工芸の七人
我が国には、6000種もの木が自生しているそうです。
北陸山中で、木を轆轤で挽いて成形する木地師として代々
家業を守っておられる、佐竹康宏先生。
欅や栗など20種余りの材を用い、木の特性を生かした作品には、
木地師としての氏の誇りが感じます。
それぞれに味わいのある美しい木目を引き立たせるため、
拭き漆を施した作品が中心です。
確かな業で挽かれた天然木の木地の正統派でありながら気取ら
ないの作品には、漆器だけが持つあたたかさがあって、
木の良さを楽しめそうです。
【佐竹康宏】
1952 石川県山中町生まれ
1970 父・佐竹常良に師事
1994 日本民藝館展入選
札幌芸術の森クラフト展入選
1995 第24回山中木地新作発表会 永久保存作品認定
(以後 2回認定)
1996 中日現代漆芸文化交流展
世界の漆展
国際漆デザイン展’96石川
1998 日本民藝展入選
1999 ’99金沢わん・One大賞招待出展
2004 工房千樹設立
東京藝術大学非常勤講師
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