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2014年12月21日 (日)

吉橋玄雄の『手』

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吉橋玄雄先生は、立命館大学卒業後、
竜安寺大珠院、盛永宗興老師に師事し
京都で絵画修復を学び、
東京で表具師片岡一龍氏に師事、
平成元年、表具完光堂として開業されました。

現在まで表具師として東京を拠点とし
様々な場所で、ご活躍をされておられます。

表具師とは、作品に布などで衣装を着せたり、
衣替えしたりと、美術作品の軸装、額装、など
その修復を手がけるお仕事。

表具の世界は現在、「表装作家」という表現を中心にする方、
「修復家」という書画の修復を専門にする方、
「表具師」という伝統的なかたちを展開する方という
三つに分化しつつあるそうなのです。

そんな分化しつつある時代に、
それぞれが向かっている方向を含んだ「今」を
大切にする表具を目指されている吉橋先生は、
伝統的な素材を大事にしながらも
ファションやファブリックの布、海外の布など
多ジャンルに富んだ「今」を仕立てた表装作品を
創り続けて来られました。

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吉橋先生が抱かれる、表具に対する思いはもちろん
その表具される作品に対する思いや
掛け軸など、現在の日本でのあり方に対する思いは
どれも熱く、真っ直ぐでございます。

吉橋先生の手によって、
優しく包み込むように作られた作品達は
日本ならではの「包む文化」であり
どれも、見て感じる、
そこに命が吹き込まれている事を感じるのです。

※『吉橋玄雄 表装展』は
明日12/22(月)までとなっております。

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