年末年始休業のお知らせ
誠に勝手ながら、
12月28日(日)~2015年1月14日(水)の期間
長い年末年始休業を頂きます。
本年も、誠にお世話になりました。
新年は、12日(木)より通常営業致します。
そして、16日(金」より
「松﨑融 木工展 -縄文の赤・太陽の赤-」を開催致します。
2015年の幕開けを飾ってくれますのは
永くお付き合いさせて頂いております松﨑融先生です!
その後に続く展覧会も楽しい魅力あるものばかりでございますので
どうぞお楽しみくださいませ。
来年も、上方銀花をどうぞ宜しくお願い申し上げます。
皆様にとりまして、笑顔溢れる幸せな年になりますよう
心よりお祈り申し上げます。
良いお年をお迎えくださいませね。
2014年12月23日 (火)
素敵なお着物姿でご来店/柳崇 鎌倉間道の帯
柳崇先生の作品より嬉しいご縁を頂きましてから
いつもお世話になっておりますお客様
先月、東京よりご来店くださいました。
素敵なお着物姿でお越し下さいました。
なんと言ってもこちらの帯は
お客様たってのご希望で柳崇先生に特別お誂え頂きました
「鎌倉間道」の帯でございます。
蘇芳色がとっても素敵で良くお似合いです。

鎌倉建長寺所伝といわれ、
「鶴岡間道」とともに、
鎌倉時代に入ってきたと思われています。
太い縞と細い縞が、地厚に粗く織られた織り風が大変素敵で
地色の美しさ、文様の洗練、織りの精工は
柳崇先生にしか出来ない卓越したお仕事が伺えます。
そしてこの日は、もう一つ大切な事がございました。
これもまた、柳崇先生のお作品。
永い間、お待ち頂いておりました
「段熨斗目訪問着」がやっと出来上がりまして
忙しい中、作品のお迎えの為、お越しくださいました。
お客様をイメージして制作された作品は
一つ一つを丁寧に作り上げられたお色から、織り方まで
全てに柳崇先生の繊細な美しい仕事が凝縮されております。
少しばかり、お写真ご紹介させて頂きますが
また後日、改めてご紹介させて頂きますね。
とっても感動してくださり、
私共も、嬉しい気持ちでいっぱいです。
いつもお忙しくアクティブにご活躍され
お着物をステキに愉しんでおられるご様子が、
ますます格好よく感じられた本当に嬉しい日となりました。
またごゆっくりと、着物談議に花を咲かせることが出来ます
ことを楽しみにしております。
どうも、有難うございました。
2014年12月22日 (月)
吉橋玄雄+くいしんぼ
本日で、終了となりました
「吉橋玄雄 表装展」
沢山の方にご高覧頂けました。
皆様、どうも有難うございます。
初日と2日目にご在廊くださいました吉橋先生。
「ちんちん電車」に乗れなかったのが
心残りと仰ってくださいましたので
是非、次に大阪へお出でくださいましたら
「ちんちん電車」へ乗車してくださいね。
そして、上方銀花恒例、くいしんぼうのお時間です。
本日は、いつも美味しい手作りのお菓子を
作ってくださいますお客様より
「ベリーケーキ」を頂きました。
本当は、ドーム型なのですが食べたい欲が強く出てしまい
お写真を撮ることを忘れてしまいました・・・
ですが、中もきれいなスミレ色で、見た目も可愛らしく
とても綺麗です。
お味は、ほんのりベリーの酸っぱさと、クリームの甘さが程良い味。
皆で美味しく頂戴致しました。
いつも、素晴らしいお菓子を作ってくださいまして
有難うございます。
2014年12月21日 (日)
吉橋玄雄の『手』
吉橋玄雄先生は、立命館大学卒業後、
竜安寺大珠院、盛永宗興老師に師事し
京都で絵画修復を学び、
東京で表具師片岡一龍氏に師事、
平成元年、表具完光堂として開業されました。
現在まで表具師として東京を拠点とし
様々な場所で、ご活躍をされておられます。
表具師とは、作品に布などで衣装を着せたり、
衣替えしたりと、美術作品の軸装、額装、など
その修復を手がけるお仕事。
表具の世界は現在、「表装作家」という表現を中心にする方、
「修復家」という書画の修復を専門にする方、
「表具師」という伝統的なかたちを展開する方という
三つに分化しつつあるそうなのです。
そんな分化しつつある時代に、
それぞれが向かっている方向を含んだ「今」を
大切にする表具を目指されている吉橋先生は、
伝統的な素材を大事にしながらも
ファションやファブリックの布、海外の布など
多ジャンルに富んだ「今」を仕立てた表装作品を
創り続けて来られました。
吉橋先生が抱かれる、表具に対する思いはもちろん
その表具される作品に対する思いや
掛け軸など、現在の日本でのあり方に対する思いは
どれも熱く、真っ直ぐでございます。
吉橋先生の手によって、
優しく包み込むように作られた作品達は
日本ならではの「包む文化」であり
どれも、見て感じる、
そこに命が吹き込まれている事を感じるのです。
※『吉橋玄雄 表装展』は
明日12/22(月)までとなっております。
2014年12月19日 (金)
吉橋玄雄 表装展
現在開催中であります「吉橋玄雄 表装展」
今まで見たことのない作品の数々が並んでおります。
今回は、3点ご紹介させて頂きますね。

素朴な味わいのある古地図。
河内・伊勢・和泉・摂津・大和・尾張の昔の地図を
麻などで額装した作品達。
こちらの作品は、
大阪初の個展を上方銀花にてして頂くことになり
上方銀花の為に、吉橋先生が作ってくださいました。
この木版が刷られたのは江戸中期ごろですが、
地図自体はもっと古いそうで
16~17世紀ぐらいのものではないかといわれています。
古地図は中心部分に向かって地名が書かれますので、
文字がひっくり返っているように見える所が
大変面白く、ありそうでなかなかない地図でございます。
「天満祭 江戸中期」
こちらは、昔のお祭りの風景が描かれています。
大阪のお祭りといえば「天神祭」です。
私達、大阪に住んでいる方にはお馴染みのお祭りで
昔は、「天満祭」と呼ばれていたみたいですね。
川の流れが感じられるように額装をしており
このインド更紗がとても涼しげでありながら、心温まる
花火の音が聞こえてきそうな楽しい作品です。

「酒呑童子絵巻から 住吉詣 江戸中期」
こちらは、江戸時代
1700~1800年頃の作品かと思われます。
丹波国の大江山にすむ、酒呑童子という鬼を
源頼光ら6人の武士が帝の命によって退治するという
よく知られた御伽草子の絵です。
この場面は鬼退治の前に、
住吉さんに達成祈願に参るところだそうです。
絵巻の下絵ですので、色の指定などが記されていているのが
なんとも面白く、昔の方達の繊細でありながら
大胆な筆遣いが良く分かります。
どれも、時を経た味わいある作品ばかり。
この世界観は、吉橋先生ならではで
その作品達を包み込む吉橋先生の表装は、
作品の事を想いながら作られているという事が
とても伝わってきます。
吉橋玄雄 表装展は、12/22(月)までとなっておりますので
ぜひ、皆様足をお運びくださいませ。
チルチン人広場に今回の展示掲載させていただきました。
大阪のエリヤに掲載です。
2014年12月15日 (月)
2014 秋の文楽鑑賞会 ③
そして、今回もお待ちかねのお弁当は
八尾にあります日本料理店「料亭 山徳」さんにて
お作り頂きました。
作られたお料理は、とても繊細で季節を感じたものばかり。
この文楽での長丁場による
文楽で興奮冷めやまぬ間に
休憩で食べるお弁当は本当に美味しく
幸せでございます。
2014 秋の文楽鑑賞会 ②
開演前には、人形遣いの吉田玉女さんよりご挨拶を頂きました。
皆様とご一緒にお写真を撮らせて頂きました。
今回の演目は『奥州安達原』
安倍貞任・宗任兄弟が安倍家の復興・奥州独立のため、
源義家と闘う時代物です。
玉女さんが演じるのは桂中納言則氏役で、
物語の重要な鍵となる人物でございます。
登場人物が多く、誰がこうで、
この人があの人とああなって・・・など
頭で考えるとややこしくなってしまうほど。
最初は、静かに淡々と物語が語られます。
そして最後に近づくにつれて、段々と激しく物語も動き
その、驚くほどの展開に見入ってしまいます。
物語が大変面白くて、文楽で鑑賞すると
その複雑な話も分かり易く入ってきて
今回は、特に最後のどんでん返しには驚かされました。
次回の来年・春の公演会も
なんと言っても、上方銀花が応援させて頂いております
「吉田玉女」さんが「二代目・吉田玉男」に襲名されるという
記念すべき公演となりますので
これから益々のご活躍に、とっても楽しみでございます。
2014年12月14日 (日)
2014年12月12日 (金)
2014年12月 9日 (火)
2014 秋の文楽鑑賞会 ①
年に2回開催されます
恒例の上方銀花・文楽観賞会が、先月催され、
お客様方にお出かけ頂きました。
開演前には、三味線の竹澤團吾さんが
文楽の音となる三味線についてお話くださいました。
三味線は、象牙と絹糸、犬皮を使い作られます。
江戸時代からだそうで、津軽三味線と同じなのだとか
音を奏でるときは、撥先しか使わず
長く響かせるのではなく、「ビンッ!!」と
切れ味の良い音で文楽を盛り上げます。
また文楽の三味線とは、音を奏でるものではなく
物語の重要な場面で色んな音を作り出します。
人物の感情を表すため
例えば、「びっくり」・「やっぱり」と
その人物が思えば「ビンッ!!ビンッ!!」と
感じた様に三味線の音も力強く鳴り響きます。
また驚いたことは、三味線の方は、
頭の中に浄瑠璃が全て入っている状態で
太夫さんは、「言葉」で表現をし
三味線は、その「言葉」と一身一体となって
音を奏でるのだそうです。
今回も一説を奏でてくださいます時に
一緒に浄瑠璃もうたってくださいました。
耳で感じているはずなのに
身体の中から響いているような感覚でございました。
舞台でも、三味線と太夫さんの掛け合いは
とても迫力あるものですが
このような間近で拝聴出来ましたこと
とっても嬉しかったです。
皆様、その迫力に聞き入っておられました。
これから、文楽を鑑賞する際に気をつけて聞いてみたいと思います。
竹澤團吾さん
お忙しい中、楽しいお時間頂戴致しまして
どうも有難うございました。
2014年12月 7日 (日)
マカロン・ショートケーキ
東京のお着物姿が素敵なお客様より
ピエール・エルメ・パリのマカロンを頂きました。
洗練されたパリのマカロンで
ふっくら、さくさくした歯ざわりで
甘くてやさしいクリームが
お口のなかで広がります。
今まで食べたことの無い
厚みのある程よい甘さのマカロンは
様々な種類のお味があり、
どれを食べようか迷います。
食べた味の感想をお話しながら、楽しく頂戴致しました。
こちらは、いつも美味しいケーキをくださる
オシャレなお客様より
大きいイチゴが乗ったショートケーキを頂きました。
美味しいと評判のショートケーキがあると
お話を聞いておりましたが
実際に食べたことが無いという私共の為に
お持ちくださいました。
噂通りの美味しさで
イチゴの甘酸っぱい酸味と、生クリームの甘さ、スポンジ
全て合さったお味は、格別でございます。
幸せいっぱいのお味、スタッフで美味しく頂戴致しました。
いつも、お客様より頂戴致しますものは
至福のひとときでございます。
いつも有難うございます。
2014年12月 5日 (金)
オートジュエラー 森暁雄 展
シルバーとサファイアが融合されたデザインは
今回の新作であります。
ブローチからネックレス・指輪
イヤリングやピアス、そしてカフリンクス
どれもシンプルな形でありながらも
型や色、大きさも様々なお色を持ったサファイアは
光にかざすと、様々な色が合わさっているかのような、
複雑な深い美しさがあります。
そして同じものは、ふたつとなく
森暁雄先生の世界に宿った
どれも個性を持った面白いジュエリーです。
また、エレガントさや可愛らしさもありますが
シルバーでシンプルなデザインですので
男性にもお使い頂きやすくなっております。
サファイアの色の深さに魅了される今回の作品
ぜひ、あなただけのジュエリーを
お探しくださいませ。
※「オートジュエラー森暁雄展」は
12/8(月)までとなっております。
2014年12月 4日 (木)
オートジュエラー 森暁雄 展
今年も、展覧会初日に
黒柳徹子さん・美川憲一さんよりお花が届きました。
お二人それぞれをイメージされたようなお花は
とってもお綺麗で、入り口に飾らせて頂いております。
そして、昨日に森先生よりお届け物が・・・
開けてみるとそこには
桐箱に収められた、大きく立派な「鬼柚子」が
入っておりました。
森先生のお庭で取れた「鬼柚子」だそうで、
早速、入り口に飾らせて頂きまして
柚子の良い香りが上方銀花を包み込んでくれております。
「鬼柚子」は、庭に植えると「代々(橙)家が栄える」と言われる、
縁起の良い柑橘果樹と言われており
かぼちゃみたいな実がつき
「獅子柚子」といった名前があるほど
でこぼこと、獅子頭に似て面白い外見をしているんです。
また、初日のパーティーの際には
森先生お手製の鬼柚子の羊羹や
栗とお豆さんの羊羹をお作りくださり
ワインにとっても良く合うお味でございました。
パーティーでは、大変人気で直ぐに無くなってしまい
お客様方と美味しく頂戴致しました。
森先生の細やかな温かいお心遣いが
幸せと共に、心へ染み渡ります。
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