2012年6月
2012年6月29日 (金)
2012年6月28日 (木)
2012年6月26日 (火)
2012年6月25日 (月)
別染めの長襦袢
先日、当ブログにてご紹介させて頂きました特別な長襦袢。
お色見本の中からお好みのお色をお選び頂き、京都の職人が
白生地から染めて参ります。
早速にお衣装凝りのお客様にオーダー頂き、染め上がって
きたお襦袢の一部をご紹介致します。
香櫨染、鳥の子色、桜鼠。
それぞれに、なんともいいお色になりました。
地紋の菊唐草の意匠が、美しく浮かび上がっています。
これからお仕立てさせて頂くところですが、とてもしっかりとした
お生地で、どれもお単衣のお仕立てでご注文頂きました。
品のいいお襦袢が出来そうで楽しみです。
別染めの長襦袢は、引き続きご注文を承っております。
5月28日ブログ 長襦袢 白生地入荷しました
2012年6月23日 (土)
清水久美子 帽子展
清水久美子先生の帽子展には、カチューシャやバッグなども
ご出品頂いております。
ミッキーマウスの耳のような飾りの付いたカチューシャや、
大ぶりのリボンにお花のモチーフが付いたカチューシャ、
小さなリボンが並んだものなど、デザインのかわいらしさは
話題を集めそうです。
麻素材が上手く用いられて柔らかいので、長時間ご使用頂い
ても痛くなりにくいのが嬉しいですね。
白いお花のモチーフが沢山付けれてたバッグは、お帽子と
同じ麻素材で軽やかです。
持ち手に並べられた赤いビーズも、バッグの愛らしさをより
際立させています。
清水久美子 帽子展は、2号店ギャラリーに会場を移っており
ます。
25日(月)までの展示です。
色々と被り比べて愉しんで頂きたいと存じます。
2012年6月22日 (金)
清水久美子 帽子展
おリボンやレースなど、細かな部分までかわいさが詰まった
清水先生のお帽子。
ワンピースやおめかしした装いにはもちろん、ジーンズなどの
さりげないカジュアルな装いにもぴったり似合います。
いつもご愛用くださっているお客様からは、清水先生の帽子を
被っていると写真映りがとても良いだとか、風がお帽子の中を
すーっと通っていくようで涼しいだとか、嬉しいお話をお聞き
します。
折りたためるレースのお帽子を、楽しみになさっているご旅行の
お共にと、お求め下さったお客様もおられます。
被り慣れないと照れくさいかもしれませんが、被り心地のよい
お帽子は、日差しを避けてくれるだけではなくオシャレ度を
アップさせてくれる心強いアイテムなのです。
2012年6月21日 (木)
2012年6月19日 (火)
清水久美子 帽子展
籐の一種であるバオや、桧など、天然の素材を用いた
清水久美子先生のお帽子。
まるで彫刻作品をみるかのように、立体的に美しく作られた
お帽子は、その作品を愛する人が被ってくださることによって
完成します。
編みがしっかりしていて、天然素材ならではのマットな光沢が
高級感があってエレガント。
大人っぽい上品さとかわいらしさが感じられます。
それでいて、どこかスポーティー。
天然の材料は年々入手が困難になってきていると伺っており
ましたが、いよいよ今後作り続けられる作品にも限りが出てくる
ほどになってしまったようです。
弾力があって通気性が良く、かぶりやすいので、毎回違った
デザインでお求めくださるお客様もおられるほどです。
軽くて涼しいお帽子を、夏のオシャレにぜひ取り入れていただき
たいと思います。
2012年6月15日 (金)
2012年6月14日 (木)
2012年6月12日 (火)
誉田屋源兵衛 浴衣展
板締め絞りの浴衣も、誉田屋さんにかかるとひと味違った
浴衣になりました。
江戸時代に多く染められた板締め絞りの技法は、屏風状に
折り畳んだ生地を木版に挟んで防染します。
残された白地と、染められた部分とのコントラストが美しく、
手仕事により全ての工程が行われます。
色のにじみ具合などが染める時によって微妙に変化して、
偶然に生み出される連続文様が、大胆でモダンな印象を
与えてます。
染色に用いられているのは「弁柄」。
国内にただ一軒残る弁柄染めの工房にて、美しく染色
されています。
ラスコーの壁画やアルタミラの壁画にも残されている最古の
顔料は、防虫や防腐の効果があり、古くから建築などに
用いられてきました。
インドのベンガル地方から伝えられたことから「ベンガラ」と
呼ばれるようになったのだとか。
日光にも強く退色が少ないことから、土からとれる天然の
素材として見直されています。
「誉田屋源兵衛 浴衣展」は、好評につき、今回会期を延長
してご紹介させて頂くこととなりました。
6月19日(火)まで展示しております。
どうぞご高覧くださいませ。
2012年6月10日 (日)
2012年6月 8日 (金)
映画「道~白磁の人~」
明日、6月9日公開の映画をご紹介致します。
高橋伴明監督の「道~白磁の人~」は、日韓双方の教科書に
載る実在の日本人、浅川巧氏を描いた物語です。
昨年には、大阪東洋陶磁美術館にて浅川巧氏の生誕120年を
記念した特別展、「浅川伯教・巧兄弟の心と眼 ―朝鮮時代の
美―」が開催されました。
それまで見向きもされなかった朝鮮時代の陶磁器や工芸品が、
1920年以降、一躍注目を浴びました。
そのきっかけとなった人物が、浅川伯教・巧兄弟であり、現地で
生活し、現地の人々と親交しながら、朝鮮の陶磁器や木工芸を
深く愛し研究を重ねて、その優れた芸術性を紹介しました。
日本で大きなムーブメントとなった民藝運動の父・柳宗悦らに
多大なる影響を与え、哲学者の安倍能成は浅川巧氏の死を
「人類の損失」と記したそうです。
没後80年になる今年、民族の壁を越えて生きた浅川巧氏の
韓国人青年との友情を描く作品です。
梅田ブルク7、T・ジョイ京都 他で公開です。
誉田屋源兵衛 浴衣展
誉田屋源兵衛・浴衣展には、男性にお召し頂きたい浴衣も
展示しています。
数年前、男のキモノのファッションショーも話題を集め、
NHK BSプレミアムで放送された「たけし アート☆ビート」
では、ビートたけし氏のために作られた着物と帯が非常に
格好良く、男のキモノに対する可能性をぐんと広くして
くださいました。
嬉しいことに、山口源兵衛氏の伝統を守りながらも常に挑み
続ける姿勢、豪快であり細やかな高い美意識に憧れて、
男性のお客様にも、お着物にチャレンジしてみたいと感じて
くださった方がおられました。
次の世代にもしっかりと伝えていきたい大切な文化ですが、
機能性ばかりを追い求める風潮の中にあって、男性の着物
離れが進んでいることも事実です。
生活のリズムに少しのゆとりを持って、男性が着物の良さを
改めて感じてくれるきっかけになれば幸いです。
2012年6月 7日 (木)
2012年6月 5日 (火)
2012年6月 4日 (月)
2012年6月 2日 (土)
季節の花の香り
牡丹に似た大輪の花が美しい芍薬。
益子の宮嶋正之先生の花器に活けました。
牡丹の花が「花の王」と呼ばれるのに対し、芍薬はその華やかで
堂々とした姿から、「花の宰相」と呼ばれます。
漢方薬としても重用される芍薬は、昔から美女の例えとして
「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」といわれるほど。
まるで、凛としていながら、しなやかで優美な姿を想像させるようで、
女性としては憧れますね。
その花は、たおやかな香りで、爽やかな香りのワインを芍薬の
ような香りと表現するそうです。
葉っぱに隠れるように咲いた、鈴のような形の白くて小さなお花。
韓国の陶芸家チョンさんの器に活けた、スズランの可憐さには
心がときめきます。
香水のような芳しい香りで、「君影草」「谷間の姫百合」と称される
ことも。
フランスでは古くから花嫁さんにスズランの花を贈る風習があり、
とくに5月1日は「ミュゲー(スズラン)の祭日」として、この日に
スズランの花束を贈られると幸福が訪れるといわれ愛されて
います。
日本ではドイツスズランを目にすることが多いのですが、
北海道では今頃に季節、かわいい花が目を楽しませてくれます。
2012年6月 1日 (金)
「るるぶ」東大阪市の取材
JTBパブリッシング刊の、旅の情報誌「るるぶ」。
北海道から九州まで日本全国を地域ごとにまとめた、「見る、
遊ぶ、食べる、寛ぐ」のスポットの情報が盛り込まれたガイド
ブックです。
楽しいご旅行のお共に、お手にされたことのある方も多いの
ではないでしょうか。
東大阪版が発刊されることになったそうで、上方銀花も
お店紹介コーナーにて、ちょこっと掲載して頂けるようです。
本日、取材の方々がご来廊くださり、上方銀花らしいホンモノの
作品を撮影してくださいました。
東大阪といいますと、町工場のイメージが強いのでしょうか。
人工衛星「まいど1号」の打ち上げるなど、その高い技術は
世界シェアを持つ企業もあるほどです。
また、ラグビーの聖地・花園ラグビー場があることから、
「ラグビーのまち」としても親しまれています。
大阪市、堺市に次いで大阪府下3位の人口を誇る東大阪市。
布施市と河内市、枚岡市が合併されてうまれた広い市内には、
みどころが沢山。
花園ラグビー場前には市民美術センターがありますし、
司馬遼太郎記念館や、樟蔭女子大学内の田辺聖子記念館に
樟徳館、大阪商業大学の商業史博物館、
須田剋太先生や島岡達三先生の作品を多く所蔵される空間が
贅沢な喫茶「美術館」、グリコのおまけの作家として活躍した
宮本順三さんの記念館「ZUNZO」など…
なかなかに、文化の香り高い町なのですよ。
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