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2015年4月16日 (木)

十代目・誉田屋源兵衛 ~正倉院を織る~

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今回の誉田屋源兵衛の展覧会は
「正倉院を織る」がテーマ。

正倉院とは、「シルクロードの終着点である」
という言葉もあるように
この宝物のもつ世界性の一端を言いあらわしたもので
「天平文化の華」の宝物。
美しい工芸、絵画、建築全てを含んだ
正倉院を作り出したのは、工人と呼ばれる人で
その方達の技と心が込められた建物です。

誉田屋源兵衛は、独自の技術を駆使し
1200年前、奈良時代の御物
正倉院に残る宝物の中から
「平脱・平文(へいだつ・ひょうもん)」
「螺鈿(らでん)」などの装飾細工を、
金銀蝶貝で、美しいものを帯に取り入れました。

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象牙で作られた撥(ばち)をモチーフにされたものや
琵琶の模様を取り込んだり、刀や鎧など・・・

吉祥を祈り、幸運を招く思いが込められた帯は
それぞれの文様に意味があり
昔から、お守りのような身を守ってくれるものだったそうです。

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