« 吉野光宝 御所衣装人形展 | トップページ | Plants 秋冬コレクション展 »
享保の頃、西国大名が参勤交代の折に京の御所や公家たちへ贈り物を持参し、その返礼として諸国に持ち帰った御所人形。文字通り御所を中心に栄え、貴族社会で愛された人形です。その後、子供の健やかな成長を願って、広く庶民にも可愛がられました。三等身のぽっちゃりとした肉づきのいい体躯に、胡粉を幾重にも重ねた白く輝く肌が気品を感じさせます。吉野先生のお人形は、なんといってもそのあどけない表情が魅力的です。何か語りかけてくれるような様子の、豊かな表情が実に可愛らしい作品です。伝統を受け継ぎ作られた、由緒ある御所人形です。
2012年9月21日 (金) 企画展のご紹介 | 固定リンク Tweet
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