2012年11月
2012年11月30日 (金)
2012年11月29日 (木)
2012年11月27日 (火)
上方銀花 秋の文楽観賞会②
今回も、幕間のお楽しみのお弁当は、川富さんにお世話に
なりました。
栗ごはんやキノコにムカゴ、今が旬の食材が使われた、上品な
お味付けのお弁当に舌鼓です。
添えられた紅葉と、紅葉麩にも心尽くしを感じます。
玉女さんから、ご自身が演じられた大星由良助のイラストが
描かれている、忠臣蔵に因んだ赤穂の塩を頂戴しました。
見応えがあってどんどん引きこまれるような演目と、嬉しい
お土産に、今回も素晴らしいお時間を過ごさせて頂きました。
いつも感じることですが、人間国宝を初め、大夫、三味線、
人形遣いの三業の技を間近で、ライブで体感できることは
非常に贅沢なこと。
実に貴重な空間です。
300年もの歴史を持ち、広く愛されてきた文楽。
これからも末長く、大阪が育んだこの貴重な文化が守られて
伝えられていくことを強く願います。
2012年11月26日 (月)
上方銀花 秋の文楽観賞会①
11月25日(日)まで、国立文楽劇場にて人形浄瑠璃文楽の
11月公演が行われていました。
会期の終盤21日(水)に、上方銀花の文楽鑑賞会を催させて
頂き、8年ぶりとなる通し狂言の『仮名手本忠臣蔵』の
第1部にお出かけ頂きました。
通しでは10時間にもなる超大作、お客様方には朝早くから
お集まり頂きまして有難うございました。
元禄赤穂事件をもとにした『仮名手本忠臣蔵』。
歌舞伎や映像でも何度も演じられている、年末の風物詩とも
いうべき日本の戯曲史上、最も有名な作品です。
第1部にも殿中刃傷の段や塩谷判官切腹の段など見所が
多く、長丁場にも関わらず、飽きることなくお芝居に惹き付け
られました。
特に、吉田玉女さん演ずる大星由良助の登場のシーンは、
待ってましたとばかりに会場が湧いておりました。
第1部終演後には、衣装部屋へ。
すぐに午後からの出番もおありの玉女さんもお顔を見せてくださり
とても有難いことでした。
2012年11月24日 (土)
VAGRIE 子安一子 バッグ展
2号店では、引き続き「VAGRIE 子安一子 バッグ展」を開催して
おります。
バッグは、会期中に何度か補充をお願いしていますので、いつでも
品ぞろえ豊富にご高覧頂いております。
初日には届いていなかったバッグが途中からお目見えしたりして
おり、会期中に何度もご来店くださっている熱心なファンの方も
おられます。
写真のマットクロコも途中から展示している作品。
茶色いのバッグは、ショッピングバッグの紙袋からデザインの発想を
得られたというもの。
上質な本物のクロコを、頻繁に気軽に使ってもらえるようにとの
想いが込められています。
子安先生ならではの、贅沢な遊び心を感じます。
人気のエレガントなバッグには、今年は鮮やかなピンクが登場しました。
小ぶりで女性らしいバッグですが、もちろんヴァグリエ定番の長財布は
納まるように考えられています。
ダークな色合いが増える冬場のオシャレにも、アクセントカラーとして
お楽しみ頂けそうですね。
「VAGRIE 子安一子 バッグ展」は、26日の月曜日まで開催しております。
ぜひ実際にお手に取って、子安先生が細部にまでこだわっておられる
使い勝手の良さを実感して頂きたく存じます。
2012年11月23日 (金)
2012年11月22日 (木)
2012年11月19日 (月)
2012年11月17日 (土)
2012年11月16日 (金)
2012年11月13日 (火)
美しいバラの花束
今年1月1日に88歳を迎えた、神立屋社長・神立悦二。
以前にも嬉しいお知らせをご紹介させて頂きましたが、
旭日単光章の栄誉を賜りました。
少し前の事になりますが、司馬遼太郎さんの奥様である
福田みどり様より、美しい紅白のバラを頂戴致しました。
かかえきれない程、立派な花束。
うっとりとする華やかさです。
森岡由利子先生作の、たっぷりとした白磁の壷に活けました。
上方銀花から歩いて10分程のところに、司馬遼太郎記念館が
あり、連日、熱心な愛読者の方々が司馬さんを偲び、訪れて
おられます。
上方銀花の前の道も司馬さんのお散歩コースで、時折、お店に
お立ち寄りくださっていたそうです。
奥さまのみどりさんは、上方銀花のお母さん・神立サカエと
樟蔭女子大学の同級生というご縁もあります。
2012年11月12日 (月)
徳永順男の『手』
国際奈良学セミナーハウスにて開催の、徳永順男先生の個展
「創造する椅子」展は無事に最終日を迎えました。
お出かけくださいました皆様、誠に有難うございました。
徳永先生の作品は数点、引き続き上方銀花で常設しております。
その座り心地の優しさを、ぜひ実感して頂きたく存じます。
木の命を預かり、作品にと新たな命を吹き込む徳永先生の『手』。
鍛冶師である大原さんの玉鋼の鉋との出会いが、徳永先生の
作品に新鮮な風を吹かせました。
鉋仕上げの椅子は、これまで誰も手掛けることが出来なかった
仕事です。
その運命的な出会いを、嬉しそうに熱っぽく語られる徳永先生の
目は、まるで少年のように輝いていました。
特注椅子のオーダーも承っております。
お気軽にご相談くださいませ。
2012年11月10日 (土)
藤平寧 作陶展
「楽天家」と命名されたうさぎの陶人形。
ほんのりピンクで、のんきにラッパを吹いています。
「亀の昼寝」は仰向けに、お腹を天にした亀の姿がユーモラスです。
藤平寧先生がここ数年、手がけるようになられたのが陶人形の
作品です。
先生ご自身が楽しみながら作っておられる様子が、作品を通じて
伝わってきます。
かわいい車は「出発!」、まるで絵本の1ページのように、
情景を想像するのも面白いものです。
型に囚われず、気負いなく、自分の作りたいものを作れるという
ことがあって、陶人形の制作は先生にとっても非常に楽しいご様子
です。
先生ならではの遊び心を感じ、嬉しい気持ちになります。
「藤平寧 作陶展」は、12日(月)までの開催です。
2012年11月 9日 (金)
徳永順男 創造する椅子展
国際奈良学セミナーハウス( 旧世尊院 )にて、徳永順男先生の
展覧会「創造する椅子」展が催されています。
写真の椅子は、大徳寺にあった樹齢800年もの欅材を用いたと
いうもの。
滑らかで艶やかな肌触りは格別で、浮かび上がる杢目には品格さえ
漂うほどです。
会場では、展示作品の椅子のほとんどに実際に腰掛けることが
出来ます。
大小様々な椅子のそれぞれが、長時間腰掛けても疲れない機能性に
優れ、曲線の美しさ、素材の持つあたたかさを感じます。
そんな作品を生み出すのは、三木の鍛冶師・大原さんが自ら川に
入って集めた素材を鍛えた、玉鋼の鉋です。
徳永先生の手によって使いやすい形に細工された大切な道具も、
共に展示されていました。
この特別な鉋で仕上げられた作品は、赤ちゃんの肌を想わせるような
木目細かい仕上がりです。
非常に心地よい空間では、お弟子さんによる、鉋を用いてのデモン
ストレーションも行われています。
12日(月)までの開催です。
皆様、ぜひ奈良まで足を延ばしてお出かけくださいませ。
2012年11月 8日 (木)
藤平寧の『手』
父は「陶の詩人」とも呼ばれ独特な世界を確立した、藤平伸先生。
寧先生ははじめから作陶の道に進んだわけではなく、大学では
考古学を学ばれました。
卒業後に、京都の陶工職業訓練校に進まれますが、父の背中を
見てきた寧先生にとって、土と向き合うことは自然なことだったの
かもしれません。
そんなご子息のご様子にも、父・伸先生は何も仰らなかった
そうです。
作品と同じく、和やかな藤平寧先生の『手』。
轆轤を使わずに、伸先生と同じく型や手捻りによって作品は
生み出されます。
柔らかで詩情にあふれた作品は、気負いがなく、見る側の心にも
すっと馴染んでくるかのような心地よさがあります。
使う楽しみ、見る楽しみのある作品には、愛おしさを感じるほどです。
明日9日(金)と10日(土)は、藤平先生が再び在廊くださいます。
ぜひお出かけくださいませ。
2012年11月 6日 (火)
2012年11月 5日 (月)
「徳永順男 創造する椅子」展のご案内
上方銀花でも常設作品として展示しております、徳永順男先生の
椅子。
確かな美意識が表れた作品は、繊細で美しいフォルムを描いて
います。
このフォルムを生み出すのが、三木の鍛冶氏・大原康彦氏が
作る玉鋼の鉋です。
運命的な出会いから、徳永先生は鉋仕上げの椅子を次々と
発表されました。
玉鋼の鉋で削り出された木の感触は、まるで木が喜んでいると
感じられる程に滑らかで柔らかです。
徳永先生の作品の集大成が、明日より国際奈良学セミナーハウス
(旧 世尊院)にて展示されます。
デモンストレーションも行われますので、秋の行楽のご予定に
ぜひ組み込んで頂きたく存じます。
会期中にはお近くの奈良国立博物館で、正倉院展も開催されて
おります。
「徳永順男 創造する椅子」展
2012年11月 3日 (土)
藤平寧 作陶展
まるで、水の色を表しているかのような色。
独特の美しいブルーが、藤平寧先生の作品によく見られます。
伝統に培われた釉薬も、藤平先生の手にかかるとモダンで
洗練された印象になります。
土の味をやカタチの面白さを大切になさるので、邪魔にならない
ようにとお使いになる釉薬はシンプルです。
お料理を持った時に様になるような大きさ、手に馴染みのいい
大きさを考えて作られた器は、お料理をよく引き立たせることから
料理人にファンが多く、また、花器はお花が生き生きと映えるので
華人にも愛されています。
軽やかで瑞々しい、使いやすい器です。
どのような用途で使われるかを限定させたくないとの思いから
つけられる作品のタイトルにも、藤平先生らしい和やかさを感じ
ます。
「はるか」
「そら」
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