誉田屋源兵衛の帯展
展示中の作品より、「たけしアート★ビート」で紹介された逸品を
ご紹介致します。
左の帯は、伊藤若冲の絵を初めて見た時の衝撃を帯に託した
作品。
その透明感、無重力感に強く惹きつけられ、妖艶な美しさに
言葉を失ったといいます。
10年もの間、試行錯誤を重ね、若冲八重菊を帯に再現しました。
特殊な技術でプラチナ箔を糸状にしたものを全体に使用し、
まるで大菊が空間に浮かんでいるかのように表現しています。
右は、跳鯉図の帯。
中国 元の時代に制作された、世界的にも絵画の最高傑作と
高く評価されている絵画がもとになっています。
この跳鯉図を織物にすることは、誉田屋さんの長年の夢で
あったそうです。
細かな表現と高度な技で表された鯉の表現が、実に見事です。
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