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2012年6月

2012年6月29日 (金)

辻村唯の器で

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蒸し暑い日が続きますが、体長崩されていませんか。

早いもので、6月も明日まで。
6月の花といえば、紫陽花ですね。
雨露にしっとりとした紫陽花の花玉は、美しいものです。

青もみじと一緒に、お客様に頂戴した紫陽花を活けました。
大ぶりの片口鉢は、辻村唯先生の作品です。
釉薬の色と相まって、清々しさを感じさせてくれます。

大ぶりの器はこのようにお花を活けて頂いても、お料理を
盛って頂いても様になって、存在感があります。

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2012年6月28日 (木)

上方好みの夏きもの 感謝セール

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明日より7月9日まで、上方好みの夏きもの展を開催致します。

6月・9月の単衣に、7月・8月の薄物。
4カ月の期間だけですが、4カ月もあるからこそ、
涼やかな風が吹くように、心地よく軽やかに爽やかにおきものを
着こなして頂きたく存じます。
夏におきものを涼やかにお召しになっているお姿は、見る側にも
涼を感じさせてくれて、嬉しいものです。

上方銀花の自慢の品を、会期中の特別感謝価格にてご紹介
致します。
ぜひお出かけくださいませ。

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2012年6月26日 (火)

森暁雄 バロックパールペンダント

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今シーズンの森暁雄先生の新作には、大粒のバロックパールを
用いた作品が色々と届いておりました。

バロックパールのネックレスやイヤリングなど、面白さに惹かれて
お求めくださっていたお客様より、ビジネスのシーンなどでも気軽に
使える、一粒のペンダントをオーダー頂きました。
アンティーク風にデザインされた、シルバーの金具やチェーンも
森先生のオリジナルで、刻印が打たれています。

華やかな雰囲気のお客様は、白の特別大ぶりのパールを用いて。
かわいらしい雰囲気のお客様はグレーのパールをお使いに
なられました。
ひとつとして同じ形のないバロックパール。
森先生らしい個性溢れる、ペンダントになりました。

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2012年6月25日 (月)

別染めの長襦袢

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先日、当ブログにてご紹介させて頂きました特別な長襦袢。
お色見本の中からお好みのお色をお選び頂き、京都の職人が
白生地から染めて参ります。
早速にお衣装凝りのお客様にオーダー頂き、染め上がって
きたお襦袢の一部をご紹介致します。

香櫨染、鳥の子色、桜鼠。
それぞれに、なんともいいお色になりました。
地紋の菊唐草の意匠が、美しく浮かび上がっています。
これからお仕立てさせて頂くところですが、とてもしっかりとした
お生地で、どれもお単衣のお仕立てでご注文頂きました。
品のいいお襦袢が出来そうで楽しみです。

別染めの長襦袢は、引き続きご注文を承っております。

5月28日ブログ 長襦袢 白生地入荷しました

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2012年6月23日 (土)

大麦工房ロアの「大麦ダグワーズ」

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今頃の季節には、各地で麦の穂が立派に実った麦畑を
目にします。

以前に作家さんからお土産で頂戴した、大麦を使った
お菓子。
大麦工房ロアの「大麦ダグワーズ」です。
大麦の香ばしさが口の中に拡がるメレンゲ生地は、
柔らかすぎない良い歯ごたえと口溶けです。
アーモンド味のクリームとの相性もぴったりです。

国産の大麦を100%使用したお菓子。
栄養バランスに優れた大麦は、その利用方法が見直されて
います。
血中コレステロール値の改善や、免疫力のアップ、糖尿病
予防に役立てられています。

(黒漆皿 松﨑融先生作)

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清水久美子 帽子展

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清水久美子先生の帽子展には、カチューシャやバッグなども
ご出品頂いております。
ミッキーマウスの耳のような飾りの付いたカチューシャや、
大ぶりのリボンにお花のモチーフが付いたカチューシャ、
小さなリボンが並んだものなど、デザインのかわいらしさは
話題を集めそうです。
麻素材が上手く用いられて柔らかいので、長時間ご使用頂い
ても痛くなりにくいのが嬉しいですね。

白いお花のモチーフが沢山付けれてたバッグは、お帽子と
同じ麻素材で軽やかです。
持ち手に並べられた赤いビーズも、バッグの愛らしさをより
際立させています。

清水久美子 帽子展は、2号店ギャラリーに会場を移っており
ます。
25日(月)までの展示です。
色々と被り比べて愉しんで頂きたいと存じます。

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2012年6月22日 (金)

清水久美子 帽子展

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おリボンやレースなど、細かな部分までかわいさが詰まった
清水先生のお帽子。
ワンピースやおめかしした装いにはもちろん、ジーンズなどの
さりげないカジュアルな装いにもぴったり似合います。

いつもご愛用くださっているお客様からは、清水先生の帽子を
被っていると写真映りがとても良いだとか、風がお帽子の中を
すーっと通っていくようで涼しいだとか、嬉しいお話をお聞き
します。
折りたためるレースのお帽子を、楽しみになさっているご旅行の
お共にと、お求め下さったお客様もおられます。
被り慣れないと照れくさいかもしれませんが、被り心地のよい
お帽子は、日差しを避けてくれるだけではなくオシャレ度を
アップさせてくれる心強いアイテムなのです。

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2012年6月21日 (木)

お宮参りのお帰りに

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お孫さんのお宮参りのお帰りにお立ち寄り下さったお客様の、
お着物姿をご紹介致します。

以前にお求め頂きました、柳崇先生のうこん色無地に
洛風林の帯を締められて。
いつも、センスよく、楽そうにお着物をお召しになっている
ご様子に憧れます。
柳先生のお着物、お写真では分かりにくいのですが花織で
文様が織りだされています。
柳先生の作品独特のしなやかな織り地と光沢感が、端正で
ありながら品の良い高級感を感じさせます。
のぞきの一つ紋を、縫い紋でお入れしています。
帯のお色目もお似合いで、とてもステキなお姿でした。

お孫さんの健やかなるご成長を、お祈りしております。

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2012年6月19日 (火)

清水久美子 帽子展

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籐の一種であるバオや、桧など、天然の素材を用いた
清水久美子先生のお帽子。
まるで彫刻作品をみるかのように、立体的に美しく作られた
お帽子は、その作品を愛する人が被ってくださることによって
完成します。

編みがしっかりしていて、天然素材ならではのマットな光沢が
高級感があってエレガント。
大人っぽい上品さとかわいらしさが感じられます。
それでいて、どこかスポーティー。

天然の材料は年々入手が困難になってきていると伺っており
ましたが、いよいよ今後作り続けられる作品にも限りが出てくる
ほどになってしまったようです。
弾力があって通気性が良く、かぶりやすいので、毎回違った
デザインでお求めくださるお客様もおられるほどです。
軽くて涼しいお帽子を、夏のオシャレにぜひ取り入れていただき
たいと思います。

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2012年6月15日 (金)

清水久美子 帽子展

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3号店では、清水久美子先生のお帽子の作品が届きました。
昨日は、箱から出す度に、ステキなお帽子にうっとり。
早速に、ファンの方がご来店下さっておりました。

DMにも使用しましたシリーズのお帽子は、麻の細いブレードを
丁寧に縫って成形されています。
透け感のあるレースがかわいく装いのアクセントになって
くれそうですが、レース部分は折りたたみが出来ますので
嵩が低くなります。
お出かけ先でお帽子を脱がれた時、また、ご移動の時にお帽子を
バッグに入れて頂くにも、嵩が低くなると便利なものです。

1点ずつレースのデザインやお色も異なりますので、どうぞ
色々と被り比べて頂いて、お似合いになるものをお選び頂き
たいと存じます。

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2012年6月14日 (木)

オートジュエラー 森暁雄のパール

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梅雨入りしましたが、今日は日差しがきつく汗ばむほどの
気候となりました。

6月といえば、パール。
その玲瓏とした美しさは、いつの世も女性を虜にします。
森暁雄先生のパールは質が良い事はもちろん、
ボリュームがあって、良心的な価格にも定評があります。
パールを用いた作品を、いろいろと送って頂きました。

ダイヤやオパール、ルビーなどと組み合わせた、大粒
南洋真珠のリッチでエレガントなシリーズから、
珍しいバロックパールを組んだ、大胆で存在感のある
新作シリーズ、
また、南洋真珠とみまごうほどの上質の淡水真珠の
ロングネックレスやブレスレット…。
どれも心惹かれる美しさです。

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2012年6月12日 (火)

誉田屋源兵衛 浴衣展

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板締め絞りの浴衣も、誉田屋さんにかかるとひと味違った
浴衣になりました。

江戸時代に多く染められた板締め絞りの技法は、屏風状に
折り畳んだ生地を木版に挟んで防染します。
残された白地と、染められた部分とのコントラストが美しく、
手仕事により全ての工程が行われます。
色のにじみ具合などが染める時によって微妙に変化して、
偶然に生み出される連続文様が、大胆でモダンな印象を
与えてます。

染色に用いられているのは「弁柄」。
国内にただ一軒残る弁柄染めの工房にて、美しく染色
されています。
ラスコーの壁画やアルタミラの壁画にも残されている最古の
顔料は、防虫や防腐の効果があり、古くから建築などに
用いられてきました。
インドのベンガル地方から伝えられたことから「ベンガラ」と
呼ばれるようになったのだとか。
日光にも強く退色が少ないことから、土からとれる天然の
素材として見直されています。

「誉田屋源兵衛 浴衣展」は、好評につき、今回会期を延長
してご紹介させて頂くこととなりました。
6月19日(火)まで展示しております。
どうぞご高覧くださいませ。

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2012年6月10日 (日)

オリジナルのボンボニエール

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栄誉ある賞を受賞なさいました折の記念品として、
ご注文いただきました、オリジナルのボンボニエールです。

ボンボニエール(La Bonbonniere)は、ヨーロッパで古来から
お慶びごとで親しまれてきた、幸福を彩る愛らしい小箱です。
日本の皇室でも、引出物としてお遣いになられています。

白磁に、爽やかな呉須でアルファベットを軽やかに散らして、
底面にはロゴマークもお入れしました。
シンプルでありながら、遊び心を感じるような作品になりました。
キャンディーや大切なものを入れてお使い頂いても、
飾って頂いても愉しい、オリジナルのボンボニエールです。

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2012年6月 8日 (金)

映画「道~白磁の人~」

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明日、6月9日公開の映画をご紹介致します。

高橋伴明監督の「道~白磁の人~」は、日韓双方の教科書に
載る実在の日本人、浅川巧氏を描いた物語です。
昨年には、大阪東洋陶磁美術館にて浅川巧氏の生誕120年を
記念した特別展、「浅川伯教・巧兄弟の心と眼 ―朝鮮時代の
美―」が開催されました。

それまで見向きもされなかった朝鮮時代の陶磁器や工芸品が、
1920年以降、一躍注目を浴びました。
そのきっかけとなった人物が、浅川伯教・巧兄弟であり、現地で
生活し、現地の人々と親交しながら、朝鮮の陶磁器や木工芸を
深く愛し研究を重ねて、その優れた芸術性を紹介しました。
日本で大きなムーブメントとなった民藝運動の父・柳宗悦らに
多大なる影響を与え、哲学者の安倍能成は浅川巧氏の死を
「人類の損失」と記したそうです。

没後80年になる今年、民族の壁を越えて生きた浅川巧氏の
韓国人青年との友情を描く作品です。
梅田ブルク7、T・ジョイ京都 他で公開です。

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誉田屋源兵衛 浴衣展

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誉田屋源兵衛・浴衣展には、男性にお召し頂きたい浴衣も
展示しています。

数年前、男のキモノのファッションショーも話題を集め、
NHK BSプレミアムで放送された「たけし アート☆ビート」
では、ビートたけし氏のために作られた着物と帯が非常に
格好良く、男のキモノに対する可能性をぐんと広くして
くださいました。

嬉しいことに、山口源兵衛氏の伝統を守りながらも常に挑み
続ける姿勢、豪快であり細やかな高い美意識に憧れて、
男性のお客様にも、お着物にチャレンジしてみたいと感じて
くださった方がおられました。
次の世代にもしっかりと伝えていきたい大切な文化ですが、
機能性ばかりを追い求める風潮の中にあって、男性の着物
離れが進んでいることも事実です。
生活のリズムに少しのゆとりを持って、男性が着物の良さを
改めて感じてくれるきっかけになれば幸いです。

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2012年6月 7日 (木)

誉田屋源兵衛 浴衣展

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DMにも使用しました、ひまわりの浴衣。
お色違いのものも届いております。

夏の日差しのもとでも、元気にお召し頂きたいような大輪の
ひまわり。
お色遣いによって、イメージががらりと変化して、大人っぽい
艶やかさを感じさせるものも。
誉田屋でいちばん人気が高かったのが、白地に黄色の
ひまわりの浴衣だそうです。

白地の浴衣は、夕暮れから夜にかけてお召し頂くと
女性を美しく見せてくれるといいます。

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2012年6月 5日 (火)

誉田屋源兵衛 浴衣展

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誉田屋源兵衛 浴衣展には、初日から大勢のお客様に
お出かけ頂いております。
男性のお若いお客様も。
テレビでご覧になられた山口源兵衛氏の、粋なきもの姿に
魅せられ、ご来廊くださったようです。
お若い方がお着物に魅力を感じてくださる嬉しいきっかけに
なって、本当に有難いことです。

普段のお着物よりも大胆な色柄に挑戦して頂けるのも、
浴衣の面白みです。
鮮やかな色や大きな柄付けで、背筋をしゃんとして街を
颯爽と歩いて頂きたい。
そんな浴衣が並んでおります。

今回、数に限りがございますため、お早目のご来店を
お勧め致します。
誉田屋の浴衣で、文様を身に纏う楽しさを感じて頂きたいと
思います。

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2012年6月 4日 (月)

誉田屋源兵衛 浴衣展

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明日より、「誉田屋源兵衛 浴衣展」を開催致します。

京都の老舗帯匠 誉田屋源兵衛は、上方銀花ではお馴染。
NHK「男前列伝」やBSプレミアム「たけし アート☆ビート」
でも話題を集めた、十代目・山口源兵衛氏の高い美意識には
展覧会のたびに感動を与えて頂いています。

源兵衛氏が数年前から力を入れておられるのが「浴衣」。
誉田屋ならではの大胆な意匠と色遣いには、目を奪われ
ます。

本日は、設営中から誉田屋ファンの方々にお出かけ頂き
ました。
浴衣は数に限りがございますので、ぜひお早めにお出かけ
くださいませ。

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2012年6月 2日 (土)

季節の花の香り

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牡丹に似た大輪の花が美しい芍薬。
益子の宮嶋正之先生の花器に活けました。
牡丹の花が「花の王」と呼ばれるのに対し、芍薬はその華やかで
堂々とした姿から、「花の宰相」と呼ばれます。
漢方薬としても重用される芍薬は、昔から美女の例えとして
「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」といわれるほど。
まるで、凛としていながら、しなやかで優美な姿を想像させるようで、
女性としては憧れますね。
その花は、たおやかな香りで、爽やかな香りのワインを芍薬の
ような香りと表現するそうです。

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葉っぱに隠れるように咲いた、鈴のような形の白くて小さなお花。
韓国の陶芸家チョンさんの器に活けた、スズランの可憐さには
心がときめきます。
香水のような芳しい香りで、「君影草」「谷間の姫百合」と称される
ことも。
フランスでは古くから花嫁さんにスズランの花を贈る風習があり、
とくに5月1日は「ミュゲー(スズラン)の祭日」として、この日に
スズランの花束を贈られると幸福が訪れるといわれ愛されて
います。
日本ではドイツスズランを目にすることが多いのですが、
北海道では今頃に季節、かわいい花が目を楽しませてくれます。

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2012年6月 1日 (金)

「るるぶ」東大阪市の取材

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JTBパブリッシング刊の、旅の情報誌「るるぶ」。
北海道から九州まで日本全国を地域ごとにまとめた、「見る、
遊ぶ、食べる、寛ぐ」のスポットの情報が盛り込まれたガイド
ブックです。
楽しいご旅行のお共に、お手にされたことのある方も多いの
ではないでしょうか。

東大阪版が発刊されることになったそうで、上方銀花も
お店紹介コーナーにて、ちょこっと掲載して頂けるようです。
本日、取材の方々がご来廊くださり、上方銀花らしいホンモノの
作品を撮影してくださいました。

東大阪といいますと、町工場のイメージが強いのでしょうか。
人工衛星「まいど1号」の打ち上げるなど、その高い技術は
世界シェアを持つ企業もあるほどです。
また、ラグビーの聖地・花園ラグビー場があることから、
「ラグビーのまち」としても親しまれています。
大阪市、堺市に次いで大阪府下3位の人口を誇る東大阪市。
布施市と河内市、枚岡市が合併されてうまれた広い市内には、
みどころが沢山。
花園ラグビー場前には市民美術センターがありますし、
司馬遼太郎記念館や、樟蔭女子大学内の田辺聖子記念館に
樟徳館、大阪商業大学の商業史博物館、
須田剋太先生や島岡達三先生の作品を多く所蔵される空間が
贅沢な喫茶「美術館」、グリコのおまけの作家として活躍した
宮本順三さんの記念館「ZUNZO」など…
なかなかに、文化の香り高い町なのですよ。

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