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2014年12月 9日 (火)

2014 秋の文楽鑑賞会 ①

年に2回開催されます
恒例の上方銀花・文楽観賞会が、先月催され、
お客様方にお出かけ頂きました。


Bu2
Bu3
開演前には、三味線の竹澤團吾さんが
文楽の音となる三味線についてお話くださいました。

三味線は、象牙と絹糸、犬皮を使い作られます。
江戸時代からだそうで、津軽三味線と同じなのだとか
音を奏でるときは、撥先しか使わず
長く響かせるのではなく、「ビンッ!!」と
切れ味の良い音で文楽を盛り上げます。
また文楽の三味線とは、音を奏でるものではなく
物語の重要な場面で色んな音を作り出します。

人物の感情を表すため
例えば、「びっくり」・「やっぱり」と
その人物が思えば「ビンッ!!ビンッ!!」と
感じた様に三味線の音も力強く鳴り響きます。

また驚いたことは、三味線の方は、
頭の中に浄瑠璃が全て入っている状態で
太夫さんは、「言葉」で表現をし
三味線は、その「言葉」と一身一体となって
音を奏でるのだそうです。

今回も一説を奏でてくださいます時に
一緒に浄瑠璃もうたってくださいました。

耳で感じているはずなのに
身体の中から響いているような感覚でございました。
舞台でも、三味線と太夫さんの掛け合いは
とても迫力あるものですが
このような間近で拝聴出来ましたこと
とっても嬉しかったです。
皆様、その迫力に聞き入っておられました。

これから、文楽を鑑賞する際に気をつけて聞いてみたいと思います。
竹澤團吾さん
お忙しい中、楽しいお時間頂戴致しまして
どうも有難うございました。

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