涼やかな夏のおきもの姿
暑い日が続いていますが、非常に嬉しいことに、ここのところステキな
夏のおきもの姿でご来店くださるお客様がおられて、涼やかな眼福を
頂戴しております。
おひと方のお姿をご紹介致します。
細かな亀甲の蚊絣のおきものは、能登上布です。
石川県の無形文化財に指定されている能登上布は、さらりとした肌
触りが心地よい、麻のお着物です。
現在は、ただ一軒だけになってしまった織元で、頑なに伝統の技法が
守られ織り継がれています。
なんとかこの先人たちの努力によって培われてきた、美の結晶の
麻織物を、大切に次の世代にもつないでいけるように願うばかりです。
以前に当方でお求め頂きました、柳崇先生の夏帯をあわされて。
生成地に、端正な細いブルーの縞が爽やかです。
糸作りから植物染料での染め、織り上げて仕上げるまでを全ておひとりで
なさる柳先生。
そのため数は多くは出来ませんが、有難いことに、いつも上方銀花で
引き合いの多い作家さんです。
中には、お誂えのお品を何年もお待ち頂いているお客様もおられますが、
織り上がってきた着尺や帯からは、柳先生の深い愛情を感じます。
| 固定リンク
「コラム」カテゴリの記事
- 京都へ新年のご挨拶(2021.01.07)
- 上方銀花33周年 パーティー 「十時孝好 USAGI」(2019.11.03)
- バースデー週間(2019.09.12)
- 上方銀花のお母さん バースデー(2019.09.08)
- 上方銀花 バースデー週間(2018.09.11)
「美しいきもの」カテゴリの記事
- 日本の美と装いを考える あなただけの逸品(2017.11.18)
- お着物でご来店(2017.11.03)
- 柳崇:作 「渋木地吉野間道・九寸帯」(2017.10.21)
- 可愛らしいお着物姿(2016.01.18)
- 七五三のお着物(2015.12.21)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント