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2012年5月18日 (金)

工芸の七人

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陶芸を学びはじめて間もない頃に、瀬戸の美術館で光悦の
楽茶碗に出逢い、足がすくむような大きな感動に揺り動かされた
という中村康平先生。
以来、ひたすら実物に近づくため写しに徹し、その作品は
光悦や長次郎写しという概念を超越して、独自の世界へと
誘ってくれます。
高い評価を得た作品は、NYのメトロポリタンミュージアムや
京都国立近代美術館、東京国立近代美術館などに所蔵されて
います。
父・中村梅山氏は、「茶陶の名匠」と謳われた昭和を代表する
金沢の陶芸家。
その美意識は、康平氏に確かに受け継がれています。

現在、金沢21世紀美術館にて開催中の「工芸未来派」展では、
中村先生による土を用いた前衛的な作品も展示されております。
(8月31日まで開催)

【中村康平】
1948 金沢市に生まれる
1973 多摩美術大学彫刻科卒
1989 八木一夫賞グランプリ受賞
1990 日本の陶芸【今】100選展(エトワール美術館 パリ)
1992 国際現代陶芸展(中華民国国立歴史博物館)
1993 ガース・クラークギャラリーと契約(ニューヨーク)
1999 国際現代陶芸展(メトロポリタンミュージアム ニューヨーク)
    日本現代陶芸展―前衛の動向(オランダ)
2009 妻有トリエンナーレ

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