品川恭子 訪問着 花紋うつし
樋口可南子さんが、雑誌「和樂」の中でお召しになっていた
黒地の友禅訪問着は、品川恭子先生の作品です。
普段は紬のお着物をきりっと格好良くお召しになられる
ことが多いお客様より、やわらかものでもこのお着物には
袖を通してみたいと、ご注文を頂いておりました。
永いお時間をゆっくりとお待ち頂いて、昨年末にお納め
させて頂きました。
紙面ではよく目にしておりましたが、私共も実物を拝見する
のは初めてのことで、ぽってりとした縮緬に染め上がって
きた時には、あまりの美しさに一同うっとり。
眼福を頂いて、幸せな思いでいっぱいでした。
品川先生らしい色数を抑えたすっきりとした意匠で、程良く
配された花紋に女性らしい艶を感じさせます。
御注文くださったお客様にとって、黒は永遠のテーマで
おありだそうです。
お正月や初釜に、お召し頂けたでしょうか。
色白の透き通るようなお肌に、とてもお似合いのことだと
存じます。
黒地でありながら品の良い優しさを感じさせる、新年を寿ぐ
お席に相応しいお着物です。
| 固定リンク
« お雛様 展示しております | トップページ | 寒桜 »
「貴方だけのオリジナル作品」カテゴリの記事
- おかや木芸 上方銀花オリジナル「飾り棚」(2019.10.13)
- テーラー塩川:作『誉田屋源兵衛*麻世妙ジャケット&シャツ』(2018.10.27)
- 西川宏:作 特注 手縫い「ショルダーバッグ」(2018.02.06)
- Belpasso 捧恭子 :作「オーダー靴 AlberoⅢ」(2017.10.23)
- 柳崇:作 「渋木地吉野間道・九寸帯」(2017.10.21)
「美しいきもの」カテゴリの記事
- 日本の美と装いを考える あなただけの逸品(2017.11.18)
- お着物でご来店(2017.11.03)
- 柳崇:作 「渋木地吉野間道・九寸帯」(2017.10.21)
- 可愛らしいお着物姿(2016.01.18)
- 七五三のお着物(2015.12.21)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント