« 誉田屋源兵衛の帯展 | トップページ | ニシダ飴の飴ちゃん »

2012年10月12日 (金)

山口源兵衛氏のお召し物

Img_2805

先日ご来店くださった誉田屋源兵衛の十代目・山口源兵衛氏。

「たけしアート☆ビート」の出演時と同じお着物をと、スポーツカー
「トヨタ86」のコマーシャルフォトの撮影時に依頼があったそう
です。
今回も、同じお着物でお出かけ頂きました。

誉田屋が情熱を注いで現代に蘇らせた「紙布」のきもの。
雁皮、三椏、楮といった天然の恵みを紙に漉き、細く切って撚りを
かけたものを織り上げます。
独特の風合いと肌触りで、冬はあたたかく夏は涼しい。
絹とは異なる質感が、江戸時代に茶人や俳人、武士など風流を
好む人々の間で広まったそうですが、誉田屋が手がけるものは
現代の生活に合う、現代の紙布です。
朱色に染めた羊の革を継ぎ、それがいいアクセントになっています。
背中には大きな蝶の背紋が入れられていました。
たっぷりと糸を用いて、ふっくら盛りあがるほどの縫紋です。
さなぎから孵って美しく翅をひろげる蝶の文様は、再生、不死身を
イメージさせ、戦国の世に武将たちが好みました。
背中から魔が入ることを拒む魔除けの背守りです。
帯は紙布に純金の箔を施して織り上げたもの。

NHK「男前列伝」でも紹介された源兵衛氏の着こなしですが、
まさに男前なお姿です。

|

« 誉田屋源兵衛の帯展 | トップページ | ニシダ飴の飴ちゃん »

コラム」カテゴリの記事

企画展のご紹介」カテゴリの記事

美しいきもの」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 誉田屋源兵衛の帯展 | トップページ | ニシダ飴の飴ちゃん »