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2013年5月

2013年5月31日 (金)

川口淳 色絵近彩楽園文華胥の夢日器

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2号店ギャラリーでは、川口淳先生の作陶展がスタート致しました。

「色絵近彩楽園文華胥の夢日器」と名付けられた作品たち。
なんといっても、カラフルでハッピーな絵付けが魅力です。
赤や黄色、ブルーにグリーン。
そして金彩に銀彩。
川口先生によって命を与えられた様々な色が、器からはみ出さん
ばかりに自由自在に踊っています。

毎回、人気の高い蓋物や匣。
今展でも、沢山の作品を展示してくださっています。
蓋を開けると、内側まで絵付けが贅沢に施されています。
開ける楽しみも大きい、楽しい作品です。

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2013年5月30日 (木)

川口淳 色絵近彩楽園文華胥の夢日器

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川口淳先生の作品の搬入日でした。
川口先生が、朝早くから作品を沢山車に乗せてお越しくださり、
ギャラリーに、ハッピーな空気も運んで来てくださいました。

熱心なファンの多い川口先生の、色絵近彩楽園文華胥の夢日器。
カタチのバリエーションもますます豊かになって、どのように使おうか
と考えるのも楽しい作品たちが沢山届いています。
色絵のシリーズに加えて、今年は瑠璃のシリーズも充実して
います。
作品の写真はHPでも改めてご紹介致しますので、お楽しみに
なさっていてくださいませ。

初日の明日、明後日は先生がギャラリーに在廊してくださいますので、
皆様どうぞお出かけくださいませ。

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2013年5月28日 (火)

お美しいお姿で

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会期を無事に終了いたしました、誉田屋源兵衛の展覧会。
会期中に華を添えてくださったお美しいお客様のお姿をご紹介
致します。
純金と真珠箔の鳳凰の帯は、誉田屋さんのものです。
とても華やかな美しい帯です。

こちらも京都で長い歴史を誇る、染の野口さんの、刺繍が
たっぷりと施された色留袖との取り合わせは流石です。
上品でやさしい地色がとてもお顔映りがよく、お似合いでした。

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2013年5月25日 (土)

誉田屋源兵衛の浴衣

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2号店での帯展と同時開催、
3号店では、誉田屋源兵衛の浴衣展を開催しております。

大胆な意匠や色遣いにもチャレンジして頂ける、浴衣。
誉田屋ならではの、モダンな着尺が届いております。
女性だけでなく、男性にもファンが多いのにも頷けます。

涼やかでしっかりとした、芭蕉の繊維を用いた半幅帯や角帯も
毎年人気があります。

「誉田屋源兵衛の帯展」「浴衣展」、ともに27日の月曜までの
開催です。
ぜひご高覧くださいませ。

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2013年5月24日 (金)

誉田屋源兵衛の帯展

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今年の誉田屋展、「二重七幸織」「洛小袖」の帯と共に展示されて
おります、新作着尺の「黄金繭」。
上方銀花ではすっかりお馴染となった「小石丸」とともに、皇室で
護られてきた由緒ある繭です。
現在、皇居内の紅葉山御養蚕所にて皇后陛下が飼育なさって
おられる蚕品種のなかの、黄金色に輝く美しい繭。
一般には解禁されていなかった皇室だけの繭ですが、現在では
このように、私たちも手に触れることが出来るようになりました。
誉田屋では何年にも渡る研究、試行錯誤を重ねて、美しい着尺が
完成しました。

この黄金繭の糸に特殊な防染を施し、白生地の絵緯として織りこまれ
ました。
黄金色の糸で織られた白生地は、やわらかい黄金色に輝いています。
皇室由来の文様を地紋として、色をかけた色無地着尺は、地紋の
黄金色が際立って、実に美しい。
陽光の下、ホテルのライティングなど、光の具合によって玉虫のように
色味が変わり、奥深い表情を生み出しています。

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2013年5月21日 (火)

誉田屋源兵衛の帯展

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「二重七幸織」とともに、今展の新作帯として展示中の「洛小袖」
(みやここそで)。

東京国立博物館にある六曲一双「洛中洛外図」屏風は、江戸初期の
風俗画を代表する作品です。
その屏風の中には、貴族、武家、町人、僧侶、歌舞伎役者などなど
沢山の人物が描かれ、実に2728名にも及ぶそうです。
江戸初期の自由で明るい社会を反映し、目にも鮮やかな色彩の
着物や帯を身に纏った人々は、活気にあふれています。

江戸時代の小袖の衣裳図をもとに、「洛中洛外図」の人物の姿を
誉田屋独自の発想と解釈を加えて、帯の意匠にと織り上げられました。
画中に、帯と同じ人物の姿を探して頂くのも愉しいかもしれません。

「洛小袖」の帯は、明るく柔らかな色調と、帯の軽さが魅力的です。
銀箔を粉状にして何重にも重ねたものを、特殊な技術で糸へと加工し
織り上げておられるため、帯にはまるで朧月の光のように神秘的な
深みが出ています。
箔の光沢感をあえて抑えた質感は、どのような場面にもお使い頂ける
品の良さが漂っています。

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2013年5月18日 (土)

誉田屋源兵衛の帯展

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2号店ギャラリーでは、誉田屋源兵衛の帯展が始まっております。
初日の昨日も、大勢の皆様にお出かけ頂きました。
ありがとうございます。
今回は記念の展示とあって、誉田屋さんの並々ならぬ熱いお心を
感じる企画となりました。

誉田屋源兵衛 創業275年を契機に織り上げられた「二重七幸織」
(ふたえななこおり)。
古くからある斜子織を二重織りにし、竹屋町織、絽刺織、佐賀錦と
融合させた、非常に手の込んだ織物です。
異なる組織が、帯に陰影を生み出しています。
実際にご覧頂きますと、その組織の面白さを実感して頂けることと
存じます。
陰影の美が主役の「御影様」(おかげさま)の織物です。

横糸には、お琴や三味線の弦、能衣裳に用いる江州だるま糸を
織り込んでいます。
「だるま」と呼ぶ糸繰り機での蚕の繭から生糸を引いた、江州だるま。
古来より最上質の糸として定評があります。
現代では楽器糸としてそのほとんどが出荷されていますが、誉田屋
さんでは本唐織の帯などに、江州だるまが用いられています。

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2013年5月16日 (木)

誉田屋源兵衛の帯展

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本日は、誉田屋源兵衛の帯展の搬入日でした。

誉田屋さんの275周年となる記念すべき年、
また、(株)神立屋 上方銀花の神立順子新社長の就任を
記念する展示でございます。

源兵衛社長の温かいお心遣いに感謝致しますと共に、
皆様に必ずやお喜び頂けるであろう今回の企画に、私共も
心がワクワクと浮き立っております。
この喜びをぜひ皆様と共感したく、ご来店下さいますことを
楽しみにお待ちしております。

誉田屋源兵衛の帯展は、5月17日(金)~27日(月)までの
開催でございます。
どうぞお気軽にお出かけくださいませ。

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2013年5月14日 (火)

鞆岡隆史の作品 カリフォルニアの美術館に登場

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今年の3月に上方銀花で個展をして頂いた、鞆岡隆史先生。
植物の一瞬を刻み取った写真は、ギャラリーに静かな幽玄の
世界を生み出し、話題を集めました。

その鞆岡先生の作品が、現在カリフォルニアのサンディエゴ写真
美術館の一室を飾っています。
7月28日までのロングランでの展示です。
もしご旅行なさることがございましたら、ぜひ足を延ばしてご高覧
くださいませ。

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2013年5月13日 (月)

お洋服のお誂え

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上方銀花では、以前からオーナー神立のデザインにて、お洋服の
お誂えも承っております。
お仕立ては、伊藤式で永らく学ばれた、神立が家族で子供の頃から
お世話になっている先生にお願いしております。
ファッションショーのお洋服のお仕立てもなさっている方です。

お写真のワンピースは、GWのお休み前にお納めさせて頂いた
一着で、神立にとってもお仕立ての先生にとっても会心の作となり
ました。
喪服にもお使い頂けるようなお嬢様用のワンピースを、とオーダーを
承りました。
張りのあるフランス製の生地を使用し、スリムで可憐なお嬢様の
ための一着には、美しいボリューム感を大切にして制作させて
頂きました。
けれども悲しみの場にも相応しいように、肌の露出を少なく衿を
詰めて、品の良い仕上がりに。
前にはプリーツを入れ、後姿が目立つ場で美しいようにと、後ろ
ボタンのデザインに致しました。
とてもよくお似合いでいらっしゃいました。

ブローチやネックレスなどのアクセサリーも映えますし、レースの
重ね衿を付けて頂いても着こなしの幅が広がります。
まるで、オードリーが映画の中で来ていたお洋服のようにエレガントで
女性らしい可愛らしさが漂っています。

お洋服のオーダー承ります。
ご自身の身に添ったお洋服は、身体のラインを美しく見せてくれます。
生地も沢山ご用意がございますので、お気軽にご相談くださいませ。

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2013年5月11日 (土)

半兵衛麩の「笹まきふ」

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もっちりとした、白くてきれいな麩饅頭。
半兵衛麩の「笹まきふ」を頂戴しました。

みずみずしい笹のよい香りが麩饅頭にうつって、何とも言えない
清涼感があります。
弾力のある生麩のひんやりとした舌触りが心地よく、中のこし餡も
上品な甘さ。
これから迎える梅雨の頃や、暑さの季節にも、いくつでも頂ける
あっさりとした喉越しの良さです。

食感が命の生麩、お餅よりもしっとりとしていて、けれど決して
水っぽくない。
シンプルながら奥が深い、京都の料亭でも永らく愛されてきた
所以にも納得の、美味しいとても麩饅頭でした。

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2013年5月10日 (金)

通常営業しております

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長いGW休業を頂戴しておりましたが、昨日より通常営業して
おります。

17日(金)から、上方銀花ではお馴染の、京の老舗帯匠
「誉田屋源兵衛の帯展」を開催致します。

新作の二重七幸の帯を中心に、黄金繭の着尺や、毎年人気の
高いお洒落な浴衣地も展示させて頂く予定でございます。
どうぞお見逃しのなきよう、お出かけくださいませ。

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2013年5月 9日 (木)

株式会社神立屋 ギャラリー上方銀花 代表取締役社長       神立順子よりごあいさつ

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拝啓
若葉の季節となりました。
如何お過ごしでしょうか。
いつも上方銀花をご贔屓くださり、誠にありがとうございます。

さて、この4月4日、父・神立悦二が3ヶ月半の闘病の末、89歳で
天国へと旅立ちました。
生前は、ひとかたならぬご厚情を賜りまして、ありがとうございました。
父は、昨年12月18日に倒れるまで、株式会社神立屋社長として
ギャラリー上方銀花の経営を担当し、現役を貫いてくれました。
父に対する感謝の思いは、生前に伝えられなかった分 私の中に
重く圧し掛かる日々ですが、27年間 父・母、そして私の 3人の役割を
果たしながら助け合ってきた時間は、とても幸せだったと思います。
東大阪の地に 文化の花を咲かせるべくオープンした「上方銀花」は、
お陰様で日本人の作る本物の作品を介して、皆様と価値観を共有できる
「幸せの空間」に育ちました。
この度 父の跡を継ぎ、株式会社神立屋の代表になりました。
大海原に放り出された子猫のように、心細い思いでございます。
しかし、父の熱い遺志を継いで、母とともにこれまで以上に 日本文化の
発信の場であり、「幸せの空間」を目指して 頑張る覚悟でございます。

いよいよ、「上方銀花」の 第2章の始まりです。
第1回目の個展には、私に対する応援も込めて 京都の帯匠 誉田屋
源兵衛10代目・山口源兵衛氏から、記念の個展を 催して頂けることに
なりました。
源兵衛社長自ら、秀作・力作の帯を出品して下さるとの 力強いエールを
送って下さっています。
これからは 母・サカエと共に、力を合わせる所存です。
どうか 今後とも「上方銀花」に、温かいご支援を賜りますよう、何卒よろしく
お願い申し上げます。
                                       敬具
  平成25年5月吉日
        
          株式会社 神立屋 ギャラリー上方銀花
                          代表取締役社長  神立順子

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