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2012年10月16日 (火)

徳永順男の椅子

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徳永順男先生の、シンプルなフォルムで座り心地の良い
椅子が2脚、上方銀花に届きました。

大学卒業後に、当時78歳だった無形文化財保持者・
竹内碧外氏に師事された徳永先生。
確かな美意識を築き、感性を磨くことを徹底して教えられ、
現在の徳永先生の作品に多大なる影響を与えています。

現在、工房を構えておられる三木市は、刃物の産地。
50代の頃、鑿鍛冶師の大原康彦氏が手がける玉鋼の
鉋と出会い、衝撃を受けたという徳永先生。
日本刀の素材でもある玉鋼を用いた鉋は、切れ味が
素晴らしく、木の逆目を気にすることなく使用できるそうです。

そんな鉋で削り出される徳永先生の椅子。
身体に当たる部分が柔らかく感じる、長時間座っていても
疲れない椅子です。
座面は和紙をこより状にしたもの、杉の木、布、皮から
お好みのものをお選び頂けます。

11月には、正倉院展に合わせて国立博物館のすぐお近くの
「国際奈良学セミナーハウス」にて、徳永順男先生の椅子を
展示し、上方銀花もお手伝いをさせて頂きます。
秋の行楽のご予定に、ぜひ入れて頂きたいと存じます。

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