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2012年7月26日 (木)

柳崇 賤機織りの段熨斗目訪問着

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ブログにてご紹介させて頂くのが遅くなりましたが、以前にお得意様に
ご注文いただきました柳崇先生の訪問着です。

オーダー下さいましたお客様はお若い頃からお着物がお好きで、
今もお着物に携わるお仕事をなさっておいでの目利きの方です。
2010年の10月に開催しました柳崇先生の作品展の際に、ご注文を
承りました。

柳先生の段熨斗目(上下熨斗目)の訪問着といえば、国産の絹糸の
持ち味を最大限に生かした上品な光沢が特徴です。
身に纏うと神々しいほどの美しさです。
高度な技術を要する賤機織りの訪問着では、そのこだわりの
光沢感をあえて抑えた素朴な質感をお愉しみ頂くことが出来ます。
天然の染料で染め分けられ、絣によって織り上げられた横段が
素晴らしい、格のあるお着物です。

実は数十年前に当方のオーナーが、先代の悦博先生の手による
賤機織りの段熨斗目を頂戴しました。
今回はそのお着物をもとに、崇先生にご注文させて頂きました。
女子美術大学などで多くの方をご指導なさった織りの名手である
悦博先生のお作と同じく、崇先生のお仕事も妙境に入られました。

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