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2013年10月12日 (土)

鍋島緞通・吉島家

Nabe01

鍋島段通

絨毯は、中央アジアからトルコ、中国などを経て世界各地に伝わりました。
日本にも早くに伝わり、国産の絨毯が元禄(1688~1704年)頃に誕生したのでは
ないかと言われております。

そんな中、有明海に近くに住む農民、
古賀清右衛門が鮮やかな色文様を入れた敷物を織ったのが最初だそうで
とても華やかな敷物で大変評判が良く、その敷物は「花毛氈」と呼ばれました。
この評判を聞き当時は、将軍家への月並献上品に指定され
正月には、将軍家へ10枚、
老中へ5枚など約50枚ほどが毎年献上されていたそうです。

これが鍋島緞通のルーツでございます。

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鍋島緞通は、全て木綿で出来ています。
世界では、羊など羊毛、獣毛で出来ていたり、
ペルシャやトルコには、絹で織られた美術工芸品や、経糸だけに木綿を
使ったものがあります。

ですので、鍋島緞通のように経・緯・織込糸まで、全て木綿で
出来ている絨毯は非常に珍しいのです。

日本人は裸足文化でございます。
木綿はとても柔らかく裸足で歩くと優しく包み込まれるような肌触りで
大変素晴らしい敷きものなのです。
そして、年月がたつほどに味わいが増すのです。

また、文様も素晴らしく優美でございます。

01

有機栽培の貴重な木綿を手で紡ぎ、天然染料だけで染めた糸を
手織りした逸品。

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鍋島緞通を代表する「蟹牡丹」は、百花の王である牡丹の花を
蟹がはさみを振り上げた姿に見立て、富裕と家内安泰を表す文様です。

いつものお座敷が鍋島緞通を敷くと、あらたまった場所に変化します。
日本人の「おもてなし」と「くつろぎ」の演出としても
穏やかに寄り添う時間を与えてくれます。

今では、なかなか味わうことの出来ません
どうぞ、一度おもてなしの世界を感じてみてはどうでしょうか。

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