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2013年1月15日 (火)

品川恭子 訪問着 花紋うつし

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樋口可南子さんが、雑誌「和樂」の中でお召しになっていた
黒地の友禅訪問着は、品川恭子先生の作品です。
普段は紬のお着物をきりっと格好良くお召しになられる
ことが多いお客様より、やわらかものでもこのお着物には
袖を通してみたいと、ご注文を頂いておりました。
永いお時間をゆっくりとお待ち頂いて、昨年末にお納め
させて頂きました。

紙面ではよく目にしておりましたが、私共も実物を拝見する
のは初めてのことで、ぽってりとした縮緬に染め上がって
きた時には、あまりの美しさに一同うっとり。
眼福を頂いて、幸せな思いでいっぱいでした。
品川先生らしい色数を抑えたすっきりとした意匠で、程良く
配された花紋に女性らしい艶を感じさせます。

御注文くださったお客様にとって、黒は永遠のテーマで
おありだそうです。
お正月や初釜に、お召し頂けたでしょうか。
色白の透き通るようなお肌に、とてもお似合いのことだと
存じます。
黒地でありながら品の良い優しさを感じさせる、新年を寿ぐ
お席に相応しいお着物です。

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