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2012年5月

2012年5月31日 (木)

Sind 原口良子 春夏の衣展

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一枚バッグの中に入っていると、重宝するショール。
シンドさんの展覧会にも、質感の異なるショールが届いて
おります。

首もとにきゅっと巻かれるだけで、同じ装いでも良いスパイスに
なってお洒落度がぐんとアップします。
大判の透け感のあるものは、身体に纏っていただくと非常に
エレガントに。
天女の羽衣のように軽やかで、お洋服だけではなく、おきもの
にもお使い頂けます。
初夏の日差しや冷房除けにはもちろん、お洒落のアイテムと
して取り入れていただきたいショールです。

アースカラーの落ち着いたお色や、ぱっと目をひく鮮やかで
華やかなお色。
お顔映りをご覧頂きながら、ぜひお似合いになる一枚を
お選びくださいませ。
「Sind 原口良子 春夏の衣」展は、6月3日(日)までの開催です。

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2012年5月29日 (火)

Sind 原口良子 春夏の衣展

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原口良子さんのお洋服、お陰様で連日お客様方に好評
頂いております。
原口さんの【Sind】のお洋服は、グリーンの使い方が
非常に印象的。
インドの生地に、柿渋など日本の伝統的な染めを重ねて
様々なグリーンを表現なさっています。

“みどり”という言葉が使われるようになったのは平安の頃だ
そうですが、“瑞々しさ”を意味する言葉だったそうです。
グリーンは新緑の美しいこの季節に、なんだか心惹かれる
色。
グリーンにも様々な色調がありますが、フレッシュであり
落ち着いたイメージの、大人のグリーンが揃っています。

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2012年5月28日 (月)

長襦袢 白生地入荷しました

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ステキな長襦袢地が入荷しております。
おきもの通の方がよくお好みになる、菊唐草の地紋の
白生地。
不老長寿の象徴である菊の花と、子孫繁栄の意味がある
唐草による優雅で繊細な文様は、上皇の装束の文様と
して取り入れられてきた有職の文様です。
現代でも、高貴なかわいらしさを感じさせます。

はんなりと品の良いお色が揃って、眺めるだけでも楽しい
色見本帳をご用意しておりますので、お好みのお色に
合わせて、京都の職人が刷毛で手染め致します。
生地がしっかりとしていますので、単衣のお襦袢にお仕立て
なさるのがオススメです。

早速に、色見本帳から思い思いのお色を選んでくださった
お客様方より、別染めのご注文を承っております。
染め上がりが楽しみです。

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2012年5月26日 (土)

Sind 原口良子 春夏の衣展

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Sind 原口良子さんの展覧会には、本日も新たな作品が
入荷しております。

インドの職人さんによる手仕事の、繊細で丁寧なピンタック。
コートやジャケット、トップス、またパンツにも。
様々なアイテムに取り入れられております。
さらっとして着心地の良い生地は、軽くてしわになりにくい
ことがお客様方に、好評頂いております。
お召しいただいていて楽なお洋服は、旅先でも重宝です。

インドの手紡ぎ、手織りの生地を使用しながら、原口さんの
お洋服は日本の大人の女性に似合う仕立てで、エスニック
過ぎず着やすいのです。
日本の伝統の染色を重ねた微妙な奥深い色からは、
自然の美しさを感じるようです。

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2012年5月25日 (金)

Sind 原口良子 春夏の衣展

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シンドさんの展覧会初日の今日は、インドへお仕事で行かれて
いる原口良子先生に代わって、スタッフの方がご来店くださって
おりました。
お陰様で沢山のお客様におでかけいただき、賑やかな初日を
迎え、大変有難く存じます。

DMに使用しましたお洋服。
実物は、段染めに柿渋染めをかさねたお色が、こっくりと深みが
あってステキです。
シルクの生地も、太糸が織り込まれているのもポイントになって
縫製も丁寧にされています。
ポケットも便利で、太めのベルトがついた後ろ姿もかわいい。
シガレットパンツやレギンスと合わせてチュニックに、
さらっとワンピースにと、楽しく着まわして頂きたい一着です。

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2012年5月24日 (木)

Sind 原口良子 春夏の衣展

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明日よりギャラリーで開催いたします、原口良子さんの【Sind】の
お洋服が届きました。
今回も趣向を凝らせた面白い生地が楽しいお洋服を、様々
お送りくださっています。

明日は東京より、Sindスタッフの方がご在廊くださいますので、
コーディネートの楽しみ方や、生地のお話、仕立てのお話など
色々と伺って頂きたく存じます。

これからの季節にさらっと心地よいお洋服や、エレガントであって
冷房よけにも便利なショールなど、ぜひお気軽にお試しください
ませ。
皆様のご来店を、心よりお待ちしております。

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2012年5月21日 (月)

オートジュエラーアキオモリ べっ甲のイヤリング

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みなさん今朝は、金環日食をご覧になられましたか?
関西では実に282年ぶりとなったそうですが、太陽と月が
生み出すリングには神秘的な美しさがありましたね。

本日は、お客様のオーダー品の美しい作品をご紹介致します。

以前にお求め頂いたお揃いの蔦のデザインのリングにあわせて
新たにオーダー頂いておりました、森暁雄先生のイヤリングが
出来上がって参りました。
すらっとしたスタイルの良いお客様にお似合いになりますように、
縦長で少しおおぶりのイヤリングです。
こっくりとしたべっ甲に、艶のある大小のパール、金蒔絵を
施して、うっとりするような美しい出来上がりに、お客様も
大変お喜びくださいました。
創作活動45周年を迎えられた森先生の、一層のご活躍を
期待しております。


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2012年5月20日 (日)

幸せのバラ

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お客様に、美しいバラを頂戴しました。
バラの花を眺めていると、なんとも幸福な気持ちになります。

淡いピンク色が上品なオールドローズは、お客様のご自宅で
花開いたもの。
韓国のアーティスト チェさん作の、真っ白い肌に藍色の
ラインがモダンなすっきりとした器に、お客様ご自身が活けて
くださいました。
優雅で豊かな香りが、より幸せな気持ちを深くさせてくれます。
数えきれない種類があるというオールドローズですが、
お花が日保ちしないため、お花屋さんではあまり並ぶことが
ないそうです。
その儚さにも、魅力を感じます。

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上島あい子さんのガラスの花器には、青いバラを。
試行錯誤を重ねても、青いバラを誕生させることが容易で
なかったことから、その花言葉は「不可能」「ありえない」
というものでした。
長い研究の末に、不可能を可能へと実現させた青いバラ。
その後「神の祝福」「奇跡」「夢かなう」へと、花言葉も
変わっていきました。

数えきれないほどの種類があるというバラですが、いつの
時代も女性の心を魅了する、美しい花ですね。

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2012年5月19日 (土)

工芸の七人

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開催中の「工芸の七人」展のお世話を頂いた、熊野淸貴先生。
篆刻講座も好評頂きましたが、今日も在廊中に注文品の落款を
彫ってくださいました。
父の日のいい贈り物になりました。

大阪芸術大学の教授である熊野先生は、木漆の仕事を中心に
ご出品くださっています。
朝鮮王朝時代の木漆の仕事に魅せられた熊野先生は、
朝鮮朝家具の写しなどの作品を制作、韓国の工芸界とも
深く交流され独自の研究を進めておられます。
細部にまでこだわった家具や、朱漆の色が美しい作品に
加えて、今展では愛らしいキツネを描いた滋賀のアトリエ付近の
風景のガラス絵もご出品されています。
ガラス絵の装丁は、韓国の箱の作家によるものです。

「工芸の七人」展は、21日(月)まで開催しております。

【熊野淸貴】
1951 兵庫県生まれ
1973 大阪芸術大学芸術学部デザイン科卒業
1974 川島織物美術工芸緞帳制作で橋本吉文氏に指導を受ける
1983 韓国弘益大学教授・木工芸作家 朴炯哲先生と出会い
    木工芸を始める
2003・2005 大韓民国清州市国際工芸ビエンナーレ招待作家展
    ASIA地域コミッショナー
2004 李宗碩著「韓国の木工芸」日本語監修訳・出版(学校法人
    塚本学院出版助成)
現在 大阪芸術大学教養課程教授

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2012年5月18日 (金)

工芸の七人

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陶芸を学びはじめて間もない頃に、瀬戸の美術館で光悦の
楽茶碗に出逢い、足がすくむような大きな感動に揺り動かされた
という中村康平先生。
以来、ひたすら実物に近づくため写しに徹し、その作品は
光悦や長次郎写しという概念を超越して、独自の世界へと
誘ってくれます。
高い評価を得た作品は、NYのメトロポリタンミュージアムや
京都国立近代美術館、東京国立近代美術館などに所蔵されて
います。
父・中村梅山氏は、「茶陶の名匠」と謳われた昭和を代表する
金沢の陶芸家。
その美意識は、康平氏に確かに受け継がれています。

現在、金沢21世紀美術館にて開催中の「工芸未来派」展では、
中村先生による土を用いた前衛的な作品も展示されております。
(8月31日まで開催)

【中村康平】
1948 金沢市に生まれる
1973 多摩美術大学彫刻科卒
1989 八木一夫賞グランプリ受賞
1990 日本の陶芸【今】100選展(エトワール美術館 パリ)
1992 国際現代陶芸展(中華民国国立歴史博物館)
1993 ガース・クラークギャラリーと契約(ニューヨーク)
1999 国際現代陶芸展(メトロポリタンミュージアム ニューヨーク)
    日本現代陶芸展―前衛の動向(オランダ)
2009 妻有トリエンナーレ

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2012年5月17日 (木)

工芸の七人

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我が国には、6000種もの木が自生しているそうです。
北陸山中で、木を轆轤で挽いて成形する木地師として代々
家業を守っておられる、佐竹康宏先生。
欅や栗など20種余りの材を用い、木の特性を生かした作品には、
木地師としての氏の誇りが感じます。
それぞれに味わいのある美しい木目を引き立たせるため、
拭き漆を施した作品が中心です。

確かな業で挽かれた天然木の木地の正統派でありながら気取ら
ないの作品には、漆器だけが持つあたたかさがあって、
木の良さを楽しめそうです。

【佐竹康宏】
1952 石川県山中町生まれ
1970 父・佐竹常良に師事
1994 日本民藝館展入選
    札幌芸術の森クラフト展入選
1995 第24回山中木地新作発表会 永久保存作品認定
    (以後 2回認定)
1996 中日現代漆芸文化交流展
    世界の漆展
    国際漆デザイン展’96石川
1998 日本民藝展入選
1999 ’99金沢わん・One大賞招待出展
2004 工房千樹設立
東京藝術大学非常勤講師

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2012年5月15日 (火)

工芸の七人

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瀬戸で祖父の代より、型を使った鋳込みの器を家業としてこられた
長江重和先生。
石膏の型に液状の土を流し込んで成形する、鋳込みの技法の
中で自らの作風を探り、繊細でセンスを感じる表現が生み出され
ました。
手びねりやロクロとは異なった、モダンな魅力があります。

清々しい「そらあいの器」は、水面からぽっかり山が顔を出して
いるかのよう。
空の色のようで、水の色のような淡いブルーに、美しく澄み渡った
空気感を感じさせます。
「分割するかたち」シリーズのコーヒーカップは、白い艶のある
筒状のカップに、小石のような取っ手がつけられています。
金彩、銀彩を施したデコボコの面とのコントラストもモダンです。
テーブルに並べると、楽しい話題を集めそうな作品たち。
一見不安定に見えるようなカップでも、安定がよく、良く考え
られています。

また、独自の世界を探求しておられるオブジェの作品では、
国際的に高い評価を得ておられます。
心地よい緊張感を感じる、凛とした表情があります。

【長江重和】
1953 愛知県瀬戸市生まれ
1972 愛知県立瀬戸窯業高校窯業専攻科修了
1979 中日国際陶芸展大賞(同 ’86)
1992 朝日陶芸展グランプリ
1996 磁器の表現1990年代の展開(東京国立近代美術館工芸館)
1997 日本陶芸展大賞・桂宮賜杯
1998 スイス・ニヨン国際陶器展大賞
2001 現代陶芸の諸相-やきものの手法とかたち-(茨城県立美術館)
2002~国際陶芸アカデミー会員
2004 愛知県芸術文化選奨文化賞
2006 現代日本の陶芸(ニューヨーク)
    現代クレイワーク(パリ)
 
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2012年5月14日 (月)

工芸の七人

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世界的に活躍されている繊維造形作家・城﨑英明先生の作品。

染めのパネルは、糊で布地にデカルコマニーをした後に染織
なさいます。
糊の上から染料を浸透させることで奥深いディテールが生み
出されます。
糊の厚さによって染料の浸透具合が変わるという城﨑先生の
オリジナルの技法で、画面には幻想的で神秘的な雰囲気が
漂っています。

デカルコマニーというと、子供のころに絵具を使って遊んだ
ことを思い出します。
絵具を塗った紙を折ってまた開くと、両面に不思議な文様が
生まれ、色の混じり具合を楽しんだり、動物のような形が
出来上がったりと、その偶然の中に無意識の美しさがあるのです。

また、手織りのジュート布をカシューで固めたオブジェは、
アジア各国に見られる高床の住居を象っていて、どこか素朴で
ノスタルジックに感じれらます。

【城﨑英明】
1958 京都生まれ
2006 雲南国際工芸展 雲南省博物館 招待 中国
2007 第5回 清州ビエンナーレ 招待 韓国
2008 「現代の布と文化」 サンスベリービジュアルアートセンター
    選抜 ロンドン
2010 「素材からアートへ」 釜山市立美術館 選抜 韓国
2011 「バイトサイズ」テキスタイルミニアチュール展
    選抜 ロンドン
現在 金沢美術工芸大学教授

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2012年5月12日 (土)

工芸の七人

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清水焼「たきぐち」三代目の滝口和男先生。
オブジェや茶道具、食の器まで、滝口先生の手からひねられる
作品には夢があふれています。

愛らし色絵を施した作品や、色彩を抑えた作品、それぞれが
やわらかいフォルムで絵本のようにストーリーを思い描かせて
くれます。
鳥やリスなどの動物に、飛行機や建物、お花や富士山…。
滝口先生の作品の世界の主人公たちは、見る人を微笑ませて
くれるや楽しさがあります。
作品のタイトルにも、先生の遊び心を感じます。

【滝口和男】
1953 京都市五条坂に生まれる
1974 同志社大学経済学部中退
1978 京都市立芸術大学美術学部中退
1992 ロイヤルカレッジオブアート修了(英国)
1985 日本陶芸展(外務大臣賞)
1986 京都府工芸美術作家協会展(京都府知事賞)
1989 日本陶芸展(秩父宮賜杯グランプリ)
1990 MOA美術館岡田茂吉賞展(優秀賞)
1991 五島記念東急文化賞(美術新人賞)
    日本陶磁協会(協会賞)
1996 京都府文化賞奨励賞受賞
    日仏文化美術展(パリ)


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2012年5月11日 (金)

工芸の七人

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2号店ギャラリーにて、「工芸の七人」展を開催中です。

岡山備前の隠崎隆一先生。

大阪芸大卒業後、グラフィックデザイナーを経て作陶の道へと
進まれ、備前焼の人間国宝・伊勢崎淳氏らに師事されました。
その奇抜で独創的な造形が話題を集め、素材と独自表現を
追求した作風は、備前焼の新たな在り方を示す作家として
高く評価されています。
花器や香炉など、大胆で現代感覚あふれる作品を展示して
おります。

【隠崎隆一】
1951 長崎県五島市生まれ
1973 大阪芸術大学卒業
1988・92 現代茶の湯の造形展大賞(田部美術館)
1990 日本工芸会正会員
1995 MOA岡田茂吉賞優秀賞
1996 日本陶磁器協会賞
2006 Japanese Contemporary Clay展(ニューヨーク)
    ボストン美術館客員作家講演

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2012年5月10日 (木)

本日より通常営業しております

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緑を渡る風にも、初夏の訪れを感じるようになりました。

いつも上方銀花をお引き立てくださいまして、誠に有難う
ございます。

本日より、上方銀花は通常営業をしております。

2号店ギャラリーでは、明日より早速に企画展を開催致します。
「THE MAGNIFICENT SEVEN  七人の工芸」と銘打って、
現代の工芸界をリードする7名の作家による展覧会となります。

上方銀花では初めて作品をご紹介させて頂く作家さんもおられ、
それぞれに技法や質感の異なった作品たちが其々上手く
調和して、盛り沢山の楽しい空間になっています。

ぜひご高覧くださいませ。

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