誉田屋源兵衛 帯展
国重要無形文化財であります
谷野剛惟氏が製紙した「名塩雁皮紙」を
使用されている
大変めずらしい帯でございます。
名塩雁皮紙は、現在の兵庫県西宮市名塩に伝承される
雁皮紙の製作技術です。
雁皮紙は泥を入れて作られており
泥が混ざっているから、
長い年月を経ても虫がつかず、
シミも出来ず、色も褪せないといわれています。
このような事から
国宝の修復にも、雁皮紙が使われております。
そして伊勢神宮、桂離宮、日光東照宮、
二条城などに使用される和紙も谷野剛惟氏の作だという。
古くから漉かれてきた主要な手漉和紙でことから
古来の形態を伝える伝統的な技法が
確実に受け継がれてきたものであり
誉田屋源兵衛の創る姿勢も日本の伝統的着物文化を
守りながらも常に新たな可能性を求めて挑戦し、
永きに渡り継がれてきました。
紙肌は滑らかで、独特の優しい光沢をしています。
上品な和紙の柔らかい感触が着心地のよい帯でございます。
| 固定リンク
「企画展のご紹介」カテゴリの記事
- 十時孝好 USAGI(2021.03.01)
- 倉敷ガラス 小谷栄次(2020.06.16)
- 倉敷ガラス 小谷栄次 作品展(2020.05.25)
- 熊野淸貴『篆刻講座』(2020.02.20)
- 上方銀花アーカイブス 第一弾(2020.02.14)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント