高山しげこの『手』
16日(日)・17日(月)と2日間
高山しげこ先生がご在廊くださいました。
初めてお会いしたのですが、作品から伝わってくる
暖かい優しさがあるそのままの先生でございました。
師である大川修作先生を尊敬し、
常に大きな背中を追い続けてこられた高山先生。
大川先生との出会いは、立ち寄ったギャラリーで展示されていた
雲という字をもじり雲に見立ててデザインされた灯りが
始まりだそうです。
それがこちらの作品でございます。
どのような方が作られているのか
気迫と仙人のような風格がある大川先生には
驚かれたそうなのですが、その先生に惹かれ
導かれるように、この世界へ入られたそうです。
大川修作先生とのお話、制作過程・・・
どのお話にもご丁寧に教えてくださいました。
そのお姿は、大川先生のように誠実に
探究心を持って作品を作ってこられたのだと
伝わってきます。
ニセコの山より伐採された木を使い
そこから木の繊維をつぶして紙にして作品を作ってゆきます。
その動力は大変な作業でありながら
一つとして同じものは生まれない
高山先生の『手』によって
漉き加減、色の具合によって表情が違ってくる
自然の面白さがこのパルプアートにはあります。
パルプ独特の居心地の良い灯りに包まれて
とっても楽しい時間を頂戴致しました。
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