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2013年10月

2013年10月27日 (日)

松乃露

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素敵なお客様からお菓子を頂きました。

浅野耕月堂の焼菓子「松乃露」でございます。
創業明治32年(1899年)、浅野耕月堂初代久太郎が松林に自生するきのこ、
松露(しょうろ)を模ったとされ、この菓子に「松乃露(まつのつゆ)」と名付けたそうです。
当時は、ハイカラと評判だったようです。。

まあるく、ぷっくりとした大変可愛らしいかたち。
持ってみると驚くほど軽い。

シンプルな甘さがお上品で優しく口の中に沁み込みます。

食べるのが勿体ないので
大切に美味しく頂戴しております。

そして、現在展示しております品川恭子と京の女流作家展は

明日、10/28(月)までの開催となります。

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2013年10月26日 (土)

湯本エリ子先生の作品

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これらは、現在展示中の京友禅作家の湯本エリ子先生の作品の一部です。

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こちらもその中の1点でございます。

「雪持ち柳」

真っ白ではない、僅かにグレーがかった真綿紬地に
しなやかな柳の枝と力強く幹から伸びた枝。
その対比が面白く、うっすら積もった雪、葉の色彩が

なんとも表情豊かで見飽きません。

湯本エリ子氏の描く自然は、形を抽象化して独自の形で
表現されています。
その独自の形・色彩は、スケッチを大事にされており、
自然との対話によって生まれた形です。
どれほどの時間にらめっこをされていたのか…
作品からは、心地のよい優しいものが伝わります。

お召しになられた方は、きっと
柔らかく、包み込まれるような気持ちになることだと思います。

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2013年10月20日 (日)

花外楼

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花外楼は北浜の地で天保元年創業、180余年の歴史があり
上方銀花では、お母さんや順子さんにとって昔から御縁のある料亭です。

花外楼は江戸時代後期に「加賀伊」として創業。
明治8(1875)年、大久保利通や伊藤博文らが
立憲政治の足がかりを作った「大阪会議」の舞台となり、
大阪会議の成功を祝って木戸孝允に「花外楼」と命名されました。
その後も政財界の有力者が利用する中、
歴代のおかみは地元の画家の絵を買い集め、大阪画壇を支えられました。

初代伊助の誠実の志を大切に、
現在も日本料理の伝統とおもてなしの心を守り続けておられます。

今回は、明治の元勲に愛された花外楼の書画を
一堂に展示される展覧会、同時に大阪商人の信用と伝統として
「のれん」の重みを再考される講演会・シンポジウムが
先月より開催されていますのでご紹介いたします。

企画展では、木戸の「花外楼」のほか、別の字を当てた伊藤の「花魁」の書、
大阪画壇で日本画家の深田直城、菅楯彦、武部白鳳などの作品が展示されています。
とても貴重な作品が揃い、滅多に見れないものばかりで
それは、まるで美術館に来たかのようです。
花外楼と一緒に歩んできた作品の数々は圧巻です。

今もなお、伝統を守り続け文化を大切にされてきました、大阪を代表する料亭。
その歴史をご覧いただけます。

■場所:大阪商業大学 商業史博物館

■日時:10/9(水)~11/30(土) 
   午前10時~午後4時30分(※日曜日・祝日は休館です)

■観覧料:無料

ぜひ足をお運びしてはどうでしょうか。

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2013年10月17日 (木)

品川恭子と京の女流作家展

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本日、日本の染色家:品川恭子氏の希少の作品が届きました。
全てお1人で作られているということで、品川恭子氏のこだわりが
詰まった作品です。
そしてどの作品も、透明感と光を感じる美しい色彩で輝やいており、
どれも圧巻でございます。

また、染色家:湯本エリ子氏や縫:勝田保子氏の
お着物、帯も大変素晴らしい作品であります。
湯本エリ子氏の描く、自然の形を抽象化して独自の形で
表現されている作品は心地のよい優しい色合いです。

どの作品も魅力的です。

明日から10/18(金)~10/28(月)
京の手仕事と素敵な美の出逢いが始まります。

品川恭子氏の作品が間近でご覧いただけます。

ぜひ、貴重な空間をご堪能くださいませ。

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2013年10月15日 (火)

佃眞吾先生の「手」

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京都市右京区にて「木工藝 佃」を構えております
佃眞吾先生。

「手」からは、頼もしさ、優しさ両方を感じます。

長年職人として修業を積んでこられました佃眞吾先生は、

刳りもの、指物、漆と幅広い仕事をされてきました。
伝統に深く根ざしながらも、作家としての個性や美意識が強く
どこかモダンな雰囲気があります。

指物は木目を生かす事を大切にされており、
一つ一つの作品の木目を見ると本当に色んな表情が見る事が出来ます。
落ち着きさや、安心感を感じさせる木目に魅入ってしまいます。

自然とに手にとってみたくなる
伝統を織り混ぜた中に、少し遊びも利かせた作品たちは
佃眞吾先生の木への愛が伝わってくるようです。

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2013年10月12日 (土)

鍋島緞通・吉島家

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鍋島段通

絨毯は、中央アジアからトルコ、中国などを経て世界各地に伝わりました。
日本にも早くに伝わり、国産の絨毯が元禄(1688~1704年)頃に誕生したのでは
ないかと言われております。

そんな中、有明海に近くに住む農民、
古賀清右衛門が鮮やかな色文様を入れた敷物を織ったのが最初だそうで
とても華やかな敷物で大変評判が良く、その敷物は「花毛氈」と呼ばれました。
この評判を聞き当時は、将軍家への月並献上品に指定され
正月には、将軍家へ10枚、
老中へ5枚など約50枚ほどが毎年献上されていたそうです。

これが鍋島緞通のルーツでございます。

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鍋島緞通は、全て木綿で出来ています。
世界では、羊など羊毛、獣毛で出来ていたり、
ペルシャやトルコには、絹で織られた美術工芸品や、経糸だけに木綿を
使ったものがあります。

ですので、鍋島緞通のように経・緯・織込糸まで、全て木綿で
出来ている絨毯は非常に珍しいのです。

日本人は裸足文化でございます。
木綿はとても柔らかく裸足で歩くと優しく包み込まれるような肌触りで
大変素晴らしい敷きものなのです。
そして、年月がたつほどに味わいが増すのです。

また、文様も素晴らしく優美でございます。

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有機栽培の貴重な木綿を手で紡ぎ、天然染料だけで染めた糸を
手織りした逸品。

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鍋島緞通を代表する「蟹牡丹」は、百花の王である牡丹の花を
蟹がはさみを振り上げた姿に見立て、富裕と家内安泰を表す文様です。

いつものお座敷が鍋島緞通を敷くと、あらたまった場所に変化します。
日本人の「おもてなし」と「くつろぎ」の演出としても
穏やかに寄り添う時間を与えてくれます。

今では、なかなか味わうことの出来ません
どうぞ、一度おもてなしの世界を感じてみてはどうでしょうか。

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2013年10月 7日 (月)

鍋島緞通展・佃眞吾の指物棚展

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こちらは、神代杉のトレーです。

実は、この作品は埋もれ木で出来ているんです。
樹木の幹が、地殻変動や火山活動、水中の堆積作用などによって地中に埋もれ、
長い年月をかけて圧力を受けたために変成し、半ば炭化したものだそうです。
炭化は表面で著しく、内部は褐色で木理を残すそうで、
木理の美しいものや造形面で魅力的は特徴を持つものは、
彫刻を始めとする芸術作品や、埋れ木細工のような工芸品によく使われています。

とても杉の自然の香りが、この作品から溢れています。
木らしい柔らかな優しい手触り。

木目もひとつひとつが違うところに魅力を感じますね。

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鍋島緞通展・佃眞吾の指物棚展

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こちらは、神代杉のトレーです。

実は、この作品は埋もれ木で出来ているんです。
樹木の幹が、地殻変動や火山活動、水中の堆積作用などによって地中に埋もれ、
長い年月をかけて圧力を受けたために変成し、半ば炭化したものだそうです。
炭化は表面で著しく、内部は褐色で木理を残すそうで、
木理の美しいものや造形面で魅力的は特徴を持つものは、
彫刻を始めとする芸術作品や、埋れ木細工のような工芸品によく使われています。

とても杉の自然の香りが、この作品から溢れています。
木らしい柔らかな優しい手触り。

木目もひとつひとつが違うところに魅力を感じますね。

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2013年10月 6日 (日)

森暁雄先生が御来店されました

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本日、オートジュエラーAKIO MORIの
森暁雄先生が、お出かけくださいました。

そして御土産に、森先生お手製の栗羊羹をお持ちくださいました。
秋の季節にぴったりです。

一つ一つの渋皮を剥かれた栗と羊羹が
お上品な甘さでとっても幸せになります。
また、羊羹の入れ物が桐箱と
森先生の粋な御心遣いが素敵です。

お客様と一緒に頂戴しまして、たくさんの秋を堪能しました。

いつも快く作品を送ってくださいます森先生。

今日は、カメオのコレクションや作品を見させていただきました。

現在も、涼やかで、気軽にお使い頂きやすいようなアクセサリーを数点
2号店ギャラリーにて常設展示させて頂いております。

世界にたったひとつのアクセサリーのお誂えや、リフォームなども
お気軽にご相談くださいませ。

また、来月の末より久しぶりの上方銀花での展覧会もございます。

今からどんな世界になるのか楽しみです。

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2013年10月 5日 (土)

鍋島緞通展・佃眞吾の指物棚展

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昨日から始まりました

【鍋島緞通と佃眞吾の指物棚展】

お店の中が、とてもモダンな雰囲気で素敵な空間となりました。

鍋島緞通の受け継がれてきた変わらない美しさがあり

伝統工芸の中で知る人ぞ知る逸品。

有機栽培の木綿に天然染料で染めた手織りになります。

足を乗せれば包み込まれるような優しい感触

また、佃眞吾先生による指物の作品は

とても軽く、手触りも滑らかです。

何といっても、木の匂いがとても心地よくさせてくれ

思わず、ずっと触っていたいほど安心感を与えてくれます。

どちらの作品も、隅々まで神経が行き届いた繊細な作業の末に出来上がった

手仕事ならではの温かみがあり美しい作品です。

ぜひ、実際にご覧頂きたく存じます。

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2013年10月 4日 (金)

ラムネ

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Ramune

今日は素敵なお客様から

なかなか手に入らない珍しいお菓子を頂きました。

まんまるで可愛らしいラムネです。

口の中に入れるとふわっと溶けるような優しい食感です。

こちらも溶けてしまいそうです。

食べるのが勿体ないぐらい可愛らしいので

スタッフで大切に頂戴致しております。

お皿(川野恭和先生:作)でございます。

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