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「たけしアート☆ビート」で紹介された帯からもう一点。意匠文様に、十一代将軍家斉所用であると伝えられる陣羽織の柄を用いた「不諦不動」と名付けられた帯です。破れ扇子でありながら、断じて要が外れることがない様を描いた文様は、不撓不屈の強靭な精神を表しています。末広の部分の糸は、高度な技法によって見事な浮織が施されています。白い艶のある糸は小石丸の絹、漆箔の佐賀錦地に純金、プラチナ糸で織りだされた贅を尽くした逸品です。
2012年10月11日 (木) 企画展のご紹介 | 固定リンク Tweet
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