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2012年7月 3日 (火)

小谷眞三先生「壇れい 名匠の里紀行」出演

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昨日、BS日テレで放映された「壇れい 名匠の里紀行」は
ご覧になられましたか?
小谷眞三先生の工房を壇れいさんが訪ね、倉敷ガラスの
手業の美しさに迫る番組でした。

コップに始まりコップに終わる、小谷先生の吹きガラス。
数人で組んで仕事をすることが当たり前だった吹きガラスの
工程を、全ておひとりでこなされる姿勢は、81歳になられた
現在もかわりません。
1300度もの高温になるガラスの坩堝、特にこれからの
季節は吹きガラス工芸にとって、大変過酷な暑さとの戦い
となります。
小谷先生によって生を受けたガラスは、とろりとして安心感の
ある質感と、太陽の光を浴びて美しく透き通った色彩、
そして手作りならではのちょっっぴりいびつな味のあるかたち。
全てに小谷先生の温かく健康的で、飾らないお人柄が表れて
いるようです。

番組で、壇れいさんに語られるお元気なお姿や、制作の
ご様子、ガラスにかける思いなどを拝見して、ますます倉敷
ガラスが愛おしく、大切に使いたいと感じました。
上方銀花では、倉敷でも数が少なく貴重になっていると言われる
小谷眞三先生の作品を常設展示しております。


BS日テレ「壇れい 名匠の里紀行」

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