墨といえば、紫陽花とイメージが連想され
梅雨の雨に滴り、
風に吹かれて咲いている風景が浮かびます。
先生の繊細な心情も込められた
手描きだからこその質感と存在感がありますね。

川岸先生によって、
豊かな色彩で生み出された作品たちをご覧頂けますのは
月曜日までの開催となっております。
ぜひ、様々な表現で描かれた初夏の草花たちを
実際にご覧頂きたくぞんします。

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