倉橋佳子 メタルビーズバッグ展
房のついたエレガントなデザインのメタルビーズバッグ。
パリのアンティークショップで心を奪われた、鈍色に輝く金属の
ビーズで作られたバッグから再現なさったカタチです。
フランスでも早くに材料や職人、作り方も失われてしまった
幻のバッグを現代に復元なさるには、考えもつかないほどの
大変なご苦労がありました。
作り方の指南書などありません。
大切になさってきた貴重なアンティークのバッグのひとつを
分解し、どのように織り上げられたものかを研究。
何年もの月日をかけて、倉橋先生オリジナルの、数ミリ単位の
細かな金属ビーズを生み出し、それをカラフルに色付けし、
オリジナルの織り機を制作されました。
アンティークのバッグには絹糸が使用されていましたが、耐久性が
よくなく、撚りが強いため綺麗に図柄が出ない欠点がありました。
倉橋先生のバッグには、伸びない、細い、丈夫で切れないなど、
メタルビーズバッグに相応しい条件を満たす、特別な糸が使用
されています。
バッグの図案は、全て倉橋先生のオリジナルです。
エーゲ海に散らばる島々を空から見た印象から生まれた「ミコノス」。
美智子皇后陛下も、お持ちのデザインです。
可憐な「薔薇」も人気の高いデザイン。
ミラーポーチも新たに作られました。
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