村上恭一の『手』
日本のスタジオガラスの第一人者である舩木倭帆先生のもとで
吹きガラスの修業をし、用の美の理念やものつくりに対する姿勢を
学ばれた村上恭一先生。
生み出される作品からは、仕事に対する真摯な想いが感じられます。
扱う竿があたる部分には、勲章のタコができています。
焼物の産地として知られる愛媛県の砥部で、独立。
現在でも100件ほどの陶芸家の工房が軒を連ねる中、ただ一軒の
ガラス工房であるそうです。
ガラスでありながら、柔らかさと温かさが漂う作品は優雅なフォルムを
描き、ガラスの持つ透明感が秋の日差しの中で美しく輝いています。
村上先生の真面目なものつくりを皆様にご紹介したく、今回このように
個展が実現出来ましたことを嬉しく思っています。
「村上恭一 吹きガラス」展は、29日(月)までの開催でございます。
ぜひお出かけくださいませ。
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