季節の花の香り
牡丹に似た大輪の花が美しい芍薬。
益子の宮嶋正之先生の花器に活けました。
牡丹の花が「花の王」と呼ばれるのに対し、芍薬はその華やかで
堂々とした姿から、「花の宰相」と呼ばれます。
漢方薬としても重用される芍薬は、昔から美女の例えとして
「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」といわれるほど。
まるで、凛としていながら、しなやかで優美な姿を想像させるようで、
女性としては憧れますね。
その花は、たおやかな香りで、爽やかな香りのワインを芍薬の
ような香りと表現するそうです。
葉っぱに隠れるように咲いた、鈴のような形の白くて小さなお花。
韓国の陶芸家チョンさんの器に活けた、スズランの可憐さには
心がときめきます。
香水のような芳しい香りで、「君影草」「谷間の姫百合」と称される
ことも。
フランスでは古くから花嫁さんにスズランの花を贈る風習があり、
とくに5月1日は「ミュゲー(スズラン)の祭日」として、この日に
スズランの花束を贈られると幸福が訪れるといわれ愛されて
います。
日本ではドイツスズランを目にすることが多いのですが、
北海道では今頃に季節、かわいい花が目を楽しませてくれます。
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