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2012年8月30日 (木)

出羽の織座 山ぶどうの籠

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山形の「出羽の織座」山村幸夫先生から、期間限定で貴重な
山ぶどうの籠をお送り頂きました。

寒暖差の激しい山形県では、厚みがあり丈夫な山ぶどうの
皮が採れるとして知られています。
年に一度、梅雨の時期に蒸し暑い中、大量の蚊と格闘しながら
山に入り、採取された山ぶどうをしっかりと乾燥させ、丁寧に
裂いていきます。

出羽の織座で使われる山ぶどうは、山形産の素材の中でも
特に上質でしなやかです。
榀布と組み合わせたり、なだらかなカーブが美しかったりと、
素朴な素材を用いたバッグですが、出羽の織座のものは
エレガントさを感じませます。
年々、少なくなっているとう山ぶどうは、山村先生のもとでも
いよいよ手に入らなくなってきているご様子です。
貴重な素材を大切に用いた籠は、永くお使い頂くほどにケバが
取れ皮のような艶が出て、より一層味わい深く美しく成長して
参ります。
親から子へと伝えていきたい、日本の自然が生み出した美しい
バッグです。

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